16/01/04 21:06:56.64 CAP_USER.net
2016年1月2日、インドネシアで中国に対する不安感が広がっている。2019年開業予定で、昨年9月にインドネシア政府が
中国に発注を決めたジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道の着工が遅れているからだ。
当初は、日本の新幹線方式の導入が有力だったが、中国は破格の条件で受注競争に勝利した。しかし、中国からの提案を
採用した国が、具体的な計画を話し合う過程で、中国側からの当初提案の条件内容が大きく変更され、計画自体が暗礁に
乗り上げてしまったケースや、またフィリピン・マニラ近郊の鉄道計画では、工事を途中で中止し、地元業者への支払いをしないまま
中国が逃げてしまったこともあるからだ。フィリピンの工事は日本のODAで工事を再開する予定だ。
2015年8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。
日本は、ボーリング調査を行なうなどして地質調査や需要の予測などを数年かけてまとめて、途中駅の入ったルート図を含む
提案書をインドネシア政府に提出していたが、中国が提出した提案書にも同じデータが入っていた。またルート上の地点で
中国がボーリング調査を行なったことは無く、日本の提案情報が何らしかのルートで中国に流れていたのではないかと見られている。
提案の詳細は不明だが「インドネシア政府の債務保証を伴わない約6,000億円程度の融資の提案があった」と伝えられており、
中国が全ての初期投資を負担するインドネシア政府にとっては画期的なプランだという。高速鉄道の安全性や技術力については、
日本が高く評価されていたが、中国の新提案は経済的な部分で圧倒的に魅力的なものであり、新興国にとっては、中国案を
採用するしかないほどの有利な条件が記載されていたという。
【編集:kyo】
グローバルニュースアジア 2016年1月2日 8時58分
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