プロトコルと真面目に検証するスレpart3at SKATE
プロトコルと真面目に検証するスレpart3 - 暇つぶし2ch7:氷上の名無しさん
07/12/17 13:52:39 yoA9trwB0
GPF高橋とランビのFSについて得点内容の考察をしてみた。

(1)セカンドジャンプの差

ジャンプについてぱっと見では、4Tと3A×2を決めた高橋の方が上のように思い勝ちだけれ
ども、基礎点だけを比べると、
ランビ:7.5+9.0+5.0+3.5+11.88+6.49+6.38+6.05=55.8
高橋 :4.00+9.00+7.50+11.33+6.05+1.43+5.50+8.03=52.84
となり、約3点ランビの方が上になる。
これは、ランビがセカンドトリプルを2つ入れてきたところに理由が求められる。

無論、ステップアウトや両手タッチダウンのあったランビに対し、マイナスの
なかった高橋の方がGOEの評価では上回る。ジャンプのGOE合計を合計すると、
ランビ:-2-2.8+1+0.6+0.8+0+0+1=-1.4
高橋 :0.2+0.2+1.6+0.4+1.6+0+0.4+0.8=5.2
となり、7.6点高橋が上になる。

両方を足すと、ランビ54.4点と高橋58.04点と3.64点高橋が上回る。ミスの内容、
高難度ジャンプの回数の差の割に開いた点差は小さく、その所以は繰り返しになる
が、「セカンドトリプル2つ」の効果といえる。

(2)スピンの差

一方スピンでは、合計でランビはBV11.3+GOE2.3=13.6に対し、高橋はBV10.8+GOE0.7=11.5
と、2.1点ランビが上回る。元々スピンに定評のあるランビと、ややスピンを苦手とする
高橋の差がこのように出たということころ。そして高橋が得意とするステップでもランビ
に0.4点上を行かれている。


(3)プログラムの差

名作の誉れ高いランビエールのポエタに対し、やや印象の薄い高橋のロミジュリ。
この差が5コンポーネンツの点の出方に表れている。
SS(両者とも7.95)とPE(ランビ7.80、高橋7.85)の2項目は拮抗しているのに対し、
TR(ランビ7.60、高橋7.40)とCH(ランビ7.95、高橋7.70)とIN(ランビ8.25、高橋7.80)
の3項目でははっきりランビが上回っている。その結果FSでのPCSで1.7点の差が生じている。
SPとFS合計の点差が0.16点しかなかったことを考えると、この差は勝敗の分かれ目になった
ともいえる。

ちなみに、SPのPCSでは高橋の方が上回っていた。端的に言って、SPもFSもプログラムの
印象度が強い方がPCSで上に行った感がある。


◆まとめ
ランビはジャンプで高橋に遅れを取り3.64点のビハインド。これは大きなミスが重なるも
セカンドトリプル2つで出血を最小限にとどめたといえる。そしてスピン・ステップで2.5点
とりもどし、プログラムの印象度が濃く表れたPCSで1.7点のアドバンテージを得て、逆転
に成功した。


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