【韓国】 怒りの余りなぜ怒っているのかを忘れてはならない~悲劇が起きると哀悼が憎悪に変わり多くの人が背を向ける流れをたどる[05/23]at NEWS4PLUS
【韓国】 怒りの余りなぜ怒っているのかを忘れてはならない~悲劇が起きると哀悼が憎悪に変わり多くの人が背を向ける流れをたどる[05/23] - 暇つぶし2ch1:蚯蚓φ ★@\(^o^)/
16/05/23 10:15:29.65 CAP_USER.net
 今、韓国で最も人々の関心が集まっている場所はソウル地下鉄江南駅10番出口だ。17日に江南駅近くの商業ビルのトイレで、男が面識のない女性(23)の肩や胸を刃物で刺して殺害したことから、哀悼の場所になった。哀悼の言葉が書かれた付せん数千枚が出口の壁に貼られている。記者は21日に現場へ行った。
 現場には「女性だから死んだ」「私が被害者になってもおかしくなかった」という人々の怒りの声が寄せられていた。ところが、一部の女性団体が怒りの方向を「韓国の男」に向け始めた。「潜在的な犯罪者」と規定された男性たちは怒り、徐々に「男性対女性」の対立に広がろうとしている。現場を訪れた野党「共に民主党」の陳善美(チン・ソンミ)議員はそれを見て「なぜ韓国人はやたらに分裂し、このようなことを考えるのだろうか」と嘆いた。和解の姿勢を見せる男性もいた。ある男性がこの日、マイクを手に「男として申し訳ない。争うのはやめよう」と演説した。「男女どちらの味方かという色分けはやめよう」というプラカードを持って沈黙デモをした男性もいた。そのたびに、一部の女性たちが取り囲んで「男が殺した」と叫んだ。衝突が起こると、現場に待機していた警察が制止に入った。
 こうした犯罪を前にして女性たちがこれまで感じてきた不安や悲しみなどを考えると、このように興奮するのも理解できないことはない。女性が犯罪にさらされず、安心できる社会を必ずや作らなければならない。だが、現場で感じた雰囲気は、正常な哀悼の意の表し方から逸脱していた。憎しみに覆われた現場を見た市民はすぐに背を向けてしまった。インターネット上の世間の声も同様だった。
 これまでのことを振り返って考えてみると、悲劇が起きた後の哀悼はほとんどが同様の流れをたどっているように思う。犠牲者のための哀悼の意が敵に対する憎悪の炎に変わっていく。最近の出来事で言えば大型フェリー「セウォル号」沈没事故犠牲者への哀悼の気持ちが代表的な例だ。その矛先は明確ではなかった。大統領から政府・与党へ、そして韓国という国へ矛先が向けられ、ついには哀悼の場で韓国国旗「太極旗」を燃やすとんでもない人々まで現れた。理性が抜け落ちてできた穴を憎しみが埋めたのだ。こうした流れに多くの人が背を向けた。怒りの声はそうしたとんでもない人々の力を弱らせていった。哀悼の気持ちは分裂を引き起こし、傷が癒えることはなかった。
 著書『怒れ!憤れ!』で有名な元レジスタンスの作家ステファン・エセルは、怒りがわいてあふれる状態を「激憤」と定義し、「度を超えて憤怒してもいけない。激憤は希望を否定する行為だ」と述べた。相手にかみ付こうとばかりする姿勢は、問題解決の希望をなくすと指摘したのだ。哀悼は悲しみの力をもとに、現実改善の意志をまとめるものでなければならない。激憤する余り、なぜ激憤しているのかを忘れてはならない。
 死を記憶しようとする意志は、世界を変えるための法にもなる。19日に「シン・ヘチョル法」が可決された。2年前に人気歌手シン・ヘチョルさんが医療ミスで命を落とした時、彼を知る人々はすべての医師を敵に回すことなく、過激なスローガンを声高に叫んで世論から遠ざかるようなこともしなかった。遺族・仕事仲間・ファンらは哀悼コンサートを開き、国会を訪ねて「不慮の死を遂げた医療事故犠牲者を救おう」と訴えた。そして、ついにその土台が築かれた。悲しみが怒りや傷だけで終わらずに、次へつながったのだ。今回のこともそうあるべきだ。
チョン・サンヒョク・デジタルニュース本部記者
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報日本語版【コラム】怒りの余りなぜ怒っているのかを忘れてはならない
URLリンク(www.chosunonline.com)


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