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やる夫で学ぶ気象予報士 - 暇つぶし2ch200:ローカルルール変更議論中@VIP+
09/05/05 19:05:26.36 ulHYmmJy0
>>199
乙です
次回も楽しみにしています

201:ローカルルール変更議論中@VIP+
09/05/06 16:43:30.64 IFUFNun80
乙です。
質問させてください。

>>187で、

>こんな風に周りから気圧が下がっているところが気圧の谷で、
>みると分かるように、こうなると風が吹き込んでくる。
>すると、上昇流が生まれて、天気が悪くなりがちになるということだ。

と、ありますが、気圧の下がっているところに風が吹き込んでくると、
なぜわざわざ、そこの気圧の低さは保持されたまま上昇流が生まれる
のでしょうか?
低圧なところに風が吹き込んできた時点で、そこの気圧が周りと同化し
低圧部が無くなるほうが安定になると思うのですが。



202:1
09/05/06 21:43:43.86 roT8A/y50
>>200
乙の一言がなんかすごく嬉しくて
最近は時間を見つけて書いてます!
ありがとう。

>>201
その考えはみんなすることだと思います。
というか、その考えだと、全ての低気圧が存在できませんよね。

熱帯集束帯とかも低圧部ですが、
これも風が吹き込んで上昇流を作っています。(>>135あたりを読んでください)
低圧なところに風が吹き込んでおしまい、にはなりません。

これを考えるには、低圧部の存在がなぜ現れたのかを考えて見ましょう。
例えば、今例に挙げた熱帯集束帯では、太陽のエネルギーによって
低圧部が維持されるわけです。
風が吹き込んでも、状況は同じなので低圧部が維持されます。
(定常状態という言葉が分かるなら、それに近いと思います。
 というか、私はそう理解をしています)

今回例に挙げた低圧部(気圧の谷)は偏西風の波打ちで発生しています。
これは、もちろん風が吹き込むことで、温度差が解消されると
弱まっていくわけですが、すぐに消滅するものではありません。
なので、低圧部が保持され、上昇流が生まれるというわけです。

という説明でよろしいでしょうか。

ここでの説明だけでは、確かに分からないところだと思いますので
もし、納得がいかないと言う場合には言っていただければと。
私も勉強になりますので。

203:201
09/05/07 20:15:33.23 cT3SQ0yN0
>>202
丁寧な回答ありがとうございました。
定常状態というキーワードでイメージはつかめたような気がします。

あと、前線についてアホな質問かも知れませんが、寒気と暖気の境目というのは
例外なく前線なのでしょうか? だとすれば、 前線はたいがい開いた曲線であり、
途中で途切れてますが、その先の前線の無いところでは寒気と暖気の境目は無く、
混然と混ざり合った気団となってるのでしょうか?

204:1
09/05/08 17:26:58.37 kM99nzZG0
>>203
質問の前半は分かりましたが後半の部分が良く分からなかったので
お答えになっているのか分かりませんが

実際に見てもらったほうが早いと思ったので

地上速報天気図
URLリンク(imagepot.net)

850hPa面解析図
URLリンク(imagepot.net)

とりあえず、今日の天気図から持ってきて、補足を書いておきました。
これをみながら、でお願いします。

注目する低気圧は2つ
赤(千葉県付近)と紫(オホーツク海付近)です。
青は、台風から温帯低気圧に変わったやつですので、ココでは見ないことにします

で、地上天気図では分からないので、高層天気図を見てください。
温度、高度(気圧のこと)の線が両方入っていてなれないと見づらいですが
点線のほうだけ見るようにしてください、こちらが温度です。
温度は3度ごとに書いてあります。

赤く丸を打った所が、低気圧の中心付近です。
ちょうど、左右で温度が違うのが分かります。
12~15度くらいのところで温度差の違う気団がぶつかっていて
温帯低気圧付近で温度の違う気団のぶつかりがみられます。
しかし、前線は解析されていません。
これは、等温線が詰まっていないからです。(他にも風の話とかありますが、ここではとりあえずおいときます)

一方、北にある発達した低気圧では前線が解析されています。
深緑で囲った部分を見てください。点線が詰まっていることが分かります。
これから、温度が急激に変化している面があることが分かります。
前線が解析されているというわけですね。

曖昧に寒気暖気という言葉で逆に分かりにくくなっているのかもしれませんが
このように、温度は全体で分布しています。
どこが、暖気と寒気の境目になるのか、は同じ温度の線が詰まっていて
急激に変わっているようなところ、と理解していただければと思います。

あと、さっきはおいときましたが、前線付近では、風が急激に変化していることも重要です。
(相当温位という指標で考えることもあります)
このように、境目がどのようなものか、を考えて解析をしています。

これで質問の回答になっているのか分かりませんが、前線についてはこういうことです。

おまけ。
台風と前線-地上
URLリンク(imagepot.net)
台風と前線-850hPa面
URLリンク(imagepot.net)

205:1
09/05/08 17:32:19.74 kM99nzZG0
あ、補足です。
アジア850hpa 700hpa解析図を使っておりますが
本来なら、極東850hpa気温・風/700hpa上昇流/500hpa高度・渦度 だろ
と思った方もいらっしゃると思いますが
こっちの図は、非常に見づらく、入門編の補足で説明するには
つらいだろうと思ったので、比較的見やすいものを使いました。
っていうか、未だに日本を見失うことがあるんですが……

ということで、他に不適切な点がありましたら
指摘いただけると幸いです。

206:ローカルルール変更議論中@VIP+
09/05/11 09:26:07.34 IKma5VHI0
忙しい中、乙です。
大変分かりやすくて勉強になります。
次回も期待してます!

207:ローカルルール変更議論中@VIP+
09/05/13 00:51:51.24 VvHyTXtk0
いまさら良く分からないことをきいていいかな?
夕立って、前線が通過してるから降るって嘘だよな?
あと、雷雲って夏しか出来ないもの?
AAと全然関係ないけど、答えてくれると嬉しい。


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