16/02/05 22:15:33.99 CAP_USER.net
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エルドリッヂ氏の著書
ハ~イ! みなさん。以前、このコラムで紹介した、元米海兵隊政務外交部次長のロバート・D・エルドリッヂ氏が先日、『オキナワ論』(新潮新書)を出版した。
彼は、東日本大震災時の米軍による救援・支援活動「トモダチ作戦」を立案した1人であり、俺の親友でもある。
同書は、神戸大学大学院を修了し、海兵隊の政治顧問を務めた彼の経験に基づき、誤解だらけの基地問題に迫り、沖縄問題の虚実を解き明かしている。彼だからこそ分かる、日米双方の問題を鋭く指摘している。
発売から1週間で、約1万7000冊が売れたという。
ところが、エルドリッヂ氏によると、この本は彼が現在も暮らす、沖縄の書店では、ほとんど販売されていないという。日本の友人は「書店などに対し、左翼活動家らの圧力がかかっているようだ」と話していた。
最も関係がある沖縄の人々の目に届かないよう、卑劣な工作活動が行われたのなら残念だ。
そういえば、俺の日本での活動をサポートしてくれる友人で、漫画家のはすみとしこ氏が昨年発売した風刺イラスト集『そうだ難民しよう! はすみとしこの世界』(青林堂)にも、出版前から書店に圧力がかかった。
この妨害工作に、国会議員まで参加していたことにはあきれた。
はすみ氏は今月半ばに、都内の書店でサイン会&トークショーを開く予定だったが、一部の左翼活動家らが反対運動を展開して、一部の人間は「放火」までほのめかしたようだ。このため、書店側は「お客さまに迷惑がかかる」としてイベントを中止したという。
エルドリッヂ氏と、はすみ氏への妨害工作は、日本の憲法でも保障されている「表現の自由」への侵害というしかない。「放火」をほのめかしたのは、完全な犯罪行為だ。一体、日本はどうなっちまったんだ?
書籍の内容に異議があれば、違った意見を書いた書籍を出版したり、ネット上で持論を公開すればいい。「言論には言論で」「出版には出版で」というのが、フェアなやり方だぜ。
民主主義の日本で、このような言論弾圧が許されるのか。左翼活動家は通常、「憲法を守れ」「人権を守れ」と主張しているが、自分たちが都合が悪いと、平気で憲法や人権を破る。まさにファシストだ。
彼らは、日本を中国のような「言論の自由」のない国にしたいのだろうか。
まあ、それだけ2人の著書が、左翼活動家には都合の悪い、核心に迫った内容といえる。エルドリッヂ氏も、はすみ氏も立派な愛国者なので、ぜひ、まだ読んでいない方は手に取ってほしい。
親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。
では、また会おう!
■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。
大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。自著・共著に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』『素晴らしい国・日本に告ぐ』(ともに青林堂)など。
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