16/04/11 19:54:45.34 CAP_USER.net
核実験とミサイル発射を行った北朝鮮に対し、国際社会の厳しい経済制裁が行われている。それに対して北朝鮮はミサイルを
発射して威嚇するばかりではなく、3月初めには韓国政府の要人や韓国軍司令官のスマートフォンをハッキングしたり、GPSへの
妨害電波を発信するなどのサイバー攻撃を行っている。
こうした北朝鮮のサイバー攻撃、そしてサイバー部隊の実体について米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が、報じた。
サイバー戦士の多くは、北朝鮮一の理系大学である金策工業総合大学の出身だ。また、韓国のセキュリティ企業の関係者によると、
韓国政府や金融機関のネットワークを麻痺させるために、金策工業大学の研究者が制作したハッキン??グプログラムが使われているが、
実は北朝鮮が独自に制作したものではないという。
日本やドイツから取り寄せたプログラムを模倣したものだが、本物とほとんど差がないほど精巧に模倣されている。
金策工業大学では、学生たちに外国製のプログラムを見せて「そっくりそのままに作れ」との課題を与える。すると彼らはその課題を
こなしてしまうのだ。それほど技術力が高いという。
この関係者は、彼らがもし韓国や他の国で生まれていたら、ITビジネスで大成功していただろうと、その才能がサイバー攻撃に
使われていることを残念がった。しかし、彼らは決して貧しいわけではない。
別の北朝鮮国内の情報筋によると、金策工業大学の卒業生はその才能で外貨稼ぎをするために、偵察総局傘下の電子偵察局に
配属された上で、中国、マレーシア、インドネシアのIT企業に派遣されている。
情報筋は、40代前半の偵察総局所属のハッカーを例に挙げた。彼は中国のIT企業に勤務し、普段は普通の仕事をしているが、
偵察総局からの指示が下されば「ハッカー」になるのだ。
彼はかなりの高給取りで、平壌のマンション建設に10万ドルを投資したほどだ。北朝鮮当局がマンションを建設しようにも資金が
足りないため、ドンジュ(金主、新興富裕層)から投資を呼び込んで資金を確保した上で建設するが、今ではハッカーがドンジュと
化しているということだ。
海外で働く北朝鮮のITエンジニアたちは、月に5000ドルを稼いでいる。うち2000ドルを国に上納し、残りの3000ドルを受け取る。
北朝鮮の国営企業で働く一般の労働者の月給が1ドルに満たないことを考えると、彼らは250年分の給料をわずか1ヶ月で稼ぐ計算になる。
Daily Nk 2016年04月11日
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