16/01/07 12:37:55.12 CAP_USER.net
ソース 神奈川新聞 記事抜粋
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
■「日本社会の反応心配」在日3世
北朝鮮の核実験を知り横浜市南区の在日朝鮮人3世の男性(26)は「実験のショックより
日本社会の反応が心配だ」と声を落とす。
朝鮮半島情勢が悪化するたび、在日への風当たりが強まるという経験を繰り返してきたからだ。
「朝鮮学校の子どもたちが嫌がらせを受けないだろうか」
中学1年生だった2002年、北朝鮮の拉致事件が明らかになり、以来、朝鮮学校への嫌がらせや
バッシング報道という異常事態が「日常になった」。近年では街中で「朝鮮人をたたき出せ」と叫ぶヘイトスピーチが横行する。
北朝鮮への敵視を目の前の在日に重ね合わせる「筋違い」に途方に暮れる。「朝鮮半島で問題が起きるたび、
私たちが直面している差別や歴史の問題の解決が遠のく」。
だから和平の訪れを願う気持ちは日本人よりむしろ強いのに、そうは理解されないのが悲しい。
「北朝鮮だろうが、米国だろうが、中国だろうが核を持つことには反対。『北朝鮮は悪い国だ』となじったところで解決しない。
歴史を俯瞰(ふかん)した視点を持ってもらえれば、在日へのまなざしも変わるのに」。
朝鮮戦争は休戦状態にすぎず、核大国・米国への対抗として北朝鮮は核保有の道を選んだ。
かつて朝鮮半島を植民地支配し、分断の歴史とも無関係ではない日本は新たな安保法制を手にし、
その不均衡を利用しているようにさえ映る。
「戦後70年が終わり、3世、4世と世代を重ねても在日は差別され、朝鮮半島も分断されたままだ。
一体いつになれば本当の意味で解放されるというのだろう」