16/04/11 19:58:44.89 CAP_USER.net
長崎県対馬市から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像が、「中世に日本側に略奪されたものだ」という訴えを受けて
返還されていない問題で、韓国文化財庁は「略奪されたと断定するのは困難」という調査結果を出していたことが分かりました。
これを踏まえて、韓国の検察が返還を巡ってどのような判断をするか注目されます。
この問題は2012年に対馬市の寺や神社から盗まれた仏像のうち、韓国国内で見つかった「観世音菩薩坐像」について、
日本政府が返還を求めているものです。
この仏像を巡っては、韓国の寺の信者らが「もともと倭寇に略奪されたものだ」と訴え、韓国の裁判所が2013年2月に
返還を差し止める仮処分を決定しています。
韓国の法律では、仮処分から3年間、裁判が起こされなければ、検察などが裁判所に対して処分の取り消しを申請
することができますが、3年が過ぎた現在も、そうした申請が行われていません。
「観世音菩薩坐像」について、NHKは、韓国の情報公開制度に基づき、韓国文化財庁が検察からの依頼でまとめた
調査報告書を入手しました。この中で、韓国文化財庁は「倭寇に略奪された蓋然性は高いものの、それを断定することは困難」
という結論を出していたことが分かりました。
韓国の検察はこの調査報告書を踏まえて、仏像の返還手続きを始めるかどうか決めるものとみられ、どのような判断をするか
注目されます。
NHK NEWS WEB 4月11日 5時50分 (ソース元に動画あります)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)