16/04/29 19:54:49.49 CAP_USER.net
◆中国、極超音速ミサイルの飛行実験を実施
中国が先週、時速6400~11200キロ(マッハ5.22~9.15)で飛行可能な極超音速ミサイル「DF-ZF」の7回目となる試験飛行を実施したことが米国防省関係者の発言で明らかとなった。
極超音速ミサイルは、通常型のICBMと同じように弾道飛行コースの元で打ち上げが行われ、大気圏に再突入の後、成層圏で飛行制御を行うことでスクラムジェットエンジンなどを利用することで極超音速飛行モードに移行するというものとなる。
ただし、今回のDF-ZFは、滑空体による飛行制御実験だけが行われ、スクラムジェットエンジンによるパワードフライトは行われなかった模様となる。
極超音速飛行状態で安定した飛行状態を維持しながら目標地点まで機体を誘導することは技術的に極めて難しく、DARPAが行ったパワードフライトによる試験飛行では、途中で墜落を起こしていた。
この種の極超音速ミサイルが実現した場合、地球上のどの地点に対しても1~2時間未満で攻撃を加えることが可能となり、次世代兵器として米露中の三大軍事超大国の間で開発競争が繰り広げられているが、米議会は、極超音速ミサイルは、敵対国に対して、余裕を与えないで攻撃を加えることが可能になるため、核抑止が無効となり、超大国間の核の均衡が崩れる恐れがあるとして、本格的な開発には反対の意向が示されている。
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BusinessNewsline 2016/04/29
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