09/10/09 17:10:04 APMAHyqN0
>>897
頑張れ プロ野球の抜粋と文章が違う。
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先日、楽天の中谷仁捕手と電話で話をした。彼が阪神に入団したとき、
ちょうど担当だったことで、何かにつけ気にする存在だった。不慮のアクシデントで目をケガした際、
何とか治る方法がないか、手を尽くしたこともあった。結局、何の力にもなってやれなかったのだが…。
昔話はともかく、彼が今楽天で戦力になっているのがうれしくて、一言「頑張っているやん」と言いたくなった。
それでこの前、楽天担当を通じて話をする機会を得た。
携帯越しに聞こえてくる仁（当時はそう呼んでいた）の声は、ほんと元気そうだった。
弾けんばかり、というか、生き生きしていた。「交流戦の阪神戦で能見から打ったホームランがすべてでした」と彼は言った。
古巣・甲子園で放った１本のホームラン。そこから守備機会が与えられ、野村監督の目に止まった。
彼も今年で３０歳だから、苦節１２年か。阪神から楽天に移籍したが、
そこでも長い間芽が出なかった。ところが今は、クライマックスシリーズ進出を果たしたチームの正捕手である。
野村監督から「日本一のへボバッター」なんて言われているが、それでも３本のホームランを放っている。
「打率２割に乗せたいよな」と言うと「ほんとですね」と笑っていた。そしてこうとも。
「絶対に阪神にはクライマックスシリーズを勝って日本シリーズまで出てきてほしい。阪神とやりたいんです」。
楽天ｖｓ阪神の日本シリーズか。ミラクルにミラクルが重なってもどうか、
とは思うが、夢は持っていた方がいい。彼の声を聞き、何だかこっちも力がみなぎってきたような感じがした。