16/03/25 19:21:26.42 CAP_USER.net
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尊敬するバラク・オバマ大統領様、
あなたの歴史的なキューバ訪問の報せに接してこの文を書きます。米国の大統領がほぼ1世紀近
く敵対し反目してきたキューバを訪問してキューバ人らに直接平和のあいさつ(el salud de paz)をす
る場面に感動しただけ、冷戦の最後の砦として残っている韓半島の現実がより一層胸が痛んだか
らです。
あなたがハバナ大劇場を埋めたキューバ人たちに「冷戦の最後の遺物を葬って友情の手助けを差
し出すために」きたと明らかにした時、大劇場は歓呼の波に覆われました。そうです。あなたのキュ
ーバ訪問は冷戦の残滓を清算する重要な一歩でした。しかし、韓半島と東北アジアではまだ冷戦
が終わっていません。かえって韓半島の南と北の住民たちは北朝鮮核問題をめぐる葛藤で冷戦が
熱戦に飛び火しかねないという、そしてその熱戦は核戦争になるかも知れないという心配をしなけ
ればならない状況に至りました。
北朝鮮もキューバのように遠くない将来に米国と和解して国際的孤立から脱することはできません
か?あなたが平壌(ピョンヤン)で私たちの北朝鮮同胞らに「冷戦の最後の遺物を葬って友情の手
助けを差し出すために」来たと明らかにする姿を見ることは不可能なことでしょうか?韓半島の南と
北の住民みんなに核戦争をはじめとする日常的な安保不安から抜け出して共生と平和の道が開
かれるのは不可能なことでしょうか?
(中略:オバマ大統領の事績。北朝鮮の動向。朝鮮戦争の経緯。北朝鮮への制裁)
外部の制裁が制裁対象国に意味ある変化をもたらした例はそれほど多くありません。むしろ多くの
場合、制裁は独裁者らが外部の敵を言い訳にして内部の不満を押さえ込んで独裁体制を正当化
する言い訳に活用されてきました。3代世襲や人権じゅうりんなど北朝鮮が持つ多くの問題もまた、
制裁による国際的孤立から始まった側面がないとは限りません。そうした点で北朝鮮住民たちが今
日まで独裁の苦痛に苦しむ現実に米国の責任もなくはないのです。北朝鮮が「葛藤を助長して自
国の社会的弊害を米国のせい」にしているのも事実ですが、米国が握りしめた手を広げようとする
北朝鮮を冷遇して隈に押しやったこともやはり事実です。
(中略)
大統領はイラクとアフガニスタン戦争から手を引いて米国国防費をずっと減らしました。また、これ
まで反目してきたイラン、キューバなどと関係を改善することによって平和な世界を作るために努力
するという就任始めの約束を守っている事実も認めます。故に丁寧にお願いします。もう残った任
期の間、韓半島に視線を転じて、最後に残った冷戦の現場にも真の春がくる契機を作って下さい。
韓半島で'今の火急な必要'は平和です。韓半島の南と北の住民たちはすでにあまりにも多くの犠
牲を払いました。日本植民地の苦痛を味わい米国とソ連の利害関係により侵略国の日本の代わり
に分断され、同族間の争いの戦争をし、今は核戦争の危険まで頭に乗せて生きています。
大統領は米国とキューバの断絶した関係によってキューバと米国に離散されて生きていたキュー
バ人らの苦痛に共感を表わしました。韓国、北朝鮮には100万人に肉迫する離散家族がいつとい
う約束もなしに苦痛の中に生きています。
この苦痛を終わらせる一次的な責任は韓半島の南と北の政治指導者と私たち住民にあることはよ
く分かっています。私たちは私たちの責任を果たします。大統領も韓半島に平和の道を開くことで
冷戦時代を完全に終息させ、東北アジアと韓半島の平和をもたらした指導者として歴史に記録さ
れることができるよう祈ります。
クォン・テソン/ハフィントン・ポスト・コリアアドバイザー
ソース:ハフィントン・ポスト(韓国語) オバマ大統領に、最後の冷戦現場韓半島にも春を
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