10/05/23 13:20:35 7cjaCLTi0
繰り返す。
最大の論点は身代金は支払われたのか、支払われなかったのかだ。
俺は支払われなかったという説をとる。
理由は、もし、支払われた場合には、それを署長が新聞紙と交換する必要があり、
救出時に身代金が新聞紙と替わっていたら他の警官に気付かれてしまうからだ。
再度、現金と交換することはあの騒然とした現場では不可能であろう。
支払われなかったのだ。
腕を切り落とされたのは身代金が新聞紙だったことに犯人が逆上したからだ。
当初の計画にはなかったのだ。
この場合、母親が署長と組んでいた説と組んでいない説とが成り立つ。
署長と組んでいた場合には、身代金が支払われなかった場合には署長は誘拐犯を撃ち殺すことは決まっていたとなる。
署長と組んでいなかった場合には、署長が誘拐犯を撃ち殺したのは偶然であり、
署長が偶然、誘拐犯を撃ち殺さなければ、誘拐犯は母親との共謀と自供し、母親もあの誘拐事件の時点で逮捕されていたことになる。
なお、息子は母親から誘拐のことは聞かされていたとも取れるし、聞かされてなくても犯人のてぬぐいと母親のてぬぐいとが同じ事から察していたのだ。
では、組んでいなかった場合、署長と母親とはいつできたのか。
事件後にできてしまったのであろう。
では、あの豪邸の金はどこから出たのか。
事件後に、手切れ金として母親が愛人からもらったか、
署長が建てたと考えるのが妥当だろう。
身代金は出さなかったが、事件後に、あらためて誘拐事件のときに身代金を出せなかった謝罪、
愛人との関係をしゃべらないことと引き換えに手切れ金として1億円なり、2億円なりを母親に渡したこともありえよう。
その後、署長と母親とは結婚したのだ。
署長も独身だし、地方公務員だ。そこそこ金はもっていたのだろう。