16/02/28 18:37:10.46 CAP_USER.net
北朝鮮による韓国・朴槿恵大統領に対する人身攻撃がエスカレートしている。21日付の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は6面丸1ページを使って朴大統領への批判記事を掲載し、罵詈(ばり)雑言を極めて人身攻撃を繰り広げた。
朴大統領が16日の国会演説で、北朝鮮の金正恩体制の崩壊に言及したことに強く反発したとみられる。
北朝鮮の対韓工作機関傘下の祖国平和統一委員会のウェブサイト「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」も21日、「特等級の嘲笑の種であり続ける朴槿恵の『国会演説』」と題する論評を掲載した。
労働新聞は1~6面構成で発行されている日刊紙で、6面全面を使い1本の記事のみが掲載されるのは珍しい。
21日付の6面には「一刻を争って歴史のごみ箱にぶち込むべき特等級の災難の種-心から激怒するこの国の民心の爆発」と題した記事を掲載し、文中では朴大統領を「朴槿恵」と呼び捨てにしながら誹謗(ひぼう)中傷を展開している。
同紙は、北朝鮮による4回目の核実験に対する朴大統領の反応を取り上げ、
「(祝賀ムードに包まれている北朝鮮と違い)有毒、朴槿恵だけは正反対だ」「わが民族の恥辱であり悲劇である朴槿恵の見苦しい醜態」「水爆の爆発音に慌てふためいた犬の鳴き声」と表現した。
朴大統領自身のことも、同紙は「核の錯乱症にかかった、ぼけた老女」「スカートをまとった逆賊」「醜悪な破倫の悪女」「尾っぽのない老いぼれの気の狂った雌犬」と口を極めてののしった。
また朴大統領の対米・対日外交についても「親米・親日に狂い立った朴槿恵は一つの国、一つの国土としてつながっているこの国の民族の悠久な単一性を永遠に断ち切ろうとする想像もできない盲動も働いている」
「朴槿恵は同族の核に対しては大騒ぎする半面、米国のヤンキーらの核戦争殺人装備には下着まで脱いで狂喜する狂人だ」と非難した。
ちなみに北朝鮮は記事中で、米国のことを「朝鮮人民の不倶戴天の敵」と呼び、日本人を「100年の宿敵である島の野蛮人」「再侵略に狂奔する軍国主義毒蛇」と形容している。
一方、サイトでは朴大統領の国会演説に焦点をあててこれを問題視し、「朴槿恵は、歴代のどの執権者も吐くことができなかった誰それの『体制崩壊』をはばかることなく口にした」と反発。
最後に「明白なのは、朴槿恵の対決狂乱騒動があたかも狂犬の発狂のような治癒が不可能な最後の段階に達したということだ」という言葉で締めくくられている。
こうした北朝鮮の報道に対し、韓国統一省は「われわれの国家元首に対し低劣な人身攻撃をし、下品な言葉で非難したことに強い遺憾を表する」と抗議し、誹謗中傷を中断するよう求めた。
北朝鮮の人身攻撃には、朴大統領も黙ってはいなかった。22日の会議で、「金正恩が韓国に対するテロの能力を結集せよと指示した」などと金第1書記を呼び捨てにして批判した。
朴大統領はこれまで「金正恩政権」などと述べており、金第1書記を公の場で呼び捨てにするのは極めて異例だ。(ソウル支局)
URLリンク(www.sankei.com)
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