16/03/14 09:15:32.15 CAP_USER.net
韓国と日本の共同研究チームは12日、重さが太陽の60億倍とされる超巨大なブラックホールから「ジェット」と呼ばれるガスが光とほぼ同じ速さで激しく噴出している事実を観測で突き止めた。産経新聞が13日に報じた。
一連の観測により研究チームは、今後ブラックホールの神秘の一つとされるジェット発生の仕組みが解明されることに期待を示している。
このブラックホールは地球から5440億光年離れたM87銀河の中心に位置している。
ジェットは重力が非常に強いブラックホールに落ち込まなかったガスが噴出して発生するもので、観測の結果、噴出直後のジェットが広がる速度は光の80%以上に達しているという。
これまでジェットは最初はゆっくりと噴出し、それから少しずつ光速に近い速度にまで加速すると考えられていた。
日本の国立天文台の秦和弘氏は「これまで見解を覆す発見だ。ジェットが形成されるメカニズムを今後も詳しく解明していきたい」とコメントした。
韓日共同研究チームは韓国にある3台の電波望遠鏡と、日本にある4台の電波望遠鏡の計7台の電波望遠鏡を使い、このブラックホールを共同で観測している。
NEWSIS/朝鮮日報日本語版
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