10/04/10 15:10:34 OH4T/OXa0
「第二の入社式」~ようこそ、ドイラバへ~②
彼女が1人になったところを見て、私はパチンと指で合図を打ち鳴らした。
彼女が振り返ると同時に私は親指をクイッと応接室に向け、打ち合わせを催促し、彼女も快くこれに応じた。
私「突然呼び出してすまない。時間が押しているので単刀直入に申し上げよう。
私はドイ・ラバーズ東京本部の〇〇(実名)だ(名刺を差し出す)。
“ドイラバ”は君も知っているところだろう?」
女「え・・、も、勿論です!あ、わ、私の名前は・・」
私「君については既にリサーチ済みだ。名乗ることはない。さて、〇〇君。
早速だが、君を呼び出したのは他でもない、私達と一緒に仕事をして欲しい。」
女「ええ!?ドイ・ラバーズと言ったらあの有名な・・何故私なのですか・・」
私「君の素質を買ったからだ。通常、ドイラバへの入会は厳しい入会試験を突破しなければならない。
しかし、私はドイラバヘッドハンテイング責任者の資格を有しており、一次審査を独断で行うことが出来、
尚且つ入会まで漕ぎ着けることも可能だ。ま、それはさておき、ここに入会書類一式がある。
一週間の期限を君に与える。それまでにご両親とよく相談して決断して欲しい。
しかし、一点だけ守秘義務がある。それは私についての全てだ。分かったかね?」
女「(興奮と歓喜のあまり茫然自失の状態に)・・・・分かりました。
しかし私如きが天下のドイラバなんて・・自信がありません涙)」
私「君は私が責任を持って育てる。誰だって最初は自信がないよ。
逆に最初から尊大な事を言う奴はホラ吹きだ(笑)
君の今の健気なリアクションを見て、益々上層部に推したくなったよ」
女「そんな・・いや、本当に有難う御座います。必ずお返事致しますので少々お待ち下さい。」