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【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 女性記者の受難
2009.8.22 03:48
ソウル駐在の日本人記者にも近年、女性記者が増えている。2000年代に入ってから産経新聞を筆頭に女性記者を派遣するようになり、
一時は4人いたが、現在は産経とNHKの2人になっている。昔から何かと騒がしい朝鮮半島だけに、ソウル勤務は“戦場”並みに危険視されていて
もっぱら男性記者だけが派遣されていた。しかし経済発展や韓流イメージなどもあってソウル勤務も安全となり、女性記者OKとなったようだ。
韓国では伝統的に日本女性の評価が高い。やさしくて、愛嬌(あいきょう)があって、親切…というわけだ。「男によく尽くす」などという評価もあるから、
日本統治時代の古い日本女性の印象だろうか。今でもテレビドラマや映画などに登場する日本女性は、もっぱらそんなイメージで、いつも「いい日本人」になっている。
だから日本の女性記者は韓国では何かと有利である。取材対象のほとんどは男性だから、彼らは日本の女性記者にはことのほか親切でよく協力してくれる。
ところがそこが曲者(くせもの)というか、落とし穴(?)がある。当局者であれ学者、研究者であれ、付き合いができ親しくなると「男」として迫ってくるのだ。
セクハラを越えて危機一髪というのもある。日本の女性記者には悩みのタネだ。もともと韓国男性の“押せ押せムード”は有名だが、
同じ女性記者でも欧米系にはやらないようだから、ここでも日本となると垣根意識がないのかな。やはりソウルは危機地域?(黒田勝弘)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)