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「エリザベス」(石井美樹子)を読んでいたら、エリザベス女王がメアリ・スチュワートを処刑したことで、
国王を法律の名のもとに合法的に殺せる前例を作ってしまったらしい。
その結果、チャールズ1世の処刑も、ルイ16世の処刑も、法律を楯にとって行われることとなった。
結果として先鞭を付けることとなったエリザベス女王は、できればだれかが手を下して、メアリが「病死」
か「事故死」してくれるように願い、実際にそうほのめかす手紙も書いたが、生真面目な部下が女王の
気持ちを察してくれず、メアリは処刑まで生きのびてしまったのだそうな。
処刑の判決文になかなか署名しなかったのも、優柔不断と言うよりそのせいだったらしい。
暗殺でもなんでも死んでくれれば、病死だったと言い張れるから。