16/06/01 16:33:04.87 CAP_USER.net
朝大創立60周年記念大祝祭/心を一つに「創立100周年」へ
新プロジェクトを発表
朝鮮大学校創立60周年を祝して28日に記念大会、29日に記念大祝祭が朝大で行われた。盛大に開催された記念大祝祭には、卒業生や各界各層の同胞ら7000余人が参加した。
参加者たちは、祖国と同胞の絶え間ない支援と努力により大切に守られ、在日同胞社会を担う多くの人材を輩出してきた
「民族教育の最高学府」の重要性を改めて再認識しながら、同胞社会の輝かしい未来のために心を一つにして朝大を発展させていく決意を新たにしていた。
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記念大祝祭には、総聯中央副議長である南昇祐、裵益柱、裵眞求、朴久好、姜秋蓮(兼女性同盟中央委員長)の各氏と宋根学教育局長、朝大の張炳泰学長、朝大創立60周年記念事業の洪南基実行委員長をはじめとする実行委員、卒業生、在学生、各地の同胞らが参加した。
記念式典ではまず、洪南基実行委員長が開幕の辞を述べた。
洪委員長は、朝大は60年間に1万7000余人の卒業生、在日朝鮮人運動の中核を担う人材を輩出してきたと述べ、祖国と最高指導者に寄せる熱い思い、先代の血と汗が滲んだ努力、恩師に対する感謝の気持ちで胸がいっぱいだと語った。
そして、これまでの道のりは決して平坦ではなかったが、朝大と在日朝鮮人運動の歴史の1ページに残る日を機に、朝大創立100周年を目指して民族教育を発展させるために一致団結していこうと呼びかけた。
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来ひんを代表してあいさつに立った日本体育大学の松浪健四郎理事長、谷釜了正学長、アントニオ猪木参院議員は、日朝間の情勢が厳しい中でもぶれることなく、スポーツをはじめとした幅広い分野で民間交流を活発に進めていきたいと語った。
つづいて、実行委員会の朴再洙副委員長(募金小委員会責任者)が朝大創立60周年に際して行われている「募金運動」の収益金を、朝大の朴英植理事長に手渡した。
朝大の張炳泰学長はあいさつで、世界で唯一無二の海外僑胞大学である朝大が時代の要求に沿って建学の理想を実現するべく、今後10年間を最も重要な期間とみなし、
▼学生数の維持・拡大を軌道に乗せて新しい飛躍の土台を築き、
▼同胞大学、民族大学、国際大学の特性を活かして教育の機会を広げて国際的な教育交流を深め、
▼教員の研究活動において新たな転換を起こせるよう科学研究分野で発信力を高め、
▼大学の運営基盤を固めるために積極的な対策を打ち出していくことを強調した。
各地の卒業生、同胞が再会/意志受け継ぎ「道しるべ」に
当日は各地から卒業生、同胞たちが朝大に参集した。
観光バスを貸し切って駆けつけたり、朝大卒業以来初めて母校を訪れた人も多く見られた。この機会に久しぶりに同窓会を開いた卒業生たちもいた。会場は参加者たちの笑顔であふれていた。
はるばる北海道から駆けつけた理学部出身の呉惠順さん(43)は、「朝大編入班の頃に『100日間運動』を通して一生懸命ウリマルを習った日々が忘れられない」と振り返る。
級友の助けを借りながら、民族心を育んでいった大学4年間。
「あの頃の経験があったからこそ現在、子どもをウリハッキョに通わせている。20年ぶりに朝大に足を運んだが同窓生と会えて喜びもひとしおだ」。
京都中高高級部3年の金守謙さんは、総合芸術公演を通して
「同胞社会の未来を担っていこうとする朝大生の熱い気持ちを実感すると同時に、差別や弾圧を受けながらも1、2世の同胞たちがなぜ民族教育を守り抜こうと闘ってきたのか、その理由がよくわかった。
在日朝鮮人としての使命を胸にしっかり刻んで、朝大に進学して人生観を固めていきたい」と語った。
朝青朝大委員会の金志弘委員長(政治経済学部4年)は、「朝大生の力を100%以上発揮して大祝祭を成功させることができた」と胸を張りながらも、その眼差しはすでに未来を見据えていた。
「朝大創立100周年を目指して、今後どのように次の世代にバトンをつないでいくかが重要だ。先代の同胞たちがそうであったように、まず行動を起こして後輩たちの道しるべになりたい」
朝鮮新報
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