文才ねぇがら小説書ぐんだぁat NEWS4VIP
文才ねぇがら小説書ぐんだぁ - 暇つぶし2ch650:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:30:11.12 /Y9YkqDr0
>>649
内燃機関

651:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:32:28.41 Kc5aeXB8O
内縁の妻

652:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:34:17.67 jrURWDBfO
>>631
レスありがとう。パンティって確かに違和感あるなw
もやもや感か……。酉でオチが読めたってことはそういう話ばかり書いてるってことだよな。
難しいな……。とにかく感想ありがとうございました。


というわけでお題くれ

653:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:36:35.83 W8PhRghD0
クラゲ

654:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:37:15.58 LGrrTZDoO


655:内燃機関 半分
08/07/26 11:37:32.16 ENRG7CMTO
毎朝、彼は目覚めが待ち遠しかった。
内燃機関
外見はクールに、しかしその内なる内面は燃え盛る炎の様に、と名付けられたそのスパイ機関に、彼は二年前から所属していた。代五次試験まであった倍率四十パーセントの入社テストを見事勝ち抜けた彼の今の仕事は、他国の大統領戦についてである。
黒人混じりの民主党候補が目立つ中、彼は老獪な親日候補の共産党候補を当選させなければならない。

656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:39:24.79 jrURWDBfO
くらげ把握

657:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:40:28.86 gFwas2b20
蝉できたよー\(^o^)/

658:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:41:58.50 gFwas2b20
他の人が投下中でしたか 失礼

659:内燃機関 ラスト
08/07/26 11:46:51.87 ENRG7CMTO
その日も朝起きたら彼は黒人風に特殊メイクを施し、颯爽と民主党候補のスピーチ会に出掛けた。黒人は冷遇されている、それは候補者の支持母体であるハワイ州やコネチカット州でも同様だ、と民衆にその無能ぶりをアピールするためだ。
彼の能力はその言語力であり、省略語を多様する黒人英語を彼は上手にこなした。
それ以外にも、彼は民主党候補者の女性問題、宗教問題を上手に利用し、見事共産党候補者が勝利した。国を動かしている、そう思えることが、早起きの秘訣だ。

660:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:48:02.87 +0CZqWyg0
これは……今日もスレ伸びそうだな

661:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:48:34.70 ENRG7CMTO
出来たら評価くり

次は内縁の妻書くね

662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:48:41.57 W8PhRghD0
この改行のしなさ、投下の遅さに既視感が

663:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:49:40.57 gFwas2b20
よし!じゃあ投下

664:1/3
08/07/26 11:50:26.44 gFwas2b20
人生は全くうまくいかない。そう気付いたのはいつ頃だっただろうか。

高校1年生の9月下旬、ひたすら暑い夏は過ぎ、秋蝉が最後の頑張りをみせる。
ようやく暑さも緩み始めた。空は高く、過ごしやすさと共に、寂しさが襲ってくる季節。
俺は、彼女から呼び出され、実家のそばの、いつもの公園のベンチに座っていた。
公園の木には、蝉が止まり、夕暮れの空を見上げている。
不思議と、鳴き声は聞こえなかった。

世の中は全くもって不公平だ。
容姿、才能、親の職業、環境、金、・・・
人生のペナントレースは神様がランダムに決めたスタート地点から始まってしまう。
笑えるくらいに、その差は歴然だ。
もちろん神様なんか信じちゃいない。
あるのは、俺の親の親の親の親の・・・つまりご先祖さんが積み重ねてきた結果だけだ。
平凡な家に生まれ育った俺は、他人をうらやみ、妬み嫉み、
諦め、強い負の感情を胸に秘めている子供だった。

身の丈に合わない理想、そして他人への嫉妬から来る劣等感。
自分の努力で変えていく意思などない、無気力な子供。

665:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:50:42.07 ENRG7CMTO
投下は早いよ

携帯は頭あけても反映されん
読みにくいならすまん

666:2/3
08/07/26 11:51:10.12 gFwas2b20
そんな自分を多少なりと変えてくれた存在が、彼女だった。
多感で憂鬱な中学時代、クラスで友達のいない俺に、彼女だけが毎日のように話しかけた。
人付き合いが苦手な俺には少し、うっとおしい同時に有難い存在だった。
家が近所だということもあり、いつからか一緒に登下校するようになる。
学校が休みの日は、お互いの家を行き来したり、一緒に映画を見に行ったりした。

中学3年生の冬。
親がいつものように不在の夜に、初めて親に嘘をつき、彼女が泊まりに来た。
二人きりの夜に、俺はどうしていいのかわからず、とにかく一緒の布団に包まって眠った。
彼女のぬくもりは、生まれて初めて感じた親以外のぬくもりだった。
それ以上はない。ただそれだけの関係。

だが幼い自分にとって、彼女の存在は心の支えで、同時に社会と自分をつなぐ
1本のくもの糸のように感じていた。

中学を卒業し、別々の高校へ進む。
彼女は生まれ育った町の進学校へ通い、俺は少し離れた、都会の進学校。
始めのうちは中学時代と同様に付き合っていた。
だがお互いに進学校ということで忙しく、
勉強に追われる彼女と、なんとなく勉強に身が入らず学校を休みがちになっていく俺。
すれ違いの生活の中で、彼女との距離は離れていくばかりだった。

667:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:51:59.17 ENRG7CMTO
ちぅ、また評価前に投下かよ
自分勝手なやつばっか まず前の人の評価しろ

668:3/3
08/07/26 11:52:15.24 gFwas2b20
夕暮れ、涼しい風が吹く。
マンションの隙間から見える、金色の空が眩しかった。
彼女が来る。話の内容は始めからなんとなく察していた。
「もう会えない…」
そう言い残して彼女は去っていった。
1人残され、空を見上げる。
彼女の涙はいったいどういう涙なんだろうか。
いくら自分を哀れんでみても答えは出ず、その場から動くことはできなかった。
「ジッ!」
鳴かなかった蝉が、突然沈黙を破り、それから地面にポトリと落ちた。
寒い季節が、来る。
手の甲に落ちる涙を、秋風が冷たく撫でていった。

おわり

669:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:52:40.00 +0CZqWyg0
盛り上がってまいりました

670:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:53:03.86 gFwas2b20
ごめんね 早かったね ごめんね(´;ω;`)

671:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:54:04.66 ENRG7CMTO
>>664
読みやすくていいんじゃないですか

不幸な境遇な俺は、その環境にめげず、友人仕事彼女に夢と、頑張ってますくらいだろうが

672:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:54:33.75 leFZj0f40
携帯使いの特徴。コピペ遅い。一行が長くても改行しない。
これを携帯からなのに長文書いて頑張ってるんだなと温かい目で見るか、
満足に改行もせずに投下も遅いし量もない。
ととるかは自由だ。

673:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 11:58:01.67 ENRG7CMTO
>>670
そこで終わらず、彼女がでていった時蝉は鳴いてて、二人一緒の時は生きてた蝉が、別れの時耳に残るように死に、働きだした現在も蝉は死んでいくが、来年はまた誰かとその泣き声を聞きたいとか

前向きさが見えん

内燃機関はどうでしたか

674:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:00:38.43 INMJUNoIO
昨日の繰り返しだな
平穏がいいよ……

以下スルー推奨

675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:01:19.36 jrURWDBfO
>>672
おれ品評会以外は携帯厨だけど、キチンと字下げ、文字数揃えて改行してるから、携帯厨を一律に差別しないでね……。
つーかアメリカに共産党はないよとか倍率なのにパーセント表記はどうなのよとか、
そもそも志願者四割合格のスパイ機関って頼りなくねとか、その他あれやこれやの突っ込みは不粋なのかな?

676:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:02:41.43 leFZj0f40
>>655
スパイ機関は会社で、入社試験がもの凄い倍率なんですね。
因みにエンジンは外も熱々ですよ。放熱しないと溶けちゃう。
民主党のスピーチ会で支持者の支持を下げるようなアピールを
どうやったらできるの? つまみ出されないの?
と、無知が大真面目に書いてるのか、はたまた全文ボケなのか
難しくてツッコミできない。

677:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:02:45.65 jrURWDBfO
>>674
ごめん。ひっこんどきます。

678:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:04:06.15 ENRG7CMTO
ああ共和党ね
間違いの指摘はないよ
いいんだよ
四十人に一人しか受からないて君に通じてるんだから
文面や批評してよ
あたしには無粋ではないしまた無粋でいいじゃないか

679:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:07:40.15 leFZj0f40
>>678
間違いしてたって? ボケ続けたんじゃなくて? 素ですか。
嘲笑できておもしろかったです。

680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:08:54.74 ENRG7CMTO
>>676
よぼよぼのホームレスが GIVE US JOBS HE CANT HELP と叫ぶくらいじゃ出されないよ
何も変えれてないじゃないかと外見でアピールする訳
だから、裏で国を動かしてる、いろんな人物を演じられる事が動かすエネルギーなのさ

評価、うれしい

681:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:09:08.88 +0CZqWyg0
>>664
真夏の話が来るかと思ったけど、予想外。
すっきりとして読みやすかった。最後の季節の移ろいを感じさせる
二文が素敵。

いきなり世の不公平を語りだして、過去の回想に飛ぶのに若干の
違和感を感じた。ワンクッションほしいかな。

あとは字下げ(>>472氏参照)と、
中点(・・・)ではなく三点リーダ(……)を使用することかな

……早く涼しくなればいいのに

682:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:09:30.43 ENRG7CMTO
>>676
よぼよぼのホームレスが GIVE US JOBS HE CANT HELP と叫ぶくらいじゃ出されないよ
何も変えれてないじゃないかと外見でアピールする訳
だから、裏で国を動かしてる、いろんな人物を演じられる事が動かすエネルギーなのさ

評価、うれしい

683:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:10:19.92 5zugSB0m0
>>1
作ろうず

作ろうず
つくろう図
今日も元気だ牛乳がうまい!

684:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:10:53.94 Kc5aeXB8O
内なる内面って重言じゃね?

685:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:11:04.49 ENRG7CMTO
>>679
面白かったのなら、良かったよ

686:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:12:43.23 W8PhRghD0
>>684
親日候補の共産党候補とか、他にもいろいろと酷いぞ

687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:12:50.16 LGrrTZDoO
ほし

688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:12:56.22 /Y9YkqDr0
>>656
ああ、はいはい
お題出した俺が悪かった
ごめんね

689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:13:20.37 ENRG7CMTO
>>684
サンクス
内面は誰にも触れられないから、熱くありたいね

690:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:16:13.64 ENRG7CMTO
>>686
間違えは一度で相手が理解したら、引きづんなよ 読んでくれてどうも

691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:17:25.20 00x0E/E50
また昨日の居るじゃん……

692:保守?
08/07/26 12:18:21.77 5LOB6BluO
NGや
透明ありて
専ブラか

693:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:19:19.91 W8PhRghD0
>>690
理解してないみたいだけど、
親日候補→親日派 な

694:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:19:25.87 Vz075pkn0
お題くださいな

695:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:19:49.68 gFwas2b20
>>681
投下後に基本外してるのに気が付きました。
評価さんくす。
いろんな文章書いて後でつなぎ合わせる方法で作ったので
つながりがやや不自然になっちゃいました。

またお願いします。

696:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:19:56.92 ENRG7CMTO
>>691
だから?

目を通さなきゃいいだけ

697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:21:36.76 ENRG7CMTO
>>693
了解

内縁の妻 投下

698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:23:11.47 TXMOFj0Q0
重言なんてものかきにとっては表現手法の一つに過ぎんよ

699:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:23:56.63 F/IB+nky0
これは独り言だと思っていただいて構いません。

貴方が受け入れられないのは、貴方がマイノリティ(所謂変わっている人)だからというわけではありません。
単純にコミュニケーション能力において、劣っているためです。
つまり、ダメ人間だからですね。
自分が人と違う……と悦に入るのは勝手ですが、他でやっていただきたいものです。
まぁ、どこからも弾かれてここに流れてきた可能性もありますが。

700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:24:33.32 Dclz1O8R0
以下、抜粋

▽投下の際の注意点
・名前欄 に『タイトル(お題:○○) 現在レス数/総レス数』 (例:『BNSK(お題:文才) 1/5』)を書いて下さい
・まとめる際にコピペがしづらいので、メール欄は空にして投下してください。
・作品を投下する際は、テキストエディタで仕上げてから、完成品をまとめて投下して下さい

▽読み手の方へ
・感想は書き手側の意欲向上に繋がります。感想や批評は『できれば』書いてあげて下さい


…失敗した。NGにするんじゃなかった。解除の方法が判らないから、おまいらと場の空気が共有できないorz

701:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:25:08.29 cve8NgeNO
てっきり過疎に憂いだ常連BNSKerの工作だと思っていたけど違うのか、違うんだな……

702:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:25:31.82 gFwas2b20
えっわざとじゃないの?素でこれはなかなかレアかと

703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:26:05.73 00x0E/E50
>>700
それ何度言っても変わらないよ。何故か知らないけど

704:妻 半分
08/07/26 12:27:49.20 ENRG7CMTO
毎朝私が暑い外回りから帰ると、冷たい部屋で、内縁の妻が待っている。
「おかえりあなた、料理にする、それともお風呂にお入りになる?」
仕事が上手くいかなかった時は、とりあえず妻を抱く。俺に奉仕してる女を見てると、とりあえずストレスは減じる。
そのあと熱いシャワーで汗を流し、妻が彼女の仕事である料理をどれだけ真面目に取り組んだか批評を加えるのも、結構たのしい。
俺は四十バツイチで、

705:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:28:08.68 INMJUNoIO
スルーされれば、評価しろと騒ぎだす
テンプレ守れと注意しても聞かない
アドバイスがあっても改善されない

夏だからってこれは酷いよ

706:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:28:14.40 leFZj0f40
>>668

猿のようにオナニーに耽る中学3年男子が、彼女とお泊まり旅行して
何もしなかったのを振り返って、格好つけて、自分を肯定しちゃってるとこなんか
なかなか人を掘り下げてるよねって思う。
回想もあらすじになっちゃってるから、もうちょいきちんとかいてもらいたい。
文章は素直だから読みやすい。

707:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:28:20.75 F/IB+nky0
>>701
常連なら、この手の騒ぎにはうんざりしていますから、こんな趣味の悪いことはしないでしょう。
そもそも、編集に迷惑をかけることがわかっていますから。
いっそ、まとめなくてもいいと思うのですが、機動編集氏は真面目な方のようですし。

708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:28:44.15 W8PhRghD0
>>700
もしもJaneだったら、ツール→設定→あぼーん で解除できるよ

709:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:29:24.94 TXMOFj0Q0
      l;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:`丶、;:;:;:;l  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     l;ィ'----┴―--、、;:丶、! | ちょ、ちょーとまって!!!今>>704が何か貼ったから静かにして!!
     ノ7 '"^   ^`'   ,ィ'三ミ、_〉ヽ─y─────── ,-v-、
     {:/, ニ丶  ,r,=-、 ヾ:::::::ミヾ                       / _ノ_ノ:^)
    〃ィ'。`>ソ { ィ'。`'ァ::..  !::::::ミ:l                        / _ノ_ノ_ノ /)
    :! `~´/ ,l、  ̄´   ,. }:::::三<                     / ノ ノノ//
    ll   (、 っ)     : ,l::::シ久'l                   ____/  ______ ノ
     l   ,.,__、     ,:' f::/ン ノ/                  _.. r("  `ー" 、 ノ
     l 、 f{二ミァ ,)    {,ツ>-‐'            _. -‐ '"´  l l-、    ゙ ノ
_,-ー ヽヽ`ー ' : ヽ   ,_ソ/ __       . -‐ ' "´        l ヽ`ー''"ー'"
 | :  |丶、__, -―''"/,/' "´/`゙ ーァ' "´  ‐'"´         ヽ、`ー /ノ
 ヽ   ,} ヽニニ  =彡シ,ンヽ/   /                __.. -'-'"
  |    | \   / |   l   /            . -‐ '"´
  \   |___>< / ヽ


710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:30:17.13 /Y9YkqDr0
評価に値するレベルだといいんだけど
ただの文字羅列だから性質が悪い

711:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:30:28.80 F/IB+nky0
>>709
荒しに安価をするのはやめてください。

712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:31:34.56 INMJUNoIO
書きながらの投下禁止だろ……

713:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:35:29.62 4FbE1H5Z0
なんでお前ら相手しちゃうの?馬鹿なの?
それとも何か高尚な精神を持ってるつもりなの?

714:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:36:32.74 gFwas2b20
流れを切ってお題くれろ↓

715:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:37:58.26 Kc5aeXB8O
>>714
波紋

716:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:38:30.57 gFwas2b20
波紋把握した

717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:38:26.45 leFZj0f40
>>714
破壊力

718:妻 あといち
08/07/26 12:45:46.88 ENRG7CMTO
妻は二十四歳だから、俺は娘とセックスしてる訳だ。前妻を病気でなくした後元来器用な俺は、独りで生きていく気であったが、看護婦の彼女が俺に惚れて、現在に至る訳。普段はクールな俺だが、セックスの時に女のでかい尻見てると、殴りたくなりまぁ誰も嫌がらないから叩く。

719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:49:10.89 jrURWDBfO
1000まで伸びるかな

720:妻 ラスト
08/07/26 12:49:48.45 ENRG7CMTO
統べてを俺に委ねてる妻の顔を見ていると、たまに首を絞めるが、それも悪くないらしい。
フェラされてる時の無表情も、彼女にはハンサムに見えるらしい。
子供が出来たら、籍を入れようかなと考える夏の午後だった。


聴いてくれてありがとう

721:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:51:00.26 TXMOFj0Q0

できれば何分の何、って分数で表してくれたほうが助かる

722:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:53:48.18 Azo34QLG0
これ、夏の間ずっと続くのかな。

……夏になって急に沸いたってことは、続くんだろうな。

723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:54:07.39 ENRG7CMTO
>>721
了解

内容はどうだった?
最後はらしいらしいと続くから、そうだの後の方変えるよ

724:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 12:57:09.81 ENRG7CMTO
>>722
もう五年はやってるが投稿レスに気付いたのは昨

君も気をきかせて読まないでくれればいいだけなんだがね

725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:02:04.75 TXMOFj0Q0
>>723
そうだな文体が単調すぎるってのと、テーマがわかりにくいことは難点かな
せっかくセクシュアルの表現が入ってるんだからもっとその辺を演出してもいいかも
夏っぽく、あるいは冬っぽくすることでもっと体感的に読める気がするね

あるいはそこから〈籍を入れる〉→〈冬から春へ〉だったり
〈夏のうだったさ〉みたいなものを内縁の妻とのセックスに例える、見たいな手法もあるだろう

726:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:06:27.59 ENRG7CMTO
>>725
なるぼとなぁ

暑い外回り、帰れば内面からの暑さと妻のほ照ったった体、これが秋になり冬になると、裸でただ抱き合いたくなる
いずれにせよ汗は出し切ってから熱い風呂に入る


みたいなのかな

727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:08:31.12 Dclz1O8R0
>>708
ありがとう。これでどんな感じかわかるようになった。

だれかまったりできるようなお題をくれないだろうか
品評会の肩慣らしに書いてみる

728:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:09:25.53 jrURWDBfO
>>727
お茶会

729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:09:38.92 Azo34QLG0
>>727
こたつ

730:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:10:24.79 TXMOFj0Q0
>>726
まあそんな感じで
要は一人称の割りに「首絞め」だの「尻たたき」だのがある種〈アブノーマル〉でてくるから
もっと入りやすい共感表現みたなもの(つまり普遍的で体感的な表現描写)が必要だろう

731:こたつ
08/07/26 13:10:33.87 ENRG7CMTO
投下します

732:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:13:13.05 Dclz1O8R0
>>728
>>729
把握した。ありがとう。
真夏にコタツとはなかなか斬新だな。

733:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:15:40.80 Azo34QLG0
>>732
ヤフートップにこれがきてたからw

URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

734:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:16:05.89 gFwas2b20
お題 波紋 投下します↓

735:こたつ
08/07/26 13:16:06.32 ENRG7CMTO
我が家には、私が子供の時から使用されてるこたつがある。
今は母がたまの正月俺が連れ帰る妻と息子と、こたつに当たっている。
幼少の時、こたつでうたた寝することがあった。自分でそうしようとは思ってはいなかった為、ひどく夢見が悪かった。
まず、仲良く遊んでいた友人たちが、まだ3時過ぎなのに次々と離れていった。しょうがないので一人遊んでいたらクラスで嫌われ者がいきなり腹を殴ってきた。
目覚めると腹の上に猫がいた。

736:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:16:34.12 gFwas2b20
ん あぼその人も投下中か 自重しよう

737:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:17:56.85 00x0E/E50
>>736
もう気にしなくていいんじゃない?
違反して、書きながら投稿してるみたいだし。

738:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:18:26.39 ENRG7CMTO
お前黙って待て
どうせすぐ最後よめるありきたりな文だし
リロードしてから書き込めよ 年寄り

739:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:20:21.85 W8PhRghD0
オチがないから、終わりかどうか判断するのが難しいな

740:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:20:55.05 TXMOFj0Q0
わかったから静かにしろwwwwwwwwww

741:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:21:10.54 ENRG7CMTO
>>737
投下すると前にあるなら待つだろ
てめらこそ揃ってテンプレート読め
能書きたれる前に前の夏冬の人みたいにまず他人を許せよ
他人を認めないやつは彼女に振られて淋しいな だけワンパターンで書き込めよ

742:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:21:57.05 gFwas2b20
>>737
そうっすね・・・でもあぼーんできない人が読みにくくなったら
悲しいのでしばらく待ちます。

743:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:24:41.23 ENRG7CMTO
どうせ波紋て友人彼女家族内で波紋が起きました、大変です だろ
これが政治や例えば芸能界、不倫、未成年者の喫煙の是非、消費税率アップなら認めてやるよ
もう恋愛なんて溢れかえってるだろ

744:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:25:28.61 Azo34QLG0
>>740
真面目に相手するってのも、TPOが大事だと思う。
正直、これで味をしめられて居付かれるのはごめん被る。
君を批判する気は無いけど、完全スルーすべきだと思う。

745:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:25:31.81 TXMOFj0Q0
先にコタツを書き上げてwwwwwww

746:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:26:51.20 00x0E/E50
こたつまだ続いてたのかよwwwww

747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:26:55.60 gFwas2b20
ちょっと暴言が過ぎる

748:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:27:50.05 B8jdEVi70
俺はブロントさん並の逸材だと思う

749:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:27:57.34 ENRG7CMTO
さあ波紋どうぞ
あらすじ
僕ん家は貧乏、でも優しい同年代の彼女が出来ました。彼女は片親です。
親友が彼女を好きになりました

彼女が妊娠しました、僕らは高校生です

どうしよううろうろ


こたつはじゃあ
おはようクロ でラスト

750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:29:39.39 ENRG7CMTO
>>747
じゃあどんなプロットなん
まさしくちらし裏だろ ワンパターンやめろ

こたつ終わりだよ

751:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:29:47.00 +0CZqWyg0
>>735
まず、仲良く遊んでいた友人たちが~ とあるが、「まず」
という言葉を使ったのだから、「次に」「最後に」などと後を続けたほうがよいと思う

752:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:31:03.39 ENRG7CMTO
>>751
そうか、すごく参考になるよ
ありがとう
次からは気をつける

753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:32:10.00 +0CZqWyg0
波紋の人そろそろ投下しても大丈夫じゃない?

754:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:32:36.53 cve8NgeNO
夏だとカオスも濃いんだな
だれかこのスイーツ専用のスレ建ててやれよ

755:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:33:51.76 gFwas2b20
波紋投下↓

756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:35:10.95 ENRG7CMTO
お題くだしあ

757:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:36:18.38 ENRG7CMTO
>>754
黙って評価してる人もいるだろ
お前が建てるかよそ行けよ

758:お題 波紋 1/2
08/07/26 13:36:47.10 gFwas2b20
 テレビでは、今日もワイドショーが、くだらないニュースを垂れ流す。
バカの大全集だ。
クーラーの効いた部屋で、俺は冷めた目でそれを眺める。
気だるい夏の午後。
空は曇り始めている。夕立がきそうだ。
ベランダに出る。夏独特の匂い。蝉の声が遠く聞こえる。
高校2年の夏休み。わずらわしい補習も終わり、
心は全く平穏…のはずだった。昨日までは。

 洗濯物を取り込みながら、突然消えた、友人Sのことを思う。
何気ない横顔。いつもの池のそばで、静かにたゆたう水面を見ながら、
よく映画や、人生について話した。
それは三年前も、そしてほんの三日前も変わらぬ風景だったはずだ。

759:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:39:45.61 FZXrAfOp0
【土曜だし】暇だからもなちゃと突撃しようぜ!

本スレ
スレリンク(news4vip板)l50

もなちゃと大部屋
URLリンク(monachat.dyndns.org)

名前:ブーン#vip2ch
キャラ:通りますよ(その他2)
色:赤
場所:廃墟

安価行動はレス番10の倍数で。
意味不明、ksk、めんどすぎな安価の場合は安価↓


760:お題 波紋 2/2
08/07/26 13:39:51.27 gFwas2b20
何故?
一報を聞かされたとき、まずそう思った。
Sが自殺した。友人の母親からの電話に愕然となった。
つい先日、いつもの池のそばで、くだらないことを話したばかりだ。
高校生活は、楽しいと笑っていたはずなのに。

昨日の朝、部屋で首を釣っている所を発見されたそうだ。

Sはいつも池に石を投げた。周囲2kmほどの池だ。
石が水面を揺らし、波紋をつくる。
波紋は360度に広がり、やがて見えなくなる。
それに驚いたフナが飛び跳ね、さらに大きな波紋を作った。

 夜、通夜が終わり、帰路につく。
冷たくなったSを見ても、俺の心の波紋はどこまでも広がっていくばかりで、
いつもまでたっても消える気配はない。
静かな池に、月が泳ぐ。
思い出の場所で、膝を付き、声を殺して泣いた。

 世の中の、くだらない事件は、毎日のように波紋を起こす。
だがすぐに次の大きな波紋にかき消され、なかったことにされてしまう。
俺の心の水面に、Sが投げ入れた石の波紋は、
いつまでも、そして今でも消えることなく広がり続けている。

終わり

761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:42:56.75 00x0E/E50
>>760
最後のまとめ方がちょっと気になったかな。
世の中の~~のくだりは急で「ん?」ってなった。

あと、三点リーダ(…)は偶数個がデフォですよー。

762:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:45:13.95 ENRG7CMTO
>>756
ていうか 夏の蝉が失敗してんのに続編とか馬鹿?
友達殺して夏がくると後悔すると

763:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:46:03.61 gFwas2b20
>>761
そうだったのか(m´・ω・`)m
また出直しだ
サンクス

764:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:49:06.42 ENRG7CMTO
最初に読めるからな
平穏な心持ってる奴はいないからな
みんな平穏目指してるんだよ
男が親友殺した訳やないし百点中五点

765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:49:10.85 00x0E/E50
>>762
      ___    ━┓
    / ―\   ┏┛
  /ノ  (●)\  ・
. | (●)   ⌒)\
. |   (__ノ ̄  |
  \        /
    \     _ノ
    /´     `\
     |       |
     |       |



766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:50:42.01 +0CZqWyg0
>>760
まずは誤字。「首を釣っている」

故意だと思うけど句読点が多いのが気になる。
俺もまとめが急に感じる。言いたいことはわかるんだけど、
やっぱりワンクッションほしいかな

……>>762にはあえて触れないことにする

767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:52:35.58 gFwas2b20
>>766
誤字……これは失礼
句読点はわざとじゃないけど、クセかな
もう少し煮詰めて投下したほうが良さそうですね!
サンクス

768:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:53:55.54 ENRG7CMTO
>765
この人蝉書いた人やん
友達自殺でされた方は正直被害者なのに加害者みたいに書くな
原因があると思うなら自殺幇助で出頭しろ
波紋なんて、起こってない

769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:55:28.46 W8PhRghD0
>>768
「波乱」じゃなくて「波紋」だぞ?

770:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:56:18.91 gFwas2b20
あぼんの人
コメントしてくれるのはうれしいんだけど言ってる意味が理解できない
俺の読解力のなさを呪うよ

771:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 13:59:09.14 INMJUNoIO
まとめかたの工夫(ワンクッション)考えて、しっかり推敲していけば、段々上手くなるから平気だ!

あぼそが言ってることを理解できないのは……みんな理解できてないと思うから大丈夫

772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:00:48.20 gFwas2b20
>>771
気長にやります
サンクスコ

773:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:03:41.27 ENRG7CMTO
>>769
平穏な毎日、穏やかな心に波紋でしょ
この人が仕事で波紋起こしたやなく起こされた側だけど

つまり他人が自殺なんて一日に百人近く死ぬのに波紋なんて起こらないということ

774:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:08:26.90 ENRG7CMTO
>>771
君とせみ君両名だけやない理解できてないの

少なくともあたしを批評してくれた人達は、何を言おうとしてるか考えたはず

775:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:10:33.29 ENRG7CMTO
題名ください

776:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:13:51.98 W8PhRghD0
>>760
文才のない俺がまじめに感想を。

>Sはいつも池に石を投げた。~
の段落で、Sの石が作った波紋が見えなくなってから、
フナが飛び跳ねてより大きな波紋を作っているんだけど、

Sの石が小さな波紋を作る
→驚いたフナがもっと大きな波紋を作る
→Sの作った波紋がかき消される

って流れにすると、
>だがすぐに次の大きな波紋にかき消され、なかったことにされてしまう。
の複線になって唐突さが多少軽減されるし、
>俺の心の水面に、Sが投げ入れた石の波紋は、
>いつまでも、そして今でも消えることなく広がり続けている。
が生きるんじゃないでしょうか。
どうでしょう。

777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:17:23.02 3h2H2x/LO
お題ください

778:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:17:48.09 00x0E/E50
>>776
それ完全に見落としてた。ごめんよ>>760

779:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:18:08.61 00x0E/E50
>>777
さらにごめんよ



780:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:19:05.99 gFwas2b20
>>776
なるほど 確かに流れがよくなりますね。
その着眼点は俺にないものです。
俺の拙い文を読んで真面目に考えてもらえたのも
うれしいです。
またお願いします。

781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:19:28.79 MN9agziO0
よしお前ら、もうこんなスレとっとと廃棄して野球やろうぜ!
俺ライト側のファールボール拾う人な!

782:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:20:04.07 3h2H2x/LO
>>779
鯉ありがとう

783:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:22:01.94 ENRG7CMTO
俺センター四番!

784:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:24:30.55 ENRG7CMTO
なんかなぁ 波紋の文てタブルプレーなんだよな
当たりも平凡だしバントで進めたりも出来ない
ノーヒットノーランな文章
ファン数二とかじゃ…

785:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:28:53.64 MN9agziO0
こういう場面でいきなり四番取りにいくひとってちょっと……

786:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:34:34.77 gFwas2b20
じゃあ次はホームラン目指してコミカルにいくわ!
お題↓

787:桃 二分の一
08/07/26 14:37:31.74 ENRG7CMTO
うだる様な夏の昼下がり、俺は桃を買った。
夏といえばスイカが思い浮かぶが、俺は桃の優しい匂いが好きなんだ。
昨日は彼女の誕生日で、一晩一緒に過ごした俺は、うだる暑さを打ち消す為、桃を買った。
ただいま。
返事がない
明かりを付けると、彼女からの置き手紙が見付った。
ごめんね、今でも好きだよ あや

たったニ行の文面に、僕は涙がこぼれて来ることにきづいた。

788:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:37:41.75 00x0E/E50
試験管

789:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:40:31.22 gFwas2b20
試験管把握した

790:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:54:29.65 T6zFqq4d0
突然の過疎にも柔軟に対応するほ

791:桃 終わり
08/07/26 14:54:43.59 ENRG7CMTO
何故なんだい
彼女の耳に届けたかった。昨日は僕の腕の中で、子猫の様に包まれてたじゃないか。
寂しいな
静かな空間に置かれるのは久しぶりだ
何がだめだったのだろう 桃の甘さは、二つの桃は、ことんっ床に落とされた。
犬とたべあう為じゃないのに。
けど桃は代わらず甘くて、夏のけだるさの中、その甘さの中、昨日と同じ様に、僕は眠りについた

792:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 14:59:30.40 +0CZqWyg0
もう恋愛なんて溢れかえってるだろ
これが政治や例えば芸能界、不倫、未成年者の喫煙の是非、消費税率アップなら認めてやるよ

僕ん家は貧乏、でも優しい同年代の彼女が出来ました。彼女は片親です。
親友が彼女を好きになりました

こうですね。わかります。

793:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:00:29.97 Vz075pkn0
お題下さい↓

794:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:02:01.85 00x0E/E50
>>793
前回は総シカトしてごめん。荒れてたから。

ガム

795:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:03:02.68 jrURWDBfO
>>793
勝負

796:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:04:12.30 gFwas2b20
普遍的なテーマを、時代背景や季節の美しさを交えて
伝え続けていくのもいいじゃないかと思う。

797:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:12:15.86 KnUQK5X9O
お題を下さい

798:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:12:57.08 00x0E/E50
せんべい

799:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:13:06.10 +0CZqWyg0
>>796
>>743>>749

>>797
南瓜

800:保守
08/07/26 15:30:58.77 +0CZqWyg0
 罪悪感を抱えながらも、僕は保守を行うことに決めた。
人のぬくもりが、恋しい。

801:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:35:27.63 jrURWDBfO
保守

802:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:42:16.43 XG7/ZeK70
カチン!コチン!アタシは凍った。フリーズ(笑)

803:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 15:48:49.68 00x0E/E50
品評会乙

804:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:04:30.42 +0CZqWyg0
ほす

805:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:06:58.26 00x0E/E50
お題暮れ

806:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:07:33.56 IqWMW/RGO
年の差

807:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:08:33.75 00x0E/E50
>>806
㌧クス

808:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:17:46.83 6/jt7iR10
「ガム」投下します。

809:『ガム 1/3』
08/07/26 16:19:20.37 6/jt7iR10
 継ぎ接ぎだらけの帽子を被ったその少年は、ボトルに入ったガムをあたしに差し出して言った。
「このガムはね、お姉さん。願いが叶うのさ」
「なにそれ」
「このガムを噛みながら、心の中で三回願い事を言ってごらん。きっとガムが叶えてくれるよ」
「都市伝説も行くとこまで行ったってカンジね」
「ふふ。でも、一つだけ約束だ。このガムを、決して粗末に扱ってはいけないよ?」

「ユウコ、何してるのよ」
 後ろから話しかけてきた友人の声で、あたしはハッと気づく。
 炎天下の通学路で、ひとりぽつんと立っていた。
「熱中症になっても知らないわよー? てゆーか、その前に遅刻ね」
 ミカは笑いながら学校へ走っていく。でも、あたしは後を追わなかった。
――さっきのは、何?
 確か、誰かが急に話し掛けて来て、それから、願いが叶うガムがどうとか、ええと………。
 ああ、もう、悩んだって仕方ない! それに、本当に遅刻しちゃうわ。

 やはり遅刻してしまった。ぼんやりと立っていたのが悪かったわ。
 けど、何もあそこまで怒られなくてもいいんじゃない? 仕舞いには髪の色まで文句をつけてくるし。全く、なんでアイツが担任になっちゃったんだろ。
「あ、そうだ」
 ガムよ、ガム。ガムを噛んでると精神が落ち着くんだって、この前テレビで見たわ。
 丁度今朝ガムをもらってるなんて、あたしってばラッキー。
「ん、ミント味」
 知らない人にもらったモノを、疑いもせずに食べちゃうあたしってば、そうとう間抜け? とかちょっと思ったけど、あんな小さな子だもん。変な事しないわよね。
 それにしても、ミントってばなんでこんなに美味しいのかしらね。これで本当に願いが叶ったりしたら、最高なのに。

810:『ガム 2/3』
08/07/26 16:21:04.84 6/jt7iR10
「………ちょっと試してみようかしら」
 次の授業が自習になりますように。自習になりますように。自習になりますように~~!
「………なぁんちゃって?」
 あ~あ、日本史ってユーウツなのよね。

「なんか、先生階段で転んで怪我したって」
 うわーお。本当に補習になっちゃった。
 え? 何コレ? 本当にガムの力?
「ちょっとユウコ、自習だからいいものの、授業時間にガム噛むのは止めなさいよ」
 うるさいわね、優等生! 今それどこじゃ………、そうよ、そうだわ。ミカ、アンタはあたしの実験台2号よ。静かにしなさい! 静かにしなさい! 静かになれ~!
「うっ………」
 あ、ミカの顔色がどんどん紫に……。
 どさり。あらら、倒れちゃった。ちょっとやり過ぎたかしら?

「ねえねえ、ミカちゃん喉にガムを詰まらせて倒れちゃったらしいよ?」
「ええっ、またガム? 日本史の先生も、ガムがスリッパにくっ付いてバランス崩したって聞いたわよ」
 クラス中が噂してるわ。
 うふふ、どっちともあたしがやっただなんて、思いもつかないんでしょうね。
 っと、バカ担任が来たわ。
「ええ、おほん。クズノキさんは病院に行きました。幸い命に別状は無いようです。安心してください。えー、後で先生はお見舞いに行きますが、ついて来たい人は先生に言って下さいね」
 はいはい。
「………おい、カミシロ。教室はガムを食う所じゃないぞ!」
 な、何よ! そこまで大声出さなくったっていいじゃない! ああもう、アンタら! あたしを見るなっつーの!
 クソ教師! アンタなんか今すぐ消してやるわ!

811:『ガム 3/3』
08/07/26 16:22:58.61 6/jt7iR10
 ………いや、ちょっと待ったあたし。
 何も今すぐやる事ないわ。もっとコイツに相応しい消し方を考えなきゃ。
 あっけなく消えたんじゃ、すっきりしないもの。第一、ガムだってまだボトル一杯あるもの。いつだって出来るわ。それに何だか味もしなくなってきたしね。
 ああ、あたしって頭いい!
「分かりました、先生」
 だから、ここは従った振り。
 あはは! 何あれ先生の顔! あたしが言う事聞いたからって、そこまで驚くワケ!
 まったく、バカな先生。
 さてと、ガムはティッシュに包んでゴミ箱へ………、

 って、

 あれ?

 ここはどこよ?
「や、お姉さんまた会ったね」
 あ、あんた今朝の! なんでそんな上から見下ろしてるのよ!
「だってお姉さん、今はただのガムじゃない」
 ………え?
「それも、地面にへばりついて真っ黒になった、ね」
 な、何それ? どういうこと!?
「さあ? お姉さんガムを粗末に扱ったんじゃない?」
 してないわよ! 投げたり、蹴ったり、捨ててもいないわ! 噛んだガムだってちゃんとティッシュにくるんだし!
「僕に聞かないでよ。でも、そうだなあ。もしかしたらティッシュにくるんだのがいけなかったのかもね」
 何なのよそれ……!
 継ぎ接ぎだらけの帽子を被った少年は、にこりと笑って言う。

「つまり、相手が何を不快に思うかは、相手にしかわからないって、そういう話さ」

812:『ガム 4/3』
08/07/26 16:24:17.28 6/jt7iR10
入れ忘れた。



813:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:29:28.65 e+Iux4Gk0
>>812
ガムで転ぶのはいいとしても、ガムを噛んでる事を注意した人間が突然ガムを詰まらせるのは無理がある気がする。
けど、最後の一行はいいよね。
あと、ボトルに入ったガムっていうのがイメージできなかった。

814:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:31:20.76 6/jt7iR10
>>813
カッパー・フィールドがガムをイリュージョンさせたのです。うそです。

ボトルのガムってメジャーじゃないのかな?
俺んとこはコンビニとかで普通に売ってるんだけども。

815:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:37:10.89 00x0E/E50
月二でボトルガム買ってる。
七百円くらい

816:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:40:02.82 qSmlXvkE0
>>812
「つまり、相手が何を不快に思うかは、相手にしかわからないって、そういう話さ」
この一文を言う為だけにだらだら続けた話にしか思えなかった

「何を不快に思うかなんて明白なんだから、察してください」という主張が前半にあったほうがよかったかも

817:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:41:37.00 +0CZqWyg0
>>813
URLリンク(www.vipper.net)

818:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:41:54.44 e+Iux4Gk0
いや、ガムって食べないからさ。
イメージが五枚入りくらいの細長いやつなんだよ。
最近はそんなのあるんだ。

819:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:42:27.64 e+Iux4Gk0
>>817
ありがとう。こんなんあるんだな。

820:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:42:52.69 gFwas2b20
>>812
大風呂敷を広げた割りに中身はほんの気持ち程度だったにすこしがっかりした。
目の前に絵は浮かんできた。

821:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:43:05.45 qSmlXvkE0
むしろボトルのほうが古い気がしないでも
まあ、どうでもいいかw

822:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:46:30.20 +0CZqWyg0
でもまあ、内容的にボトルより瓶とかのほうが雰囲気でそうではある

823:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:46:49.23 6/jt7iR10
>>820
絵が浮かんできた、は凄い褒め言葉。ありがたい。

824:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:47:29.92 00x0E/E50
過疎と思ってたけど、意外といるのな。
荒らしもいなくなったし投下します。

お題:年の差
レス:1

気軽にフルボッコしてください。


825:散歩(お題:年の差) 1/1
08/07/26 16:48:31.37 00x0E/E50
 俺には愛する女がいる。俺の傍に立っているのがその人だ。手でベビーカーを押しながら、嬉しそうに歩いている。
 午後二時に行う、日に一度の散歩だ。家の近くの公園へ行き、俺たちは二人の時間をこここで過ごす。彼女はこの時間が一番好きらしい。
「今日は天気が良いわねー、和也」
 彼女が声をかけてくるが、俺はそれに答えない。もともと口数の少ないほうなのだ。心の中では色々なことを思っていても、それを言葉にして外に出すことは無い。
 俺はこくんと頷くだけにしたが、それに彼女が気付いたかどうかは怪しいところだ。
「はあー、少し疲れちゃった。ちょっとだけ休憩しましょうか」
 ふうとため息をついて、彼女は近くのベンチに座る。俺も少し力を抜くことにした。
 燦々とふりそそぐ太陽の光が否応なしに俺を射す。午後の強い日差しに、流石の彼女もまいっているようだ。額に手を当ててきつそうな表情をしている。
 ああ、愛しい彼女よ。そんな辛そうな顔をするくらいなら、早く我が家に帰ろうじゃないか。涼しい部屋で冷たいジュースでも飲んで、ゆっくりとくつろごうじゃないか。
 そう言おうとしても、俺は恥ずかしさのため声が出せない。もし声に出したとしても、支離滅裂な言葉になることは間違いないだろう。
 自分の言語能力の低さを呪っていると、向こうのほうから中年の女性がやってきた。買い物袋を片手に持ち、もう一方の手で日傘を差している。
「あら、京ちゃん。今日も散歩なの?」
「もちろんです。こんなに天気が良いんですから、外に出たほうがお得じゃないですか」
 おばさんの言葉に対して、彼女は微笑みながら答える。
「あ、和也君もいっしょ? 大きくなったわねえ」
「この子ったらこの前生まれたばかりだと思ったのに、もう六ヶ月なんですよ。もう可愛くて可愛くて。愛らしいったらありゃしない」
 俺の肩にポンと手を置いて、アハハっと明るく笑う、愛しい彼女。
 ベビーカーの中で、俺は母への愛を再確認していた。




826:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:50:42.87 nzuvuwNOO
お題を……下さいな………

827:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:53:17.42 +0CZqWyg0
>>826


828:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:53:39.29 LGrrTZDoO
ほしゅう

829:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:54:21.36 gFwas2b20
テーマのない騙し絵のような印象
文章は読みやすい、とくに手落ちはないように感じた。

830:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 16:57:01.43 6/jt7iR10
>>825
一緒に散歩してる犬かと思って読んでた。すっかり騙された。

831:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:01:18.12 00x0E/E50
>>829
テーマは……あまり考えなかったな。
騙し絵っぽいと思ってくれただけでも嬉しい。

感想ありがとう。

>>830
見事にはまってくれて嬉しい。

感想ありがとう。


832:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:03:55.56 qSmlXvkE0
>>825
別につまらなくはないんだけど、どこが面白いかと言われると困る話
赤ちゃんに大人の人格という類型からもう一捻り欲しかった

文章は丁寧に丁寧に進めようとして逆にくどくなっている気が

833:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:05:15.10 +0CZqWyg0
>>825
お題から結末を予想しながら読んだ。老人とのカップルかとあたりをつけてたから
いい意味で裏切られた。一人称「俺」でミスリードされた
「もし声に出したとしても~」がうまい伏線になってると感じた

あと適当なところで改行しないと、読点が文章の頭にきてる場所がある

834:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:11:29.39 00x0E/E50
>>832
>赤ちゃんに大人の人格という類型からもう一捻り欲しかった

完全に力不足ですね。
もっと掘り下げようとも思ったんですけど、どうすればいいかわかりませんでした……。

>逆にくどくなっている気が

これは他の人にもよく言われます。直そうとしたら、極端に減らしてしまったり……。
精進あるのみです。

感想ありがとう。


835:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:12:14.15 00x0E/E50
>>833
お題がモロに「年の差」ですからね。
完全に読まれると思ったんですけど、割と引っかかってくれて嬉しいです。

改行は完全に頭の隅にいってました。
今度からは投下するときにちゃんと確認してからにします。

感想ありがとう。

836:(お題:祭り) 0/6
08/07/26 17:13:53.26 h92WV3Qo0
久しぶりに書けた。投下します。
お題:祭り
6レス頂きます。

837:(お題:祭り) 1/6
08/07/26 17:14:13.37 h92WV3Qo0
 俺には自慢の妹がいる。可愛くて明るくて元気で、どこに出しても恥ずかしくない自慢の妹だ。大事なことだ
から二回言った。
 まあ、実際は妹の皮をかぶった悪魔なんだけれども、可愛い妹なのでそこは目を瞑ろう。
 そんな妹にも親友がいる。結構なお嬢様らしくて、どうしてウチの妹なんかと親友なのかは知らないが、とに
かく親友らしい。何度かウチに遊びに来た事もあり、俺とも面識がある。名前を柊木沢高美という。
 この高美という少女は物凄く可愛い。『物凄く』なんて形容詞でさえ物足りないほどに。あ、高美と比べたら
ウチの妹なんてもちろんアレだ。
 さて、そんな妹の親友である高美が今、俺の目の前にいる。浴衣姿で。女の子の浴衣姿というのは、妹で見慣
れている。しかし妹のそれがどちらかというと元気良くというイメージ優先なのに対して、高美は大人の色香す
ら漂っているようだった。少し俯き加減にこちらを見つめ、頬を染める姿はそれだけで抱き締めたくなるほどだ。
妹も高美も同じ中学生のはずなのに不思議なものだ。
「それじゃあ行こっか」
 僅かな胸の高鳴りを気づかれないように、平静に努めて声を掛ける。
 それに対して高美は「はい……」と消え入りそうに小さな声で返してきた。
 俺は微かに疑問を抱きながらも、高美と並んで歩き出した。
 向かうのは高美や妹が通い、俺の母校でもある中学校。今日はそこでお祭りが行われているのだ。
 面識があるとはいえ、妹の親友と二人だけ―妹はこの場にはいない―でお祭りに行く。要するに、高美と
俺はそういう間柄なわけだ。うらやましかろう。
 中学校への道すがら、俺は色々と高美に話しかけた。しかし高美の返事は小さく短い。普段の高美はキッパリ
ハッキリとした、けれど丁寧な物言いの女の子だ。それから考えると、今の高美は『どうかしている』と思える。
違うだろうとは思うのだが、とりあえず尋ねてみる。
「俺とお祭り行くの嫌だった?」
「そんなこと、ありませんわ!」
 少し慌てて、けれど即答で否定してくれた。嬉しい。けれど理由は分からず。まあいいか。これ以上追求する
のはやめよう。
 十分も歩けば祭囃子が聞こえてきて、門をくぐると校庭の中心に組まれたやぐらが見えた。そこから張り巡ら
されたロープに吊るされた提灯が、楽しげに笑う多くの人々を照らしていた。
 見ると、隣の高美も顔をほころばせている。
「お祭り、好きなんだ?」
「ええ。だって、なんだかワクワクしてきませんか? それに、嫌いな人なんていないでしょう、お祭り」

838:(お題:祭り) 2/6
08/07/26 17:14:53.94 h92WV3Qo0
 歳相応、中学生らしい子供っぽい笑顔を見せてくる。普段の大人っぽいイメージとのギャップもあって、それ
がまたイイ。
「確かにね。それじゃあ、まずはどこから回りましょうか?」
 少しだけカッコつけて、右手を差し出してみる。
 高美はちょっと瞳を大きくしてこちらを見つめた後、そっと俺の手を取った。俺はその手をきゅっと握る。き
ちんと手を繋ぐというのは、もしかしたら初めてかもしれない。
 しかし高美の方はというと、そんな事よりも完全に祭りに心がいってしまっている様で、「じゃあ、まずはこっ
ちから行きましょう」と言って、俺の手を引っ張って歩き出した。
 食べた事がないという、イカの姿焼きに熱い視線を送っていたかと思ったら、ふらふらと歩き出した。その先
からは香ばしい醤油の焦げた匂いが漂ってきて、今度は焼きトウモロコシに心を奪われていた。
「どっちも買う?」
 そう尋ねると、高美は首を横に振った。
「何を買って食べるか決めるのは、全部見てからにします。本当は全部食べたいけれど、それだと太ってしまい
ますから」
 そう言ってはにかむ姿は心底可愛いと思う。けれど、裏を返せば全部食べることが出来るということで、少し
だけ恐ろしさも感じた。
 まずは一周してみることにした。カキ氷にわたあめ。祭りでしか見ないようなラムネ。飲食系の合間にインチ
キ臭いくじ引きや、お面などが売られている。
「あれは何ですか?」
 高美が指差す先の屋台では、蛍光色に光るリングや頭飾りが売られていた。これも祭りならではのアイテムだ
ろう。
「何って言われても、まあ、見た目どおりのもの……かな」
「ふーん」
 分かっているのか分かっていないのか、高美は物珍しそうに眺めている。
 と、俺は並べられている商品の中に、緑色に光るネコミミを発見した。最近はこんなものまであるのか。
「すいません、コレください」
「何を買ったんですか?」
 問いかけてくる高美の頭に、俺は無言でネコミミを装着した。
「ん? カチューシャ、ですか?」

839:(お題:祭り) 3/6
08/07/26 17:15:14.41 h92WV3Qo0
 自らの頭にあるネコミミを、両手で探りながら触っている。うう。その姿がまた可愛い。八百円払った甲斐が
あるというものだ。
「……これ、もしかしてネコミミですか?」
「うん」
「お祭りとは関係ないじゃないですか」
「でも似合ってるよ。可愛い」
 少し怒る素振りを見せていたが、俺の言葉に押し黙ってしまった。少し顔が赤い。
「お世辞は言わなくていいです……にゃ」
 どうやら本人もまんざらでもないようだ。結局そのまま歩き出した。
 再び屋台巡りへ。
 お祭りとは関係ないTシャツやアクセサリー、露天屋台によくあるフランクフルトやうどん、ジュースが売ら
れている。ああ、ビールが飲みたい。
「あっ!」
 小さく叫んだかと思うと、高美は駆け出していった。慌てて追いかけると、彼女は一つの露天の前に立ってい
た。そこは、夏祭りの定番中の定番。金魚すくいだった。
「やってみよっか」
「私、金魚すくいってやったことないんです」
 言葉は返してくるが、視線は金魚を追いかけている。
「おじさん、一人分ね」
 俺は二百円を渡してお椀とポイを受け取り、高美に手渡した。
「ありがとうございます」
 高美は嬉しそうに微笑んでからしゃがみ込んだ。俺は彼女の隣で中腰になって上から見つめる。
 彼女は初心者らしく、ポイを水につけたまま金魚を追いかけ、なかなか捕まえられないでいる。そうじゃない、
と口を出すのは簡単だが、せっかくの初体験だ、好きなようにして失敗したらいい。などと考えていると、目当
ての金魚が近づけたポイをいとも容易く破いてしまった。穴の開いたポイを自ら引き上げ、こちらに悲しそうな
顔で訴えかけてくる。ああ、そんな顔で見つめられたら、もう二百円、払わざるをえないじゃないか。
「まいどありー」
 俺は新しいポイを彼女に手渡した。
「よし。今度こそ捕まえて見せますわ」
 腕まくりをし、先程よりも体を水槽に近づける。つまりは、より前傾姿勢に。

840:(お題:祭り) 4/6
08/07/26 17:15:34.77 h92WV3Qo0
 金魚を追いかけるポイから彼女へと視線を移す。真剣な顔つき。触れずとも滑らかだとわかるような白い肌。
結い上げた髪から覗くうなじ。前かがみになっているために、緩やかになっている浴衣の胸元。その奥の乳首。
帯びに締められた細い腰。
 乳首!?
 一旦外した視線を戻す。俗に言う二度見というやつだ。いやいや、そんな事を言っている場合じゃない。
「た……」
 声を掛けようとして、俺はやめた。幸い、俺の他には誰も気づいていない。このまま高美が失敗するのを待っ
て、それから彼女に言っても問題ないのではないか。何より、今なら乳首が見放題だ。あっ、体勢を変えるな。
見えない!
「あー……」
 高美の残念そうな声が響く。
 視線を水槽へと戻すと、彼女のポイは無残にも破れていた。
 名残惜しいがここまでだ。
「他のところも見て回らない? もしかすると、食べ物も売り切れるかもしれないし」
 彼女の手を取り立たせる。彼女は後ろ髪を引かれる思いだったようだが、こっちとしてもそれどころではない。
多少強引にではあったが、彼女を金魚すくいの屋台から引き離した。
「後でもう一回挑戦させてくださいね」
 切なげな顔で懇願されると、今すぐに引き返したい衝動にも駆られるが、やっぱりそれどころじゃない。俺は彼
女を、人気のない校庭の隅の方へと連れて行った。
「……あ、あの。どうしたんですか、こんなところに連れて来て」
 強引に引っ張ってきた所為だろう。彼女の声音に不安が混じっている。
「ごめん。ちょっと聞きたい事があって、他の人には聞かれないように」
「なんですか?」
 キョトンとした顔で小首を傾げる。くう、かわいいなーちくしょう。
「あのさ、驚かないで聞いて欲しいんだけど……もしかして、ノーブラ?」
 彼女が凍る。
 祭りの夜に人気のない所で女子中学生にノーブラか尋ねる。捕まる要素満載だな。
「……ど、どうして、ですか?」
 問い返してくるその声が上ずっている。
「いや、その……金魚すくいをしてる時に偶然、見えちゃって……」

841:(お題:祭り) 5/6
08/07/26 17:15:55.45 h92WV3Qo0
 彼女の顔を直視できず、明後日の方を向いて答える俺。彼女は何も言わない。
「あー、もしかして……和奈?」
 視界の端で、彼女が小さく頷くのが見えた。ああ、やっぱりか。ちなみに、和奈というのは俺の妹の名前だ。
 高美と和奈は、成績が拮抗している故なのか、試験の点数で競ったりする事がよくある。何かを奢ったり、何
か一つ言う事を聞かせたり、相手をペットにさせたり。元々はそれがきっかけで高美とも知り合ったのだが、ど
うやら今回も何事か賭けていたらしい。
「今度は何、ノーブラで一日過ごすとか?」
 高美は横に首を振り、小さな声で答えた。
「浴衣を着る時は下着をつけない、って和奈さんが……」
 あー、なんかよく聞く話だよね。着物や浴衣なんかの和服の時は下着をつけないって。あれ? ってことは。
「下も、穿いてないの?」
 高美は答えない。答えない代わりに、俯いて顔を真っ赤に染めた。そうか。なんとも素晴らしい。
「それで、ここに来る前は何か変だったんだね」
 小さく頷く。
 けど、お祭りの会場に来たらそれも忘れてしまった、と。そういうことか。さて、どうしたもんだか。
「ちょっと、後ろ向いてもらえる?」
 高美は疑問に思いながらも後ろを向いた。綺麗な曲線を描くお尻を見つめる。だが。
「パンツ穿いてるかどうかって、見ただけじゃわからないね」
 瞬間、向き直った高美に殴られた。
「変なこと言うと怒りますよ!」
 もう怒ってるけどね。
「しかし見て分からないとなると、触るしくぁ」
 今度は言い終える事もできなかった。
「変なこと言うと怒るって言いましたよね?」
 まあ、わざとだけどね。
「けどまあ」
 一旦言葉を切って、上から下へ、下から上へと高美を眺める。
「ピカピカ光るネコミミに浴衣、しかもノーパンノーブラとか、物凄い格好だよね」
「だって、これは……」
 もう一発来るかと思ったら、高美は逆に恥ずかしがり俯いてしまった。女心は不思議なものだ。

842:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:16:25.31 vB9y1IoaO
>>838
文章じゃないな。餓鬼が書いた作文だ

843:(お題:祭り) 6/6
08/07/26 17:16:28.41 h92WV3Qo0
 困ってしまっているような彼女をそっと抱き締める。
「可愛かったから、ついついからかっちゃった。ごめんね」
「……うん」
 彼女が俺に体を預ける。俺は背中に回した手で、優しく肩を叩いてやりながら、どうしたものかと考えていた。
 俺の視線の先にある大木の陰から、妹の和奈がDVDカメラを構えて覗いている。家からつけてきていたに違
いない。きっとニヤニヤしていることだろう。
 欲望に忠実に、勢いに任せなくて良かったと胸を撫で下ろしながら、あえてお尻を触ってみようかどうか、も
うしばらく考えることにした。
                       ―完―

844:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:17:56.59 h92WV3Qo0
>>842
餓鬼ですいません。

845:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:18:18.55 vB9y1IoaO
もう可哀想になるくらい下手な文章だな。

846:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:21:56.81 gFwas2b20
>>842
>>845
なんでそんな猛烈な勢いで叩いてるの?
普通の文章だろう

847:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:23:09.23 vB9y1IoaO
>>846
すまんすまん。今まで良文に出会い過ぎて麻痺してたわ

848:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:34:54.61 00x0E/E50
ほっしゅ

849:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:38:07.83 +0CZqWyg0
>>843
せっかくお祭りの楽しい雰囲気が出てたのに、後半は少しもったいない印象。
もっとすっぱりオチに持っていったほうがよいのでは。くどく感じる。

重ねて言うけどお祭りの雰囲気はよく出てた。こっちまでわくわくする。
文章別に下手じゃないし。

最後に……エロス万歳!

850:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:41:16.29 gFwas2b20
>>843
なんだろうな
相手が中学生じゃなくて高校生だったらもっと感情移入できたのかも
あとなんで二人で祭りにきたかという説明も欲しい
ちょっと照れてるのか?エロ描写も中途半端
後半が雑だけど全体としては祭りのワクワク感が出てていいと思った
リア充死ねっていうwwwww

851:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:52:30.80 00x0E/E50


852:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 17:58:18.95 +0CZqWyg0
保守

853:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:04:42.25 TXMOFj0Q0
帰ってきたらまた香ばしくなってる

854:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:15:45.22 jrURWDBfO
お題

855:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:16:27.08 MN9agziO0
醤油 味噌 酢 のどれか一つから好きなのを選ぼう

856:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:16:27.39 TXMOFj0Q0
>>854
香水

857:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:16:30.80 00x0E/E50
指輪

858:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:20:12.44 Jod7pZJn0
長編小説読破した後に、なんとなく良い文章が書けそうな錯覚感ってあるよね。
そんでもっていざパソコンなりチラシの裏に向かった時に、何も浮かんでこない絶望感ったらないよね。

859:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:20:14.20 nzuvuwNOO
お題

860:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:21:02.67 6/jt7iR10
>>859
駄菓子

861:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:25:56.57 jrURWDBfO
>>855-857
はーく

862:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:31:34.03 cve8NgeNO
救済スレに投下しました。誰か転載よろしくお願いします

863:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:32:28.08 TXMOFj0Q0
>>858
そんなもんでしょ

864:夏は氷の溶ける空気で 0/3  ◇fSBTW8KS4E
08/07/26 18:38:19.89 h92WV3Qo0
品評会投下します。
転載よろしくです。

865:夏は氷の溶ける空気で 1/3  ◇fSBTW8KS4E
08/07/26 18:38:40.84 h92WV3Qo0
 いわゆる夏は火照る体の皮膚から浮かぶ、汗に追われて涼みを求めるもので、昼の三時を回ったところ、喫茶
店には九人ほどの客が居た。
 一番奥、トイレの出入り口の横のテーブルでは、からん、と先ほど出て行った客が飲み残したグラスの中で、
均衡を保っていた氷は少し溶けて、体勢を崩し、音が鳴った。店員の二人はそれぞれコーヒーを入れるのと、客
の注文を聞くことに従事しており片付ける事までに手が回らないでいる。
 店内にはテーブルが五つあり、L字型のカウンターを囲むように、縦に三つ横にトイレを破産で二つという配
置で置かれている。そして奥の二つのテーブルのうち、片付けが済まされていないテーブルの隣では、二人の男
女が向かい合わせで座っている。
 男の方は青いワイシャツの腕をまくりながら外の行商を眺めていた。女は運ばれてきたアイスココアを男の前
に置き、自分の前にはアイスコーヒーを置いた。ウエイトレスは丸盆を脇に抱えカウンターの中へと戻る。そし
て伝票の「iココア」と「iコーヒー」の文字を上から線を引き、その下の「チーズケーキ」の文字を確認して、
早速準備に取りかかった。
 その一連の作業をカウンターに座った紺スーツの男が眺めていた。次にその男は同じカウンターの端に座る若
い女を注意して見始める。その女は赤いタンクトップにジーンズといった軽装で、オレンジジュースをストロー
で吸っている。女の隣の回転椅子にはハンドバッグが置かれている。そしてよく見るとハンドバッグの下に小さ
な紙袋があるのを男は確認した。男は視線をカウンターの上に戻し開いて置いてある手帳を確認し始める。
 開かれたページには「三時半、相手、赤いタンクトップ、女」と事務的な文字で書かれていた。それから男は
足下に置いておいたジェラルミンケースを取り、中から厚めの茶封筒を取り出した。それをわざとらしく咳払い
しながら手元のメモ帳の横に置き、目の端で女を伺う。女が一瞬だけ男の方を見たのに気づくと、男は満足そう
にアイスコーヒーを流し込んだ。
 その横をまたウエイトレスがチーズケーキを載せた丸盆を持ち通り過ぎる。先ほどのテーブルでは連れの女が
テーブルの上に旅行パンフレットを並べていた。ウエイトレスは失礼します、と頭を下げパンフレットを少しど
かすと空いたスペースにチーズケーキの乗った皿を置き、また頭を下げてその場を後にした。ウエイトレスは隣
のテーブルの片付けをしていない事に気づき、片付けを始めようとすると、入り口に近いテーブルから呼び止め
られた。
 そのテーブルには男子二人、女子二人の高校生がそれぞれペアで四人座っており、テーブルには勉強道具と思
われるノートやシャーペン、ボールペンが散らかっていた。ウエイトレスがテーブルまで来ると、坊主頭の男子
学生がアイスウーロン茶一つと、コーラ二つおかわりで、と注文をした。ウエイトレスはエプロンポケットから
伝票を取り出し、書き込むと開いたグラスを丸盆に載せ、またカウンターに戻り準備を始めた。カウンターの中
には年配の店長がおり、注文が聞こえていた店長は足下の冷蔵庫からコカコーラ瓶を二本取り出し栓を抜き、氷

866:夏は氷の溶ける空気で 2/3  ◇fSBTW8KS4E
08/07/26 18:39:03.41 h92WV3Qo0
の入ったグラス二つになみなみと注ぐ。その間にウエイトレスも冷蔵庫からウーロン茶の業務用紙パックを取り
出し、グラスに注いだ。
 再びウエイトレスはグラス三つを盆に載せ、学生たちのテーブルへ向かった。それと同時にカウンターに座っ
ていた男が、また大きく咳払いをしながら厚みのある茶封筒を持ち、男女共用のトイレへと向かった。赤いタン
クトップの女はさりげなく男の後ろ姿を目で追いながらハンドバッグの下から紙袋を取り出す。
 ウエイトレスが仕事を終え、トイレ横のテーブルでの片付けを再開させようとすると、その隣に座っていた男
女二人組の女の方が大声を出したので手を止める。男の方は困ったように頭をかき、なんとか女をなだめようと
した。しかし女はその態度がまた気に入らないのか怒った声を出す。なんでいっつもクールを気取るのよ、だと
か、あなたは私に関心が無いのよ、だとかを叫び、罵倒を始める。入り口付近の学生四人も驚き、顔を見合わせ
ながらこれから何が起きるかという事に期待をして、小声で笑い合ったりしていた。ウエイトレスは気が弱いの
か、テーブルの横でなんとか注意しようとするのだが、なかなかタイミングをつかめないでいる。
 そのささやかな争いの起こるテーブルの横を用を足した紺スーツの男がトイレから出てきた。男は痴話げんか
に興味も示さず、タンクトップの女とアイコンタクトをする。男の手に先ほどの茶封筒は無かった。意図を理解
した女は今度は紙袋を手に取りトイレへと向かう。女が男の後ろを通り過ぎる際、紙袋を座っている男の足下め
がけてわざと落とした。男は確認するとテーブルの上の手帳をつかみ、それをわざと落とす。男は意外そうな、
決まりの悪そうな顔をして立ち上がり、身を屈める。手帳を拾うついでにその紙袋を拾い、ジェラルミンケース
の中に突っ込むと、残ったアイスコーヒーを一気に飲み干し伝票を店長に渡してお会計と呟いた。男は財布を取
り出し、一万円札を五枚ほどだし、店長にさりげなく会釈する。受け取った店長も、毎度どうもと下品に小さく
笑った。つりを受け取らず男は財布を戻すと痴話げんかに夢中になっている学生たちの横を通り、まだ日差しの
粘りっこい空気の中へと消えていった。
 トイレ横のカップルは、女が怒鳴り疲れ、少しおとなしくなっていた。店員はやっとのこと、お静かにお願い
します、と伝え反対側のテーブルを片付け始めた。
 ウエイトレスが下げものを持ってカウンターの中へ戻る頃、タンクトップの女もトイレから戻った。女はその
ままハンドバッグをつかみ、オレンジジュース代の三百八十円を伝票と一緒に店長に渡すと、そのまま喫茶店を
後にした。
 そして、また時間をおかず、先ほどのカップルの女が立ち上がり、泣きながら外へ飛び出していった。残され
た男はあわてて荷物をつかみ、追いかけようとする。店長に向かっておつりはいいですと叫びテーブルの上に五
千円札を置き、彼女の後を追いかけ炎天下へとまた消えていった。
 ウエイトレスがテーブルの上の五千円札を店長に渡し、テーブルの上の物を片付け始めた。テーブルの上を拭
きながらウエイトレスが窓の方にふと目を向けると、通りの向こうで先ほどのカップルが見えた。その隣には赤

867:夏は氷の溶ける空気で 3/3  ◇fSBTW8KS4E
08/07/26 18:39:43.24 h92WV3Qo0
いタンクトップの女も立っていたように見えたが、歩いてきた会社員二人組によって邪魔され見えなくなってし
まった。
 その会社員二人組はそのままこの喫茶店へと入ってくる。ウエイトレスはテーブルを拭くのを中断し、新しい
客の前まで、いらっしゃいませ、と声を出しながら近寄り、どの席に案内しようか、店内のテーブルを見回した。
 奥二つのテーブルは、片付けたばかりで、のこった三つのテーブルのうち、一つにウエイトレスの目が止まる。
三つのうち真ん中のテーブルに氷の入ったグラスが一つ置かれていた。それは客がテーブルについた際に出すお
冷やであったが、その席はウエイトレスの目には誰もいないように見える。首を傾げながらもウエイトレスは新
規の客二人をそのグラスが一つ置かれたテーブルの隣の席へと案内した。そしてすぐにカウンターへ行き、お冷
やを二つ用意し始めた。
 さて、最初九人ほどの客がこの喫茶店に居た。そして紺スーツの男、赤いタンクトップの女、若いカップル、
彼ら四人が出て行き、その後二人の会社員が入ってきた。入り口に近いテーブルには四人の学生が居る。
 先ほどから置かれていたグラスの中で、氷が体勢を変えた。からん、と音が鳴り、その音に学生たちも会社員
も、店長もウエイトレスもふりむいた。
 あ、ウエイトレスさん、アイスコーヒが欲しいんですけど。

 了


868:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:40:10.06 h92WV3Qo0
転載終了

869:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:47:11.74 TXMOFj0Q0
ほしゅーん

870:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:47:34.75 cve8NgeNO
>>868
かんしゃします、どうもありがとうby幼女(AAry

871:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:48:47.91 MN9agziO0
2006年8月ころの、自分が初めてきた辺りの過去スレを読んでいた
気がついたら、涙が頬を伝っていた。

872:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:51:23.44 rAvllMz20
URLリンク(wakamarusinnji.fc2web.com)

873:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 18:58:49.18 +0CZqWyg0
甜菜乙

874:あの夏の日 三分の一
08/07/26 19:03:39.37 ENRG7CMTO
いつも通り暑い夕方5時半、僕は百本ノックを受けていた。
運動神経には自信があったが、神奈川は去年神奈川高校が甲子園制覇していて、三回戦で負けた日から、僕らの夏が始まっていた。

875:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 19:19:25.40 +0CZqWyg0
ほす

876:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 19:22:24.17 MN9agziO0
お題もらえるかな

877:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 19:24:55.82 TXMOFj0Q0
>>876
タカ

878:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 19:25:14.52 WLJ1oo5QO
>>876
ごみ

879:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 19:35:06.62 +0CZqWyg0
ほす

880:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 19:45:48.84 LGrrTZDoO
しゅほ

881:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 19:57:36.71 h92WV3Qo0


882:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 20:03:43.72 eL5UixF60
お題もらえますか?

883:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 20:08:29.10 00x0E/E50
再来

884:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 20:16:05.97 +0CZqWyg0
保守

885:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 20:26:20.52 +0CZqWyg0
ほす

886:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 20:30:12.41 ENRG7CMTO
何か題名よろしく

887:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 20:30:28.22 TXMOFj0Q0
>>886
いつかどこかでみた夜を

888:いつかどこかで見たを
08/07/26 20:32:01.63 ENRG7CMTO
よんれす投下します

889:いつかどこかで見た夢を 一
08/07/26 20:38:35.26 ENRG7CMTO
かきん
小さな、渇いた金属音。 高校野球の甲子園二回戦、大阪のPL学園にサヨナラヒットを打たれた音は、夏の暑い夜、その音で僕を夢から連れ戻す。 最初高校一年の僕は、左のエースで横浜高校と準決勝を戦っていた。勝負は零対零、相手の松坂は、今や大リーガーだ。
九回裏ツーアウトランナー二塁、クイックモーションから投げ降ろした球は、相手バッターのインコース、簡単な内野ごろだ。

890:いつか 二
08/07/26 20:43:53.84 ENRG7CMTO
けれどなぜか、三塁の三年生当時のキャプテンは、トンネルをした。
延長を考えていた僕はただ呆然として、泣き崩れるナインの中、二塁ランナーがホームを駆け抜けるのを見ていた。
カシン
ただのごろを、何故、キャプテンはエラーしたのか。あのあと同窓会で、みんな一応聞いてみたが、キャプテンも、簡単に処理出来ると思った、すまんて頭下げるだけで、僕らもそれ以上は、聞けなかった。
みんなが眠ってる

891:いつか 三
08/07/26 20:50:48.85 ENRG7CMTO
朝の5時から走り込みをし、放課後は5キロランニングしてから、他の遊びには目もくれず、ただ白球だけを追い掛けた夏。
次の歳は松阪は卒業しており、僕らは憧れの甲子園に参加した。
どきどきした開会式。
一体どんなライバル達と、球の行方を追い掛けるのだろう。
初戦は、松江高校の右ピッチャーとなげあい、その時の三、四番の活躍で、僕達は勝ち上がった。
松江高校も有名だけど、PLはもっと有名で

892:いつか 四
08/07/26 20:57:34.02 ENRG7CMTO
僕らは挑戦者で戦えた。 一点づつ入った九回裏、そのときはランナーは無しでツーアウト取れた。 去年が思い出されるがランナーを出さなければいいのだ。
バッターはまたメジャーりーがーの松井。
四球投げてあとストライク一つ。
カキン
渇いた単音は、行方を見送ら無くてもスタンドに吸い込まれる音だった。
彼女や旅行もせずただ、ただ白球を追い掛けた三年間。
今は社会人で投げているが、僕の見果てぬ夢は、まだ終わらない。


893:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 20:59:44.52 ENRG7CMTO
良かったら評価よろです

894:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:04:16.75 cve8NgeNO
>>893
野球は興味ないからそっちサイドからの感想
作者のわかっていることを読者がわかっていることは少ない
読み直せば気づくだろうけど、文のねじれや意味不明な文が多い
内容もつまらなかった

895:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:05:41.48 00x0E/E50
>>893
一レス目の
>サヨナラヒットを打たれた音は、夏の暑い夜、その音で僕を夢から連れ戻す。
この山田悠介文とか、
四レス目の
>バッターはまたメジャーりーがーの松井。
この文とか、全体的に推敲不足なのが浮き出てる。

一度きちんと書き上げて、内容をもう一度読み直した方がいい。

896:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:08:45.92 ENRG7CMTO
まあみなさんに評価して頂けたら幸いくらいのスタンスで、一杯書きたいたいぷなので
どこが分からないのかな? 内野ごろとか…?
山田さんは知らないが大体読めたでしょうか

897:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:10:24.47 ENRG7CMTO
まあ二番に評価してくださった人は意味が通じたからいいか
誰かお題ください

898:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:14:00.84 Xv62c0Qa0
競馬

899:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:14:49.65 MN9agziO0
>>889
感想書くときは文章よりも内容について触れたいんだけど、
ちょっとこれ文章の内容以前の問題すぎる。
↑でも言われてるけど一番最初のリアル鬼ごっこの時の山田悠介とタメはれるレベル。
つまりちょっと文章がごめんなさい。
読書をした方がいい。それも衒いの少ない評論文とか自然派の文豪のを読もう。
ちょっと自分に酔いすぎな文章。
それが語り手の年に似合わない幼さに繋がっちゃってる

900:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:15:59.87 ENRG7CMTO
競馬 五レス投下します


大人ぽくね

901:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:18:15.10 cve8NgeNO
「書き上がってから投下すること」の文字俺にしか見えてないんかな

902:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:19:17.88 W8PhRghD0
大先生は2分で書けるらしいぜ

903:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:19:51.46 jX6PYHv80
推敲したのかな

904:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:20:14.41 MN9agziO0
八月二十日。水曜日。

 昨日、この国である事件が起きた。

 真夜中の、海岸での犯行。それは一瞬のうちの出来事だった。警察に通報したのは、砂浜に一人残された十八歳の少女。汗だくになりながら二人を捜したが見つからず、携帯を手に取った。

 翌日、神奈川県警と海上保安庁は水難事故として捜査を開始。テレビのニュースでも報道された。が、大きくは取り上げられなかった。二人の大学生が海で行方不明になった事件はこの時期にはよくあることで、視聴者も「またか」ぐらいしか思わない。

 しかしまだ、世間はある事実を知らない。犯行グループから、首相官邸に一本の電話が入っていたことを。

905:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:20:39.89 MN9agziO0
あ、ごめんこれが山田悠介の文ということで。俺のじゃないよ! ぜったいちがうよ!

906:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:23:27.01 cve8NgeNO
>>902
大江健三郎は中編ぐらいなら一日で書いて30日間毎日推敲したらしいな

907:競馬 一
08/07/26 21:24:23.92 ENRG7CMTO
皆さんは、競馬より思いばんば競馬というのをご存知だろうか。
一頭が三百キロより重く、競馬より何十キロという負荷をつけて競争するわけ。
実際に目で見なくても、彼等と育てている調教師を見ていると、自分も頑張らなくては、と感じる。 別にどの馬が勝とうが、私には関係もないが、心に染みる。
彼等が走り終えて、何かが生産される訳ではない。また、練習がその調教が始まるだけである。

908:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:28:50.21 Xv62c0Qa0
>>904
句読点の位置があれなだけでそこまで酷い文章じゃない気がする。

909:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:29:22.21 W8PhRghD0
>>906
ああ、いい話だね、その逸話。
推敲で言うと、普通は推敲を重ねると文字数は増えていくものなんだけど、
志賀直哉は推敲するたびに文字数がガンガン減っていったって逸話も好き。

910:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:30:23.77 MN9agziO0
>>908
よく読んでみろ。叙述トリックがふんだんに使われているぞ

911:競馬 ニ
08/07/26 21:31:35.51 ENRG7CMTO
けれど、その無目的な、言ってみれば、無為な日常は、私達の生活と何ら替わり無いではないか。 私が明日仕事をしたからといって、明日何かが発生する訳ではない。また、誰かの命が救える訳でもない。
医者や弁護士でなければ、皆さんの日常も大差ないであろう。
けれど私は、月曜日から土曜日まで朝8時半に出社をし、夕方9時に帰宅する。全くたわいない、ごく一般的な社会人であろう。
しかし、その小さな歯車が日本を、そして世界を動かしている。

912:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:36:25.74 cve8NgeNO
>>909
志賀直哉かっけえな
見習いたい

913:競馬 三
08/07/26 21:36:57.04 ENRG7CMTO
彼等はただ、前しか見据えていない。むちを入れられるまでもなく、ただ、前に向かって走る。
私達が出来うる事も、同じではないか。
ただ、走る、前に向かって。可否は数年後に気付くだけで、いつでもこの一瞬を、立ち止まらずに走り抜ける。
私の好きな、星新一が行った、立ち止まるな、走りながら考えろ。マグロの様に、眠りの夢の中でも、明日どう戦うか、シュミレートするのだ。 つまりはそういう事だ。

914:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:38:24.72 INMJUNoIO
昨日からいない人はログ見るとしあわせに

以下スルー推奨

915:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:40:59.87 el71f2WW0
品評会投下しようと昨日書き上げたんだけど
推敲したら1文字も残らなかった…。

なんという志賀直哉。

916:競馬 四
08/07/26 21:42:47.32 ENRG7CMTO
生まれ落ちて七十数年、私達に何が出来る?
ただ静かに、前を見て走る事くらいではないか。 余計なものなど何もない。学生時代に一週間だけ付き合った彼女との時間にも、きっと、何かきっと意味がある。
出来ることやその時間が限られているからこそ、前に歩みを、進めよう。
たまに傷付き、倒れて真っ青な空を見上げるかもしれない。
けれど、馬はただ、前へ向かって走る。
彼等の内なる内面は分からない。

917:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:45:13.43 MN9agziO0
>>915
お前は城の崎と小僧の神様を愛している全俺を敵に回した

918:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
08/07/26 21:47:00.56 efidcHnU0
小僧の神様のラストってどうなの? 初めて読んだ時リアルに「はあ?」って声が出たんだけど。

919:再来
08/07/26 21:51:28.72 eL5UixF60
再来 6レス投下します

920:再来
08/07/26 21:51:56.55 eL5UixF60
〔あなたは覚えていますでしょうか〕
こんな文頭で始まる手紙を私は家の庭で見つけた、手紙というよりかはメモみたいに見えたが誰かから誰かへのメッセージと思われたので手紙ということにした。始めは私に宛てた手紙かと思いしばらく読み込んでいた、
しかしどうにも自分に該当する部分が見当たらずに自分宛のものでないと理解する。
〔私はあなたを呼び、そしてあなたを閉じ込めました〕
「まったくもって物騒な手紙である、この手紙の送り主はよほど狂った人間に違いない。」
その手紙には差出人の名前も住所もなく蚯蚓の這った跡のような字で書かれている、よほど急いで書いたのか間違った所はグシャグシャと黒く塗りつぶして消していた。
〔あなたは動かず、何も言わずに耐えていました。それを見ていた私の気持ちが分かるでしょうか〕
「・・・・・馬鹿らしい」
私は手紙を丸めて放り投げ家へと戻った、これ以上は見ているのも嫌になった。どうせ誰かの悪戯だろう、さっさと風呂に入って寝よう。
〔あなたは恐ろしかった、故に閉じ込めた。この子供のような理論をあなたは笑わなかった、逆に誉めた・・・・・・あなたという物が分からなくなった。
あなたに手紙を送ったのは伝えたいことが一つあったからです。
_____________________   〕
ふと最後の一文が頭をよぎる、なにか重要だった気がする。あわてて先ほど放り投げた手紙をさがす、ない、何処にもない、風が吹く・・・・・
「飛ばされたか・・・・・」
今日はもう遅い、明日探しに行こう。時間なら有り余ってる、なぁに急ぐことはない、明日があるのだ私には。


921:再来
08/07/26 21:53:14.98 eL5UixF60
朝起きる、夢は見なかった。
いつもどおりに歯を磨きその後にトーストを焼く、トーストが焼きあがるまでの時間に外にあるポストに手紙をチェックしに行く。昨日の手紙があった。
最後の一文を確認しようとする、しかし文は途中で途切れていた。紙が千切られていたのである、私は青ざめた。
家の中へ手紙を持ち帰る、トーストはいつの間にか焦げていた。
こんな偶然があるのだろうか、いくら自分に関係のない手紙とはいえこうくると気味の悪いものである。全てのカーテンを開け、家の周りを見えるかぎり見渡す。いつもと同じ景色、何も変りはない。
キンコーン
突然の来訪者に少し心臓がはねる。
「大丈夫、俺には何も関係のないこと・・・・何もない、なにも起こらない。」
自分に言い聞かせてドアを開ける、知らない老婆が立っていた顔を近づけてきてこう囁いた。
「手紙は御届きになりましたでしょうか?」
ぎょっとする、まさかと思う。家を間違えたのではないか?言っては悪いが目の前にいる老婆は相当な年だと思う、思い違いの一つや二つは日常茶飯事のはず。
「彼が再来なさいました、このことにつきましては手紙の最後の一文をご覧くださいませ、くれぐれも口外なさらぬよう・・・・・・・」
やたらと長い間をあける、私はもう何がなんだかどっちが上で下かも分からない状態でただ冷や汗がだらだらと出てくるばかりでありなにも出来なかった。
「気を付けくださいませ


922:再来
08/07/26 21:53:46.99 eL5UixF60
こう・・・貫禄といえばいいのか分からないが、ドス声とも言いがたく。私を屈服させるのに十分な何かを持っている声、雰囲気だった。
手紙の最後にはやはり大事な意味があった、人の勘というものは優れているというのは本当であったのか・・・・・・
私に関係があった。その言葉が頭の中でループし続ける、コレまでの生涯で何も思い当たることがない。私が何をしたというのか?誰も答えてくれない。
親はいない、私の成人と共に他界してしまった。親のことであろうか。
ふと思う、親のことならば納得がいくかもしれない。両親は研究者であった。
両親はつねに言っていた。
「研究をやめれば人は死ぬ、人は追い求め続けるからこそ人である。」
私はこのことでしょっちゅう怒られていた、なにもやりたいことがなかったからだ。
そいいえば親が言っていた。彼はいつかやってくる、私等に会いにやってくる。そう言っていた。この彼というのがさきほどの老婆が言っていた彼、手紙の「あなた」は共通する人物なのではないか?
考えすぎかとは思う、しかし考えすぎて悪いことはないというのが私のコレまでの教訓だ。石橋を叩いて壊すくらいの慎重さが世の人達には必要だと両親は言っていた。おかげで今も独身という訳だが。


923:再来
08/07/26 21:54:44.57 eL5UixF60
そうするとこの文章を送ったのは僕の両親ということになるかもしれない、しかしそうすると「あなた」(彼であると推測する)を閉じ込めたのは両親ということになる。
ならば彼は今いったいどのくらいの年であろうか、先ほどの老婆ほどではなかろうか。再来ということ、当たり前であるが彼が再び現れるということになる。私に会いに・・・・
手紙の最後が気になる、どうも本当に重要らしいのだ、しかし何をすればいいのか分からない。
・・・・・・しばらく黙って座る、シーンという音無き音が聞こえてくる。
「あぁ・・・・・ここは本当に静かだ・・・・」
少し落ち着いた、散歩にでも行こう。
家をでる、庭を歩く。昨日手紙が落ちていた場所に着く・・・・・深く、深く、その場所をみつめてから再び歩き出す。
〔約束の場所にてあなたをお待ちしております〕
・・・・・・・・・・思い出した。
駆ける、約束の場所へ、彼が待つ場所へ。
そこはここから近い場所で、幼き自分が両親と共によく来ていた廃墟。両親の「実験」を見によく遊びに来ていた場所であった、その時に両親は言っていたのだ。


924:再来
08/07/26 21:55:33.97 eL5UixF60
「この実験のことをよく覚えていなさい、人とは何か。そのすべてが分かる瞬間にあなたは立ち会っているのです、
ここで見たこと、聞いたこと、全て貴方の脳に記憶させなさい。人間が考えられる全てのことは起こりうる現実なのです。
この場を約束の場所とします、あなたはいつか再び彼に会うでしょう。そこで言いなさい、ここであった全てを。彼に伝えなさい、私達・・・・あなたの親が彼にしたことを。」
気が付けば呟いていた、あの手紙は彼と自分にあてた手紙だった。最初のは自分に宛てた手紙、両親が誰かに言ってあったのだろう。
「彼が再び現れる時に子供に渡しなさい」と
二つ目は彼が持っていた手紙を私のポストへ入れたのだろう。何故?そんなことは分からない。彼の考えていることなど、両親に体中を細工され、人間ではなくなってしまった彼には。


925:再来
08/07/26 21:55:59.06 eL5UixF60
廃墟の中には彼がいた、彼を閉じ込めていたスペースに閉じ込めていた時と同じ格好で座っていた。
僕は喋った、全てをそのままに。
僕には何の才能も無かったがレコーダーの才能は会ったらしい、一言も漏らさずに全てを伝えきった・・・・彼は座ったまま聞いていた。
彼が立ち上がり叫んだ、
「私は彼らを許す!彼ラを讃える!・・・・彼らを殺ス!殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!殺ス!!!!!」
私は泣いた、感情などない。涙が溢れて来る、これが両親のしたこと。人を人でなくすること代わりに両親は分かったのだろう。「人」というものを。
人を知るためには人でないものを知らなくてはいけない、それも犬、猫などではいけない。人から堕落し、人でないものになったものでないといけない。私は理解した、人というものを、今見ていることそれが「人」彼は人そのもの。
まて、こんな物が人であってはいけない、私が突き止めなくてはいけない・・・・人というものを。
なるほど、祖父母も研究者だったと聞く、こういうことか。
なるほど、彼は再来する



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