16/05/31 15:53:22.30 CAP_USER.net
■中国株に大規模な空売り、再び-昨年の相場大崩れ前のレベルに急増
CSOP・FTSEチャイナA50ETFへの空売り、1年ぶり高水準
人民元は今月、昨年8月以来の大幅な月間下落率となる公算
中国株が再び、空売り投資家の標的となっている。
マークイットとブルームバーグが集計したデータによれば、中国本土株に連動する香港最大級の
上場投資信託(ETF)「CSOP・FTSEチャイナA50ETF」対する空売りが今月に入って約5倍に
膨らみ、1年ぶりの高水準となった。
空売りが前回これほど増えた際は、その後に中国の強気相場が大幅な下げに転じ、慎重な
見方に十分な根拠があったことが証明された。
先行きに悲観的な投資家は、人民元が下落する中で中国株にあらためて売り圧力がかかる
との予想に基づいてポジションを構築している。
人民元は今月このままいけば、昨年8月の実質切り下げ以降、月間ベースで最大の下落率で
取引を終える。中国経済の見通し悪化に加え、米金融当局が利上げ準備を進めていることを
受けたドル上昇が元安につながっている。
UBSグループの陸文傑ストラテジスト(上海在勤)は「一部のマクロファンドが通貨の動きから
利益を得ようと指数先物を空売りする機会を探っている」と指摘。「米利上げの可能性が
高まっていることで、人民元に下落圧力がかかっている」と述べた。
「CSOP・FTSEチャイナA50ETF」に対する空売り比率は25日に6.1%と、2015年4月以来の
高水準となった。昨年、中国株式相場がピークを付けたのは、その2カ月後。同ETFへの空売り
比率は今年4月末は1.3%だった。
ブルームバーグとマークイットの集計データによると、米上場の「iシェアーズ中国大型株ETF」に
対する空売り比率は同じく今月25日に18%と、2年ぶりの高水準に急上昇した。1カ月前は
3%にすぎなかった。
西沢加奈、Kyoungwha Kim
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
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