泣いた亀頭at HEAVEN4VIP
泣いた亀頭 - 暇つぶし2ch1:真性包茎の悲劇 ◆Z7N8K5omr2
07/12/06 20:31:16 uIk29Rlp0
山の中に、一人の亀頭が住んでいました。
亀頭は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、 「心のやさしい亀頭のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。

けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。亀頭は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。
そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。青鬼は、わけを聞いて、亀頭のために次のようなことを考えてやりました。

青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ亀頭が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば、人間たちにも、亀頭がやさしいのだということがわかるだろう、と言うのでした。
しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる亀頭を、青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。

計画は成功して、村の人たちは、安心して亀頭のところへ遊びにくるようになりました。毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。
こうして、亀頭には人間の友達ができました。亀頭は、とても喜びました。

しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。

ある日、亀頭は、青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。
そして、それに、何か、字が書かれていました。

「亀頭くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い者だと思われるかもしれません。
それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」

亀頭は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。


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