【産経】「ソメイヨシノは韓国原産」のトンデモ論を暴く…それは「イタチがカナブンと交尾、サンマを産む」に等しい!?[5/9]at NEWS4PLUS
【産経】「ソメイヨシノは韓国原産」のトンデモ論を暴く…それは「イタチがカナブンと交尾、サンマを産む」に等しい!?[5/9] - 暇つぶし2ch1:ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/
16/05/09 20:59:34.20 CAP_USER.net
 春になると韓国マスコミは毎年こぞって「(桜の)ソメイヨシノは韓国原産」という主張をかかげる。ソメイヨシノは韓国の済州島に生える
「王桜」と同一であり、日帝(韓国併合時の大日本帝国を指す韓国語)が盗んだ-などと主張するのだ。この説は度々否定され、
遺伝子検査でもソメイヨシノと王桜は別種との結果が出ている。それでも「起源」に固執する韓国の人々は、近年ついに「日本には
王桜=ソメイヨシノの自生地がない。韓国には自生地があるから、ソメイヨシノは韓国起源だ」と声高に主張し始めた。今年は
韓国YTNテレビや「漢拏日報」など新聞系メディアが主張したが、よりにもよって「ソメイヨシノが自生する」という“トンデモ論”の罪は深い。 
(岡田敏彦)
  ・自家受粉しない?
 ソメイヨシノは、エドヒガン系の桜と、日本固有種のオオシマザクラを交配させた園芸品種で、江戸時代に誕生した。その特徴の一つが
「自家不和合性」だ。 サクラはバラ科の木なので、同じバラ科のウメで説明しよう。
 梅の最高級品種として知られる南高梅は、自家受粉しない。南高梅の花の中心にあるおしべの花粉が、めしべに付着しても、
実も種もできないのだ。
 この特徴は、違う遺伝子を受け入れて新しい遺伝子型(交雑による新種)を産むことで、世代を通じて環境変化を乗り越えるためとされる。
園芸に興味のない人には信じられないような話だが、実は被子植物の半数が、自分の花粉では種が出来ない。これを「自家不和合性」という。
 そのため南高梅の畑(園地)には、必ず一定の割合で他品種の梅を植え、早春に養蜂家を園地へ招く。ミツバチが他品種の花粉を、
南高梅のめしべに運ぶよう計算してのことだ。こうして果肉が大きく厚く、柔らかいという最高級の「梅の実」が大量にできる。
 では、この南高梅の種を庭に埋めれば、芽が出て木になり、いずれ肉厚で柔らかい南高梅の果実が実るのだろうか。答えは「否」だ。
 生えてくるのは南高梅と別品種がかけ合わさった交雑種であり、大きな実をつけるといった優れた特質はほぼ失われている。南高梅は
世代を重ねて自生することは決してない、一代限りの品種なのだ。
  ・接ぎ木と果樹
 種を植えても、親と同じ木は生えてこない。これでは梅農家は、素晴らしい実を着ける「お宝の木」を1本しか持てないわけで、経営が
成り立たない。そこで梅農家が南高梅の園地をつくる場合、接ぎ木で増やす方法を採る。第一世代の特質をそのままに木の本数を増やす、
今風に言えば「クローン」を量産するのだ。
 果樹農家にとって接ぎ木は基本だ。愛媛や和歌山の温州ミカンは、とびきり優秀な木を“親木”として、すべて接ぎ木で増やされてきた。
温州ミカンの場合、台木(根の部分として用いる木)は育ちが早く病害虫に強いカラタチを使う、といった果樹品種ごとの栽培理論も確立している。
 この「自家不和合性」を持つものとしてはバラ科やナス科、アブラナ科が有名だが、なかでもバラ科のソメイヨシノは、「自家不和合性」が
極めて強い品種だ。つまり実と種(サクランボ)が出来ても、その種は別品種の花粉(遺伝子情報)を受けた雑種だ。ソメイヨシノも一代限りの品種で、
増やす場合は接ぎ木で行う。ソメイヨシノの親がソメイヨシノの子をうむことはないため、自生もしない。
  ・奇跡が起きても
 ただ、自家不和合性は常に100%絶対というわけではない。農作物の種苗業者は、めしべが発達しないツボミのうちに無理やり花粉をつけて
自家受粉させるといった手法をとって自家不和合性の“壁”を破ることがある。
 そこで、何らかの天変地異や奇跡的な環境変化で、ソメイヨシノの「自家不和合性」が打破されたと仮定しよう。これならソメイヨシノは自家受粉できる。
その結果、自分のクローンたる二世を生み出せるのか。結果はやはり「否」だ。
>>2以降に続く)
産経WEST 2016.5.9 10:00
URLリンク(www.sankei.com)


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