16/05/11 19:35:10.36 CAP_USER.net
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▲バラク・オバマ米大統領(写真=ファン・ジンファン記者/資料写真)
日本は第二次世界大戦の厳然たる加害国であり敗戦国だ。だから人類初の核兵器である'リトルボーイ(Little Boy)'は日本軍国主義に対する審判として受け入れられる。
米国は1945年8月6日、日本、広島に原子爆弾を投下した。それでも日本が敗北宣言しないので3日後、長崎に二番目の原爆を投下した。結局、8月15日、日本天皇は聨合軍に無条件降伏を宣言した。長い戦争が幕を下ろした。しかし、原爆投下は米国と日本の敏感な過去の歴史として残った。
戦後70年が過ぎた今、原爆投下に対する正当性の評価は別れる。早期に戦争を終わらせるための手段で原爆投下は当然だったという支持の立場と罪のない原爆犠牲者が非常に多かったという批判の立場が混在する。ギャラップ世論調査によれば1945年当時だけでも米国人の85%が原爆投下を支持したが2005年には賛成の割合が57%に落ちた。原爆投下の戦略的価値を重視するレベルで順次、人的被害問題として認識が変化したためと解釈される。
しかし、日本は世界唯一の被爆国だからといって戦争被害国だと主張はできない。韓国は日本の植民支配を受けたし、中国は日本軍に南京大虐殺にあった。ところがオバマ米国大統領が来る27日、広島を訪問することになって「謝罪外交」論議が提起されている。広島は最初に核兵器が投下された場所で原爆投下を決めた米国の大統領が最初にそこを訪れて献花するからだ。
このために世界大戦の加害国の日本がオバマの訪問を契機にあたかも被害国のように'コスプレ'するのではないかという指摘が出ている。直ちに米国内ですら参戦勇士と戦争捕虜団体を中心にオバマの広島訪問に反対し始めた。
11日、日本新聞はオバマの広島訪問決定発表を特筆大書した。オバマが賢くて勇気ある決断を下したとし'オバマの英断'とまで褒め称えた。特にオバマと安倍総理が共に広島平和記念公園を訪れることは米国と日本の新蜜月関係をより一層強くする歴史的契機になると強調した。日本国民の70%がオバマの広島訪問を望むという世論調査結果も発表された。
(中略)
しかし、日本軍国主義の被害にあった韓国と中国人にはオバマの広島訪問はありがたくない。何よりも日本が第二次世界大戦についてまだ真正性ある謝罪をしないでいるからだ。さらに安倍総理は侵略の歴史まで否認し平和憲法改正を押し進めている。
広島原爆問題だけみても当時、徴用に引きずられて行った4万人の韓国人が犠牲になった。多くの論議にもかかわらず、オバマが広島を訪問することにした背景の一つは中国を牽制しようとする米国の東北アジア戦略と結びついている。
オバマは重要な安保パートナーの日本を'コーナー・ストーン(corner stone.礎)'と言った。近くは今年の初め、北朝鮮が4次核実験を挑発するとすぐにオバマは一番最初に安倍総理に電話をかけた。朴槿恵(パク・クネ)大統領ではなかった。昨年4月、安倍総理の米国訪問では米国議会が史上初めて安倍に上下院合同演説を許容した。
日本経済新聞は安倍総理がオバマの広島訪問に対する'答礼の訪問'形式で来る11月、米国ハワイにある真珠湾訪問を検討していると報道した。オバマの広島訪問は単に米国と日本の外交的イベントで終わる懸案ではない。日本の軍国主義の過去の歴史をめぐり韓国と中国には相変らず洗われなかった傷が残っているからだ。安倍総理がハワイ真珠湾を訪問するならば日本軍の被害にあった韓国の慰安婦ハルモニらに率直な謝罪をしなければならず、大虐殺の跡が鮮烈な中国、南京も訪れなければならないだろう。
CBSノーカットニュース、パク・ジョンニュル論説委員
ソース:ノーカットニュース(韓国語) [今日の論評]ありがたくないオバマの広島訪問
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