09/09/21 21:07:52 m4daWMCW0
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◇西武・涌井、尻上がりに調子上げ１５勝目
勝ち星争いで日本ハム・ダルビッシュ、ソフトバンク・杉内が１５勝目を挙げた後、予想外の足踏み。
白星一つ差で追っていた西武・涌井がしっかり追いついた。それも今季１０度目の完投でつかんだ白星で、
試合後は「先発投手は最後まで投げて、みんなとハイタッチをするのが気持ちいいもの。それをみんな目指している」と
口も滑らかだった。
尻上がりに調子を上げた。それを印象付けたのが七回の投球。１死二塁のピンチで打席には二岡を迎えた。
この日、すでに二岡に２安打を許している。しかし涌井は変に力むことなく、淡々と投げ込んだ。
直球、カットボールでカウント２－１と追い込み、最後はフォークボールで空振り三振。続く坪井からも空振り三振を
奪ってピンチを切り抜けた。
実は、三回に３失点したことが良薬となっていた。普段の中６日でなく中５日での登板だったせいか、
より慎重になり、厳しいコースを狙いすぎてボール球が多くなった。その証拠に制球力のある涌井にしては
珍しく三回の失点には２四球が絡んでいた。それに気付いた涌井は開き直り、投球のテンポも少し早めて投げるよう工夫。
すると腕が振れるようになったのだろう。直球が走り出し、フォークボールの落差も大きくなった。
「追い込まれるとフォークボールもあるし、直球も速い。つかみどころがなかった」と日本ハム・梨田監督。
相手監督をもうならせる投球で、エースが渡辺監督と笑顔でハイタッチを交わした。