10/06/02 11:13:44 6CvJyhD10
仁美(尾野真千子)が北海道に帰ったことで、奈緒(松雪泰子)は継美(怜南=芦田愛菜)と葉菜(田中裕子)とのつかの間の平穏な暮らしを取り戻していた。
そして奈緒は自分と継美の新しい戸籍を手に入れるため、葉菜と3人で伊豆に行くことになる。伊豆行きの前日、葉菜の留守中に葉菜の主治医・珠美(市川実和子)が奈緒を訪ねてくる。
珠美は奈緒に、葉菜が急性骨髄性白血病を患って2年前に抗がん剤治療を受けたことを話す。そして再発のリスクがあるにも関わらず、現在治療を拒んでいることも……。
驚く奈緒だが普段どおり明るく振る舞う葉菜にそのことを切り出せない。そして3人は伊豆に出発した。海岸で遊び、温泉につかる3人は、まるで本当の家族のようだった。
明朝に戸籍の代金を入金すれば、奈緒と継美の新しい人生が待っている――。しかしそのころ室蘭では仁美が刑事たちに札幌駅構内の監視カメラの映像を見せられていた。
そこに映っているのは奈緒と……継美だった。継美を「娘の怜南だ」と確認する仁美。そして刑事たちは奈緒の実家を訪ねてくる
籐子(高畑淳子)は内心動揺しながらも「娘とはずっと会っていない」と嘘をつく。
知らせを受けて鈴原家に駆けつけた駿輔(山本耕史)は「警察は誘拐事件として確信している」と断言する。もし奈緒が逮捕されれば二度と継美と暮らすことはできない。
ただし仁美が告訴しなければ誘拐罪は成立しない。駿輔は奈緒に電話をかけ「自分が室蘭に行き、仁美を説得するまでなんとか逃げ切れ」と言う。
奈緒は駿輔に希望を託し、逃げ切ることを決意する。だが、刑事たちはすでに伊豆に向かって動き出していた―。