08/08/25 21:05:27.55 mCXgwrpTO
時刻は17時40分。店にはすでに客が三組いた。
「刺身定食二つお願いします!」
ヒグチはイギリス生まれのイギリス紳士。レストランでの振る舞いはエレメンタリースクールで習っていた。
「とびうおが、焼きと揚げ二種類ございますけど、どっちにします?」
品のいいおばちゃんは悩んでいる二人を見かねて、
「じゃあ、ひとつづつにしたら?」
二人はおばちゃんの言われたままにした。
待っている間に、時計を気にしている美奈子にヒグチは「時間大丈夫?」
ここら辺がイギリス紳士の気配りである。
「実は、18時30分が最後のバスなのね。急いで食べなきゃ。」
そうか、俺はあと一時間くらいしか一緒にいられないのか…
しかし、待てども待てども料理が来ない。
結局、料理が来たのが18時10分。しかも、かなりの量。
URLリンク(imepita.jp)