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約60年前、韓国で政府が国民を大虐殺した。犠牲者は20万人以上だったとも言われている。
それほど大規模な虐殺だったにもかかわらず、韓国内では長い間、タブーとされてきたため、詳しく知っている人はほとんどいない。
この「韓国最大のタブー」が今、ようやく暴かれようとしている。
【なぜ?山中に謎の遺骨】
韓国南部、サンチョン郡。車道から山道を10分ほど登ったところにその現場はあった。土の中から姿を見せたのは、
おびただしい数の人骨だ。これまでに発掘されたのは約240体。ノ・ヨンソク博士「全部発掘してみなければわかりませんが、
証言によると500人以上の遺体が、ここに埋められたということです。」
遺体が埋められたのは今から57年前の1951年2月頃と見られる。彼らの身に何が起きたのか。
【暴かれる大量虐殺】
韓国政府は2005年、朝鮮戦争の前後に国内で起きた虐殺事件の調査を始めた。
「真実和解委員会」は、そうした歴史的な事件の真相究明などを行うための機関だ。
2007年からは各地の虐殺現場で遺骨の発掘作業を始めた。 1950年6月に始まった朝鮮戦争で、
北朝鮮の侵攻に韓国の首都ソウルはわずか3日で陥落、韓国軍は一時、南へと追い詰められた。
韓国政府が恐れたのは北朝鮮軍の攻撃だけではなかった。韓国内にも北朝鮮を支持し、
共産主義活動を行う人たちが存在していた。国内からの反乱を恐れた韓国政府は、共産主義に関わった疑いのある人たちを
処刑することにした。「アカ狩り」である。兵士のヘルメットに「憲兵」という文字が見える。構えた銃口の先には、
穴に落とされた人たちの姿がある。すでに銃殺された後だろうか。
うつ伏せになった男性がカメラの方に目を向けている。穴の中に見えるのは銃殺された人たちのようだ。
各地の処刑現場からは、韓国軍が使っていた銃弾や薬きょうが大量に見つかっている。このサンチョン郡の遺骨も、
「アカ狩り」の犠牲者のものである可能性が高い。
真実和解委員会の調査によって約60年の間、闇に閉ざされていた数々の虐殺事件に、ようやく光が当てられようとしている。
【虐殺現場からの生還者】
韓国・スンチョン市出身のキリスト教牧師ファン・ジョングォンさん(70)は、虐殺現場から生還した数少ない一人だ。
ファン・ジョングォンさん「ここが私の家でした。あそこに門がありますが、当時はこっちにも出入り口があってそこから連行されたんです。
そして、当時はこちらの向かい側にも家があったんですが、その家族は4人が殺されました。」
【子どもまで皆殺しに】
惨劇が起きたのは、ファン・ジョングォンさんが10歳のときのことだった。夕食の支度をしていると、
銃を構えた軍人がいきなり家にやってきた。一家は理由もわからないまま、近くにある中学校まで連行された。
ファンさんによると、連行された住民は約30人。幼い子どももいた。そして「停まれ!」という軍人の声が聞こえた直後…
ファン・ジョングォンさん「ここにひざまづいた状態で、全員が壁のほうに向かって一列に並ばされました。
そして『銃殺!』という号令で殺されたのです。」ファンさんは足を撃たれたが、命は助かった。
しかし、両親を含む家族、親戚の5人を失った。2歳の甥までが射殺された。
ファン・ジョングォンさん「生き残ったのは私だけです。あの時、兵隊の視界に入った人、目に映った人はみんな殺されました。」
【「アカ」を転向させる団体】
「アカ」のレッテルを貼られ全国各地で虐殺された人たちの中には、ある団体に加入していた人が多かった。
それは「国民保導連盟」という団体だった。朝鮮戦争が始まる前、1949年に韓国政府が作った組織だ。
韓国内にいる共産主義者たちの思想を転向させ、大韓民国への絶対的な支持を誓わせようというのが設立の趣旨だった。
しかし、北朝鮮軍が38度線を超え朝鮮戦争が始まると、韓国政府は突然態度を変える。
「過去の罪は問わない」と言っていたはずが、保導連盟員を「反乱分子」「スパイ」とみなし、軍や警察を使って各地で
一斉に処刑し始めたのだ。
【虐殺は韓国全土で起きた】
保導連盟員の虐殺は韓国全土で起きた。これは民間団体の調査よる犠牲者の数だ。
調べによると、殺された人たちの中にはスパイ活動はおろか政治運動と全く関係のない人たちが多かった。
保導連盟事件による犠牲者は、合わせて20万人以上とも言われている。
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