16/03/06 22:05:09.58 CAP_USER.net
「注目されたい」 太ももをさらして踊る場面を披露
「服を脱げ」「不細工な子は出ていけ」 性的な要求や個人攻撃をする大人たち
14歳未満の放送を禁止するも、親の住民登録番号で認証受ける
（イメージ画像）
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「お兄ちゃんたちの望み通りにやります」
先月10日、インターネットの動画共有サイト「アフリカTV」のある番組。小学生の進行役がテーブルの上にリンゴを置き、
顎でつぶそうとし始めた。リンゴが砕け、破片が飛び散ると、チャットルームには「こいつ、いつか大物になるだろうね」といった
視聴者のコメントが寄せられた。するとこの小学生は乗り気になり、音楽に合わせてさらに激しく、顎でリンゴをつぶし始めた。
そして「お兄ちゃんたちの望むことなら何でもやる」と、意気揚々な姿勢を見せた。
アフリカTVは2月1日のアクセス数が350万人を超えるほど人気がある。このサイトで「チョディン（小学生を指す隠語）」という
ワードを入力し検索すると、小学生の関与する番組が数百件表示される。小学生が進行役を務める番組がそれだけ多いということだ。
放送内容もグルメや化粧品の宣伝、ダンスなど多種多様だ。動画共有サイトによるインターネット放送は、パソコンのカムコーダー
（撮影部と録画部を一体化したビデオカメラ）などで動画を撮影し、サイトにアップするだけで可能だ。子どもでも簡単に、大人のように
番組を作れるというわけだ。小学生の間でインターネット放送が人気を集めているのは、「自分でもテレビに出られる」という期待を
抱かせるからだ。小学生の進行役は、視聴者の関心を引くため、大人顔負けの刺激的、扇情的な場面を演出するケースも少なくない。
ある小学生はインターネット放送の番組で、不正な食品を食べる場面を放送した。また別の男子児童は「『いいね』をもっと付けてくれたら、
扇情的なダンスをもっと披露する」といい、手を腰に当てて骨盤を上下に揺さぶった。ある女子児童は「小学生が進行役になるインターネット
放送でいつもテーマになるのが『容貌の評価』だ。放送でかわいく見せたくて、化粧も念入りにやる」と話した。
小学生が進行役を務める放送を視聴する大人たちが、リアルタイムのチャットを通じ、小学生の進行者に悪口を浴びせたり、
個人攻撃のような暴言を浴びせたりするケースも多い。2月11日、小学生の男子児童1人と女子児童2人が放送を始めるや否や、
チャットルームには「3人で愛情表現をしろ」という視聴者からの要求が相次いだ。「男女2人でキスしろ」「（視聴者に）愛嬌（あいきょう）を
振りまけ」といったものだ。「左側の子は不細工だね」「不細工な子は出ていけ」などと、容貌をけなす個人攻撃も続いた。
一部の視聴者は、女子児童に対し「ブラジャーを取ってみろ」「性的関係を持ちたい」「自慰行為はしたのか」などと、みだらなコメントもした。
アフリカTVは昨年末から、満14歳未満の児童の場合、インターネット放送を不許可とした。同年9月にアフリカTVで、ある小学生の
女子児童が腹や太ももをさらして踊る様子を披露し、それに対し視聴者からセクハラ的なコメントが相次いだことで、扇情性をめぐる論議が
巻き起こり、このような措置を講じたのだ。
だが、小学生たちは、親の住民登録番号や携帯電話番号でひそかに認証を得て、インターネット放送を続けている。アフリカTVで
インターネット放送を行っている女子児童（11）は「周囲には親の携帯電話番号でこっそり認証を得て放送をやっている友人が多い。
ときどき、視聴者が悪口を浴びせたり、性的な行為をするよう要求したりするが、特に気にしていない」と話した。
ソウル大学児童家族学科のイ・スンヒョン教授は「判断能力が劣る子どもたちが、インターネットで無差別的に大人たちと交わるのは危険だ。
インターネット放送の事業者が子どもの保護対策を講じるべきだ」と指摘した。放送通信委員会などの監督機関が、青少年が進行役を務める
インターネット放送に対しモニタリングを強化すべきだというわけだ。
郭来乾（クァク・レゴン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版 2016/03/06 05:07
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