16/02/22 23:11:00.90 CAP_USER.net
中国の習近平国家主席は19日、人民日報、中国中央テレビ(CCTV)、新華社という共産党の3大メディアを急きょ訪問した。
習主席による異例の訪問に対し、メディア関係者は「絶対忠誠」を誓い、習主席は「分野を問わず、全てのメディアは党の指針に従わなければならない」と強調した。
香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストなどは、今回の訪問について、ソーシャルメディアなどに押されぎみの官営メディアに警告を発したものだと分析。「習皇帝」とも呼ばれる習主席が自身と党に対するいかなる批判も容認しない姿勢を示したと伝えた。
新華社などによると、習主席は人民日報を訪問した際、国民向けの元宵節(旧暦1月15日)の祝賀メッセージを録音した。
メッセージはモバイルメッセンジャーの「微信(ウィーチャット)」、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」、ニュースアプリなどを通じて配信された。習主席は引き続きCCTVを訪れ、看板ニュース番組「新聞聯播」のキャスター席に座った。
中国時間で毎日午後7時から始まる新聞聯播は、中国で最も視聴者が多いニュース番組だが、国家指導者である習主席のニュースが常にトップで報じられることで知られる。
習主席を迎えた各メディアの関係者は争うように忠誠を誓った。特に習主席が新聞聯播のキャスター席に座った際、スクリーンには「我々は党の後衛、絶対忠誠。いつでもあなたの視察を受ける準備ができている」という字幕が映し出された。
習主席はメディア幹部や記者らに対し、「娯楽・社会・国際ニュースも国内ニュースと同様に『正しい方向』で編集されなければならない」「官営メディアは党の意向を絶対的に表現し、党の権威を守り、その指針に従わなければならない」と訓示した。
習主席は昨年11月、中国人民解放軍の機関紙、解放軍報を訪問した際にも「絶対忠誠」の宣誓を受け、その後解放軍に対する大規模な組織改革案を発表した。
人民日報海外網が運営するソーシャルメディア「侠客島」は習主席の訪問について、「共産党が官営メディアの報道と世論に開きがあることに驚きを表明したものだ」と分析。
その上で、「正規軍(官営メディア)はゲリラ(SNSなど多彩な世論)に勝てないというのでは、従来メディアの危機だ」「2つの世論の対立が続けば、党と国家の基盤が揺らぎかねない」と評した。
侠客島は中国経済が下降線をたどり、中国崩壊論などが広がる状況を一例として挙げた。
習主席は官営メディアに対する手綱を引き締めることで、世論戦には負けない姿勢を強調した格好だ。新華社は「片手に拳銃、片手にペン」という表現を使い、「宣伝扇動は党の長い伝統だ」と訴えた。
しかし、英紙ガーディアンは「習主席の言論統制が強化され、メディアを離れる記者が増えている」と報じた。
米ニューヨーク・タイムズも20日、習主席の人間味あふれるイメージの裏に隠された言論統制の一面について報じた。習主席は今月2日、春節(旧正月)を控え、江西省井岡山市の貧困層が暮らす村を訪れた。
習主席は村民ともちつきにも興じ、粗末な食事を一緒に食べたりもした。しかし、同紙によれば、同集落に住む客家人はその場に全く立ち会えなかったという。
土地問題でその他住民と長年対立してきた客家人が習主席の前で不満を述べることを心配し、役人が客家人住民と習主席の接触を阻んだからだ。
裁判所で不当な判決を受け、不満を訴える当てもない母子は「みだりに個人的な話をするな」とクギを刺されたという。
北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員
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