08/01/24 00:29:08 uHrPfjBy0
>>517
カルガリーを生で見たという人の文章の一部を紹介します。
1988年、月間スポーツアイより
伊藤みどり「プライド・オブ・ジャパン」 イナムラ・ヒロミ
カルガリー五輪で一番印象に残った演技は、どう考えても彼女だったと思います。
同じ日本人だからという身びいきからではなく多くの外国人もそう言ってくれます。
スケート関係の人間だけでなくごく普通の人までも。
ブタペストへ行く前、ドイツ・アルプスのいなかのバスの中でたまたま話した
地元の人が私を日本人だと知ると「あの小さな日本の少女はとても良かった」
と何度も言ってくれたことが印象に残っています。言葉も人種も国境も越えて
人を感動させることができる。それをみどりちゃんがやってくれたことに対して
とても感謝したい気持ちです。
サドルドームにいても、TVの前でも彼女の演技は見る人を圧倒しました。
「日本にだってこんな素晴しい選手がいるんだ」とほとんど日本人のいない
観客席で誇っていたものです。何故か私が周りの観客からおめでとうといわれ、
ありがとうと素直に言えるほどの雰囲気。
かけねなく純心にスケートを見る目で彼女は見つめられていたのだと思います。