10/05/06 08:45:08 ba4JKEgN0
>>261
最後、希和子と薫=恵理菜が抱き合ったりしないのは、
「原作がそうだから」じゃないかな。
NHKだから色々な物に配慮して抱き合ったりしなかったというよりも、
NHKだから原作の筋から逸脱しないものを作った、ような気がする。
それにしても最終回を見て、希和子はやっぱりちょっとおかしい人に
なってたんだなと再認識した。
懲役中に薫への手紙をひたすら書いてるのは分かるけど、
それを「薫へ」と書いたまま、一度は秋山家に出しに行こうと
したところがすごい。「秋山恵理菜様へ」と書いて、今までの
経過をお知らせするというのでなく薫へってそのまま書いちゃう
あたり、彼女にとって攫った子供は今でも薫なんだね。
結局思いとどまったわけだけど。
そういう思考回路って、言ってみれば狂気だと思うんだが、
それくらいの狂気を宿さなければ、他人の、しかも
憎んだ女の子供を自分の子供と思い込んで育てることは
出来なかったんだなと思った。
逆に、恵理菜の実母は常人の感覚だったから、「憎い女が
育てた子供についつい当たってしまう」「自分の子供でないような
気がして素直にかわいがれない」みたいな状況だったのではないかと
最終回を見て考えた。