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熊本地震「LINE通話を10分無料」は大問題だ
東洋経済オンライン 4月15日(金)9時30分配信
4月14日夜に発生した熊本県の地震(震度7)は、今もまだ余震が続いている。
寒い夜を屋外で過ごす被災者の映像を見ながら、親戚や知人の身を案じている方もいることだろう。
一時的に生じた音声通話がつながりにくい状況も一段落、通信環境は落ち着きを見せ始めているようだ。
そうした中で、無料通話とチャット機能で多くの利用者を獲得し、今や通信インフラのひとつと数えてもよい「LINE」が「通信の常識」を無視した、
"社会貢献"を行っている。
これは、きわめて大きな問題であり、ここで指摘をしておく。
■ 震度7にすぐ対応し無料化したLINE
今回の地震を受け、LINEの公式アカウントが次のようなアナウンスを行い、テレビや新聞社のウェブサイトで次々に報道された。
"LINEから固定電話・携帯電話にかけられる「LINE Out」機能で、日本国内の番号への発信を1通話最大10分まで無料化しました。
家の電話やLINEでつながっていない方への安否確認にご活用ください。 #熊本 #地震 #拡散希望"
いずれ、LINE社から、なんらかのアナウンスがあるだろうが、上記のサービスを安否確認には使わないようにしてほしい。
また、身の回りにこのサービスを称賛する声を聞いたならば、対応が誤りであることについて話題にしてほしい。
自然災害は今回が始まりでも、終わりでもない。過去に学ぶべき事例があり、今回も学ぶべき事例とする必要があるからだ。
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LINEを日常的に使っていても、LINE Outは耳慣れない人も多いのではないか。
LINE Outとは、LINEの音声通話機能を使って、固定電話や携帯電話などの公共音声サービスに接続するサービスで、
最近までは「LINE電話」と呼ばれていた。
LINEの無料音声通信サービスは、インターネットを用いたデータ通信を利用するが、それを音声通信網と相互接続している。
LINE通話はデータ通信帯域が確保されていれば、LINE社が設けているゲートウェイを通じて音声交換網へと接続される。
すなわち、LINE Outを無料化して利用を促すということは、限りある資源である回線交換容量を消費することに他ならない。
とりわけ、熊本県内の携帯電話回線へのLINE Outを使った発信は、
輻輳(アクセスが集中することにより電話がつながりにくくなること)をさらに助長するため控えねばならない。
続きは下記ソース
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)