08/01/27 00:53:29.24 cOceOQEEO
魔女「ちょ、ちょっと待って。さっきあなたメガザル使用者は助からないって」
賢者「…そうだ、使用者は助からない。これは決まりだ、例外はない。でもこの場合は覆せる」
魔女「言ってることが無茶苦茶だわ、あなた勇者が死んで頭がイッちゃったの?」
賢者「…そうかもな、自分でもこんなに必死な自分に驚いている。…そういうお前も変だ、いつもの達観がない」
魔女「そんなこと」
僧侶「いえ、きっとみなさんそうです。勇者さんの存在は知らない間に心の支えになっていたんでしょうね」
賢者「…話を戻そう、困難だが方法はある。つまりメガザルをなかった事にするんだ」
僧侶「?」
魔女「…時間旅行をする気なの?」
賢者「…そうだ、あの時近くにはあのモンスター以外生きている者は居なかった。矛盾が生じたとしても微々たるものだ。なんなら生贄にしてもいい」
賢者「…課題は3つ、触媒になる竜の玉の入手。なんらかのワープ装置と達人位の魔導士三人。そして勇者復活まで勇者を演じる身代わり」
賢者「…三番目が一番重要、例え勇者を救い出してもそのまま『今』に連れてきたら世界と摩擦が生じて結局勇者は弾け飛んでしまう。」