こなた「人生は選択と決断だ」at NEWS4VIP
こなた「人生は選択と決断だ」 - 暇つぶし2ch626:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 05:26:50.13 pR7k9edW0
「……え、終わり?」
「うん、そうだよ」

自信満々、との面持ち。
どうやら大したことない内容を、つかさトークで無理やりに引き延ばしただけのようだ。
どこぞのクイズ番組を思い出したよ。
でも、まさかそれだけじゃあないよね。

「本当に他に何かはないの?」
「えー……っと、今は無いけど……」
「今は無い?」
「うん、これからあるかもしれないから」
「どういうこと?」

ヒラリ、と見せつけるようにヒトガタを揺らし、

「わたしの所へ来たのなら、これから何かがあるかもしれないってね」
「なんだよそれー」
「えへへっ、四六時中、肌身離さず持っておくことにしたの」

何処となく楽しげにヒトガタを揺らすつかさを、
私はただ、じっと見つめていた。

627:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 05:30:35.27 FuwGLNQrO
追いついた・・・だと・・・
いやマジ面白い全ルート読みてぇ

628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 05:33:37.81 pR7k9edW0
朝/教室(3年B組)


「おっはー」
「おーはー」

教室に入るなり、二人して挨拶。

「あ、おはようございます」

みゆきさんに完璧な微笑みで迎えられる。
やはり、朝はこうでなくちゃね。

「それじゃあ、今日も皆元気に頑張ろう」

私の声に続き、

「おーっ!」
「お、おー」

二人が続いた。
そんないつになく順調な、朝のひと時。

629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 05:36:16.94 CeUMWdR0O
読んでるぞ…頑張れ

630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 05:44:58.12 gdw2sLLl0
ほす 頑張れ!

631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 05:50:26.73 pR7k9edW0
昼休み/購買部

流れ作業的な学業も昼時で一旦の打ち止めとなり、
「今日は二人ともお弁当なんだ」
という自身の呟きを後に、購買部へと向かった。

すると、見知った声が聴こえてきたのだ。
姿を探すと、やはりひよりんだ。
まるで狙ったかのようなバッチリのタイミングだね。良きかな良きかな。

「あ、先輩じゃないッスかー」
無駄に高いテンションは、今日も絶賛売り出し中のようである。
そんな彼女を窺い、ゆーちゃんの言葉を思い返しつつ訊ねた。

「些細な事なんだけどさ、ひよりんって夢について詳しいんだって?」
「まあ、漫画のネタとして使えるのかと思って、それなりに齧ったことはあるんですけど」

控え目な前置き。
夢の内容は思い出せないので、代わりに夢に対する概要を訊ねた。

「そうですねぇ。では、あくまで一同人漫画家のネタとして受け取ってください」

そのような振りで始まった講義。
けれども、得られる情報全てがピンポイントで既知のものばかり。
奇妙に思いつつも、

「すみませーん、お役に立てないようでしてー」
「いやいや、ありがと、ひよりん」

そのまま進展なく、会話終了へ至ってしまった。

632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:02:12.23 pR7k9edW0
昼休み/教室(3年B組)


「こなちゃん、おかえりっ!」

太陽の力で眠気も吹き飛び元気になったつかさと、
その隣でやんわりと会釈するみゆきさん。

「ほい、つかさ」
「ごめんねぇ」
「いいよ、つかさは人混みが苦手なんだから」

頼まれていた紙パックのコーヒー牛乳を手渡す。
それを右手で受け取ると、その手一本だけで器用にもストローを剥ぎ、飲み口に突きさしていた。

「珍しいものですね」
「何が?」
「お昼にコーヒー牛乳を飲んでおられるのがですよ」

聴いていたつかさが目をパチリとさせたが、
特に変わりも無く私達は談笑の中へと身を投じていった。

633:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:04:50.44 PuAOUNveO
あと一時間なのです
紫煙

634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:10:18.99 dsMGajWg0
あせらなくていい
大作にしてしまえ

635:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:16:18.08 pR7k9edW0
下校/市街地・駅

時間の流れが早く感じられるのは気のせいだろうか。
いや、得てしてパターン化した日常とはそういうものかもしれないな。

あれやこれやと考えつつ、あっという間に駅が見えて来た。
その別れの岐路を前にした時、

「オーマガトキ」

まだまだ青い空を見上げながら、つかさが呟いていた。
”大禍時”と聴こえたが、それがどうかしたのだろうか?

「不意に、思い出しちゃったんだ」

えへへっ、と恥かしげな様子。
記憶によればそれって、
「夕暮れ時のことなんだっけ? 怪異が起こり始める変遷の時だとか」
「そうそう」

いやに嬉しそうだ。
しかしみゆきさんの反応だけが違った。

「よく、そんな難しい言葉を御存知ですね」
感心されても困るよ。
何処かで誰かに聞いた、出所不明の受け売りなんだからさ。

後はいつもと全く同じだ。
大雑把にみても2年近く続けて来た私とつかさによる、みゆきさんの見送り。
やがて、私とつかさも別れ、一人自宅へと帰りついたのだ。

636:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:19:01.11 pR7k9edW0
あ、これ間に合わないな

637:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:23:46.42 dsMGajWg0
どうするんですか

638:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:27:45.67 Et8K4prb0
パー速に移動でいいんじゃね?
スレも立ってるし

639:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:35:56.35 pR7k9edW0
夜中/自宅(自室)


正に平凡だった。
私より遅れて帰って来た、ゆーちゃんへの迎えの言葉。
やはり不在だった我が父。

それらが過ぎ去って、あとは普段通りの必要事項を熟し、
そして今こうやってパソコンの前へと座り回想していたのだ。

ふと、父への連絡を入れようかと考えたが、
特に取り急ぐ必要もないかと思いなおし、やめておくことにした。

暇を持て余したので、特に目的も無いまま惰性的にパソコンを操作してみる。
WEBブラウザーを開いて、お気に入りからあの廃校舎の資料を得たページへ飛ぶ。
カラーで映し出されている木造校舎の建物。

「本当に、なんの変哲もなかったなぁ」

そのブラウザーを閉じると、次にネットゲームを嗜み、
午前零時を回る頃になると襲ってきた眠気に負け、床につくことにした。

640:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:36:52.24 dsMGajWg0
もう>>1が好きなようにするといい

641:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:51:04.12 pR7k9edW0
パー速は正直、いつまでもスレが残るので恥ずかしいんですよね
とはいえvipに次スレ立てちゃうと、新たな3日の猶予で書きつづけなきゃならんので身が持ちそうにないし

仕方がない、続きはパー速のほうで書かせて貰います
となると猶予の時間がかなり出来ることとなるので、暫く休憩でも挟む方向でよろしゅうです

一応、物語的にもキリがいい所ですのでね
とにかく、ここまで保守やら何やらで付き合ってくれた方々に感謝

疲れた

642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:52:01.78 PuAOUNveO
とりまおつ

643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:52:04.81 Et8K4prb0
お疲れ!!応援してるから、自分のペースでやってくれ!!

644:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:52:05.14 dxt+qam8O
乙!

パー速に移ると聞いて安心してガッコいけるw

645:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:52:36.71 dsMGajWg0

パー速でもよろすく

646:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/09/25 06:52:47.80 hFSM+E8uP

〆切が無いのが趣味の良い所
ゆっくり休んでくりゃれ


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