16/03/18 20:53:45.85 CAP_USER.net
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▲18日、日本政府の検定を通過した教科書の慰安婦関連記述
18日、日本文部科学省が出した社会教科書検定結果は日本軍‘慰安婦’問題をめぐる日本国内
の激しい対立を見せる。安倍晋三政権の介入で教科書記述は後退したが、進歩的な教科書では
関連記述が相当部分生き残った。
興味深いのは日本で最も進歩的に歴史を記述する「実教出版」の<日本史A>をめぐる日本政府と
出版社の攻防だ。安倍政権は2012年末に執権後「歴史教科書の自虐史観」修正意思を明らかに
し2014年1月、教科書検定基準を改正した。
これに伴い、教科書を執筆する時は「政府の閣議決定や最高裁判所の判決などに基づいた記述
をすること」が義務化される。発表二カ月後、下村博文、文部科学相は河野談話(1993年)と村山談
話(1995年)は「政府の統一された見解に該当しない」という見解を明らかにする。戦争と植民支配
を反省したこれら談話を教科書から抜くという「宣戦布告」だった。
しかし、村山談話などは直接間接的に全て閣議決定された事実が確認された。下村大臣の‘無理’
は日本の出版社に河野談話に基いて慰安婦問題を教科書に使える空間を開いてくれたわけだ。
実教出版はこれに伴い、六カ所に慰安婦関連記述を入れた。同社は1993年8月、河野談話の発
表を伝える<朝日新聞>記事とともに「慰安婦に対する強制を日本政府が認めて謝罪した河野談話」
という説明をつけた。政府は「学生たちに誤解を与えかねない」として「慰安婦に関する河野談話」
に修正命令を出して、出版社ではこれを受け入れ、その下に「甘言などによって本人の意志に反し
て集まった事例が多数ある」として河野談話の一部一節を引用した。
実教出版は「慰安婦に捧げる献花」という題名がついた富山妙子の絵、2000年慰安婦問題に対す
る日王の責任を追及した‘女性国際戦犯法廷’を主導した前<朝日新聞>記者、松井やより(1934~
2002)の活動も詳しく紹介する。‘東京書籍’は「日本でも例えば従軍慰安婦や南京大虐殺など自
国に不利なものを教科書に入れてはいけないという意見がある。(中略)非常に残念だ」と記述した。
しかし、大部分の出版社では慰安婦記述が相当部分後退した。‘清水書院’等の出版社は現行本
で「日本軍に連行されて」という表現を自己検閲を通じて「募集された女性」に変えてしまった。必
修課目の<世界史A>で今回、検定を申請した出版5社全て「女性たちが慰安婦として戦地に送ら
れた」という程度のぴったり一行の記述に終わった。
その場は日本政府の責任を避けようとする見せ掛けの形で満たされた。実教出版が「戦後補償を
考える」という学習深化コーナーで慰安婦問題などを再び扱うと、すぐに日本政府は「(この問題を)
各国と条約で解決した。個人補償には応じない」という立場を付け加えるよう修正命令を下した。
ソ・ジュンソク、アジア歴史連帯常任共同代表は「慰安婦問題を解決するための日本政府の努力を
一方的に強調する記述方式」と言った。
東京/キル・ユンヒョン特派員、チョン・ジョンユン記者
ソース:ハンギョレ新聞(韓国語) 「連行された」→「募集された」…大部分出版社、慰安婦強制性消した
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関連スレ:【教科書】韓国政府が声明 日本の教科書検定を非難・是正要求★2[03/18]
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