08/08/25 20:37:58.17 mCXgwrpTO
「ここの付近で、美味しい食べ物屋ないですか?」
そう、それが彼女の第一声であった。
ヒグチと観光案内人は野宿の話をきりあげ、おばちゃんは言う
「そこにあるお店の刺身定食がボリューム満天で美味しいわよ、とびうおがふんだんに使われてるし。」
「お魚食べたかったんですよー。」彼女は、それだという表情でそういった。
「じゃあ、そこにいってみますねー」
ついに、ヒグチは口を開いた。彼はこの度一番の美声で、「俺も一緒にいっていいっすか?」
まだあどけなさがのこる彼女は驚いていた。
ヒグチはさらに続けた
「俺、野宿するんですけど、九時過ぎくらいにならないと店が閉まらないんですよ。Aコープに泊まるつもりなんで。」
「そうかー。じゃあ、Aコープ君も一緒に行こうか!」
つづく