10/07/04 18:13:05 I1xnjNu70
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ストーリー
1429年。フランス、シノン城に、ひとりの少女が現れる。
神の啓示を受け、フランスを勝利に導き、シャルル7世を正式な国王とすべく、「戴冠式」を成し遂げてみせる、と。
わずか17歳の、ラ・ピュセル(乙女)と呼ばれるその少女に、シャルルは、何か、特別な気配を感じる・・・。
「フランスは、ひとりの乙女によって救われる」
この言い伝えを、あたかも現実のものにするかのごとく、ジャンヌは、わずか11日でオルレアンを開放する。それは、まさに救世主の出現であった。民衆は、奇跡のような現実を目の当たりにしたのだ。
しかし・・・。
狂気とすら思える乙女の純真が、あらたな「敵」を生んでしまう。
疎ましく思う者。疑う者。裏で操る者。権力を誇示する者。無力に苛まれる者。 腹黒い怪物たちの嫉妬と欲望が、彼女を翻弄していく。
「戦争」が、人間の欲望と嫉妬が生み出したものであるならば、イギリスとフランスのそれは、あまりにも深く、複雑で、強烈なものであった。
後に、百年戦争と称されることになる英仏の戦い。
15世紀初頭、繰り返される蹂躙と殺戮に、フランスは、引き裂かれていた。
大地も、空も、民衆の心も。
国家、宗教、人間・・・。
襲いかかる、あまりに巨大な「壁」に、それでもジャンヌは立ち向かう。
生きるために。守るべきものを、生かすために。
彼女の情動を突き動かしたものは、何だったのか?
祖国か、愛か、神か。