16/02/02 21:32:56.74 CAP_USER.net
【衝撃事件の核心】
愛する伴侶(はんりょ)と人生をともに歩む「証し」を犠牲にして得たのは、わずか28万円-。離婚して中国籍の男女と再婚したとする
虚偽の婚姻届を役所に提出したとして、30代の日本人夫婦が1月中旬、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで大阪府警に
逮捕された。幼い子供を抱えて金銭的に逼迫(ひっぱく)し、中国籍の女ブローカーに誘われて目先の生活費欲しさに手を染めたとみられる。
訪日外国人の急増に伴い、中長期的に滞在する外国人も増える中、長期の在留資格を得たい外国人がブローカーに金銭を支払う
「偽装結婚」は、憂慮される犯罪の一つだ。大がかりな国際犯罪の「インフラ」となる可能性もはらんでおり、警察当局は警戒を強めている。
・「普通の家族」…〝離婚〟後も同居
「小さいお子さんを連れて仲良く出かけていく姿を何度も見かけた。別々に再婚していたなんて…」
大阪市平野区の住宅街の一角にある築26年の小さなアパート。この一室で暮らしていた31歳の夫と35歳の妻がいずれも偽装結婚
していたことを知った近くに住む70代の主婦は、驚きを隠せなかった。
府警によると、2人は約5年前に離婚届を提出。その後、夫は平成23年7月に中国籍の女(36)と、妻は26年8月に同籍の男(27)と
それぞれ「再婚」し、婚姻届を区役所に提出していた。
だが2人は、1月14日に逮捕されるまで変わらず同じアパートに同居。それどころか、離婚後に生まれた1歳の子供や保育園児の子供2人も
合わせた「家族5人」で暮らしていた。近所からは、どこにでもいる仲むつまじい「普通の家族」と認識されていたのだ。
実際には、2人の再婚は「日本人の配偶者」の在留資格が欲しい中国人との偽装結婚で、離婚も書類上のものに過ぎなかった。
持ちかけたのは、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で逮捕された中国籍の張鳳栄(ジャン・ファンロン)容疑者(46)。
通名を名乗って介護福祉士として福祉施設で勤務していたが、府警は夫婦に偽装結婚を持ちかけたブローカーだったとみている。
2人と偽装結婚していた中国籍の男女も同容疑で逮捕されている。
・月収10万円「生活が苦しかった」
なぜ日本人夫婦は偽装結婚に手を染めたのか。
関係者によると、夫は警備員のアルバイトをしていたものの、月収は10万円程度。妻も過去に福祉施設職員として働いていたが
現在は無職で、家計は厳しかったとみられる。
知人を通じて夫婦と知り合ったという張容疑者は、「お金になる話がある」と言葉巧みに誘い、離婚させた上で中国籍の男女を
結婚相手として紹介。2組のカップルは区役所に婚姻届を提出しただけで、一度も一緒に暮らしたことはなかった。
府警によると、張容疑者は中国籍の女から仲介料として約162万円を受け取っていたが、夫婦に対しては夫に一括で約20万円、
妻には分割で計約8万8千円を支払っただけだったという。
府警の調べに対し、夫婦は容疑を認め、「生活が苦しかった」と供述。一方、張容疑者は「何のことか分からない」と容疑を否認している。
(>>2以降に続く)
産経WEST 2016.2.2 11:00
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