16/06/17 14:46:41.94 CAP_USER.net
在日コリアン3世、崔(チェ)江以子(カンイヂャ)さん(43)は変わらず発信を続けていた。
いつにも増して、思い定めてマイクを握ったのは5月16日、東京弁護士会が開いたシンポジウムでのことだった。
さまざまなルーツを持つ人々が暮らし、互いの違いを豊かさを認め合う川崎市川崎区桜本。
社会福祉法人青丘社の職員として共生のまちづくりに携わって20年余、崔さんは知っている。
桜本では民族名を呼び名乗り、こんにちはのあいさつを「アンニョン」と交わしてきたのに、
高校進学で地域の外へ出るのを機に出自を隠すため新しい名前をつくる子どもがいる。
「私は、私たち家族は、私たちの地域は、朝鮮人が一人残らず出て行くまで、
じわじわと真綿で首を絞めてやる、死ね、殺せと言われている。きのうもきょうも明日も怖い。
子どもを守れるか怖い。安全な場所で研究をし、安全な場所で正義だけを言う人たちは
この法案は不十分だからなくてもよいと考えるのか」
「法律がないよりましだと妥協などしていない。自分たちだけ助けられれば良いとは思っていない。
私たちの街は不安定な在留状況で暮らす人とも支え合っている。
私がヘイトスピーチに反対の声を上げるのを支えてくれたのは、そんな共に暮らしている人たちだった。
だからこそ、できないことを探すのではなく、法があることを尊び、できることを追求し、
よりよい法にする覚悟と決意がある」
参加者十数人を千人規模の市民が取り囲み、デモは10メートルほど進んだところで主催者が続行断念し、
中止となった。そのことをもって、言論の自由の弾圧ではないか、といった声が上がる。
そうした言説は、私には「差別の邪魔をするな」「日本人の表現の自由は絶対で、
それを守るために、在日コリアンは死ね殺せと言われることに甘んじていろ」と言っているようにしか聞こえない。
あの日、実際には、法によって表現の自由が守られていた。
差別に反対する意思を示す自由が守られた。
これまで警察側はデモが申請通りに行われることに腐心し、
沿道で抗議の声を上げる人たちを遠ざけようとしてきた。差別する自由が守られ、
抗議する自由が損なわれていた。
県警はこの日、抗議に集まった市民を物理的に排除しようとはしなかった。
差別的な言動がなされなかったことによって、
差別される側の人たちは自分が自分であることを表現する自由が守られた。
出自を隠す。思うままを生きられない。表現の自由の以前に守られるべき
人間としての尊厳を踏みにじるのがヘイトスピーチの本質だった。
力ずくで抑え込むのはやりすぎで、対話によって解決すべきだ、との声も聞こえてくる。
あの日は対話をする機会もまた、保障された。
崔さんが手にしていた手紙は津崎氏に宛てたものだった。
差別をやめて共に生きようと呼び掛ける文面がつづられていた。
崔さんの願いを聞き入れ、県警は直接手渡す場面を設けた。
神奈川新聞
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