16/05/22 00:46:09.82 CAP_USER.net
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舛添氏は釈明会見で耳に手をあてて質問を聞くポーズまで披露した。
東京都の舛添要一知事(67)のテレビ出演や記者会見が、私の米国帰国中に行われた。日本に戻って動画を見たところ、予想をはるかに超える「痛い」内容だった。
舛添氏は自分の有能さを信じて疑わないようだが、一連の報道を見る限り、彼は自分自身や家族、そして、なぜか韓国や在日韓国人の利益を優先しながら、都民の利益や意見は軽視してきたように感じる。
彼がパパとして有能だったとしても、仕事の優先順位を理解できていない以上、都知事としては確実に無能である。
13日の釈明会見で、舛添氏は何度も「問題ない」と繰り返した。本気で「問題ない」と考えているとしたら、判断能力に相当な問題がある。
幕引きのつもりで臨んだ記者会見が、火に油を注いでしまった。現状分析や見通しの甘さ、元兵庫県議とうり二つといえる会見中のポーズなどを見ても、舛添氏は演技者として無能である。
今や追及の手は、週刊誌などのマスコミだけにとどまらない。
一般市民が舛添氏のものと思われるヤフーIDを特定し、ヤフーオークションを利用した美術品などの購入履歴を世間にさらした。慌ててIDを削除したようだが、後の祭りである。個人情報管理の面でも、彼は無能だと証明された。
2014年8月に都庁前や銀座で「舛添都知事リコールデモ」があった。安倍晋三政権への抗議デモは喜々として報じるマスコミが、このとき何も報じなかった。何か「大きな力」に守られていたのだろうか。
ところが、今回はテレビや新聞はもちろん、ネット上ですら、舛添氏をかばう人物が現れない。6月に招集される定例都議会は、猪瀬直樹前都知事を辞職させたときと同様、厳しく追及するだろう。
子供のころは「神童」といわれ、学生時代の成績は抜群だったと聞く。東大助教授の国際政治学者としてテレビに出始め、テレビ朝日系「朝まで生テレビ」などで共演したころは、舌鋒鋭い有能な学者に見えた。
勉強が出来すぎたせいで「自分は万能だ」と思い込み、一般常識や社会倫理、道徳の重要性を理解する機会に恵まれなかった点だけは同情する。
騒動の最大の被害者は、舛添氏の2人の子供だろう。家族旅行で宿泊した部屋で重要な政治会議を行ったという釈明は、誰も納得できない。
結果的に、舛添氏は自分が一番守りたかったものを、一番傷付けたのではないか。非情だが、「パパとしても無能」と言わざるを得ない。
■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。自著・共著に『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』(PHP研究所)、『危険な沖縄 親日米国人のホンネ警告』(産経新聞出版)など。
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2016/05/21(土) 11:56:45.02