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岸田文雄外相は３１日午前の記者会見で、主要国首脳会議（伊勢志摩サミット）で採択された首脳宣言が南シナ海問題に言及したことに関し、２７日に中国外務省がサミット議長国を務めた日本の駐中国大使館に抗議していたことを明らかにした。
岸田氏は「日本側から中国側の考え方の問題点を指摘した上で主要国（Ｇ７）の総意として首脳宣言の関連部分について説明し反論した」と述べた。
中国の反発について岸田氏は「南シナ海問題は国際社会共通の懸念であり、中国を含む関係国がＧ７首脳宣言の関連部分を真摯（しんし）に受け止めることを期待している」と強調した。
産経新聞 2016.5.31
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