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【SAPIO】台湾の「尖閣抗議団」が反日ではない理由…漁民は領土問題とは無関係[4/29] - 暇つぶし2ch1:ニライカナイφ ★@\(^o^)/
16/04/29 15:55:55.73 CAP_USER.net
◆2012年・台湾の「尖閣抗議団」が反日ではない理由
領土問題は日本を悩ませる大きな外患で、反日感情の素地でもある。
中国や韓国が、当事者との真摯な解決よりも、政治目的と絡めて交渉を求めがちな点も、日本の世論に抵抗感を覚えさせる。
一方、過去に日本の植民地支配を受けた台湾も、中韓と同じ文脈で語られることが少なくない。
だが、ノンフィクションライター・安田峰俊氏の現地取材からは、「反日」だけでは説明できない側面も見えてくる。
 * * *
「地元の港も漁会(漁協)の組織も、日本統治時代に日本人が整備しました。
様々な漁の方法も、日本から教わったと聞いています」
台湾の東北部・宜蘭県蘇澳鎮(すおうちん)で、漁会に勤務する地元出身の李忠衛氏はそう話した。
台北市内からローカル鉄道に揺られること2時間。日本領の与那国島から100km程度しか離れていない漁師の村である。
港には大小の漁船が係留され、「祝・大漁」の旗が翻る。ひときわ目を引く緑色の船舶群は、40年ほど前に日本から購入したという。
「村には、幕末に薩摩藩からお忍びで派遣された西郷隆盛が、半年間暮らして子どもをもうけていたという伝説も伝わっています。
もともと日本との縁が強い場所。僕自身も、日本の台湾統治には肯定的な面もあったと考える立場です」
だが、そんな李氏もまた、かつて2012年秋に尖閣近海で領海侵犯をおこなった台湾籍の抗議漁船団に乗船。
多数の現場写真をネットに投稿するなど、積極的に活動を支持した経験を持つ。
「蘇澳鎮の漁民たちにとって、あの運動は漁場を守るためにおこなったもの。対日感情とは無関係でした」
そう語る李氏とともに港を歩く。カメラを手にした私に、船上の漁師たちが笑顔でピースサインを送ってくれた。
そんな彼らの船も、当時は尖閣近海に「出撃」していたという。
領土問題という言葉がはらむキナ臭いイメージに対して、
その震源地のひとつであるはずの蘇澳鎮の雰囲気は、なんとも呑気なものだった。
◇中国共産党とは共闘せず
ここで、尖閣諸島(台湾名:釣魚台)をめぐる日台間の諍いをおさらいしておこう。
2012年9月、当時の野田内閣が打ち出した尖閣諸島の国有化方針に反発し、中国では大規模な反日デモが起きた。
一方、同じく島の領有権を主張している台湾でも抗議の声が上がり、「保釣」(尖閣防衛)を訴える政治団体のデモも発生した。
加えて、これらの団体以上に強硬な姿勢を見せていたのが蘇澳鎮の漁民たちだった。
同月24日、中華民国国旗を掲げた漁船70隻以上が、「生存のために漁業権を守る」をスローガンに蘇澳鎮を出港。
うち一部は翌日、台湾側の巡視船6隻の護衛を受けて尖閣沖の日本領海に侵入し、海保船舶の放水を浴びた。
中国の反日デモと足並みをそろえているかに見えるが、実は背景はより複雑だった。
「台北市内でデモを組織した政治団体の動機と、漁民たちの動機にはかなり大きな差異が存在します」
現地メディアに勤務する郭康夫氏(仮名)はそう話す。
「まず、国民党内の親中派などを中心に、日本政府による尖閣国有化方針を『中国(≒中華民国)』の領土問題として怒りを示す動きがありました。
なかには中国共産党と共闘する形での保釣運動を望む人々もおり、濃厚な政治的背景が存在していたと言えます」
もっとも、こうした人々が訴える中華民族主義的(=「反日」的)な主張は、
中国と心理的に距離を置く人も多い現代の台湾では世論の支持が集まらない。
親中派と目される馬英九政権も、世論と対日関係への配慮から、やがて「中国との共闘」を否定する声明を発表。
こちらの動きは梯子を外される形となった。
NEWSポストセブン 2016.04.29 07:00
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>>1の続きです。


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