15/12/05 08:57:38.66 CAP_USER.net
【北京・相本康一】自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長は4日、中国共産党序列4位の兪正声(ゆせいせい)
・人民政治協商会議主席と北京の人民大会堂で会談した。兪氏は南シナ海の人工島建設に関し「指導者の慎んだ言動が大切で
ある。中国は日本の航行を妨害したことはない」と述べ、「航行の自由」の重要性を唱える安倍晋三首相の姿勢に注文を付けた。
兪氏は「中国自らの島の上で建設しており正常な行動だ。日本側に過度な反応にならないようにお願いしたい」と強調。
谷垣氏は「日本のシーレーンの問題もあるので、よく注意して見ていかなければならない問題だ」と語った。
兪氏は、日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に関しても「中国の反応はやむを得ないと考えてほしい。
中国国民の感情と主権の問題だ」と指摘。その上で「中日関係が今年に入り大きく好転したのは間違いない」と述べ、
経済や人的交流の拡大を通じ、両国が国民感情の改善を図っていくことで3氏は一致した。
一方、3日から始まった日中与党交流協議会は4日、経済や社会保障をテーマに議論して閉幕。
「互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない」ことなどを確認する「日中与党の提言」を発表した。
谷垣、井上両氏は同日、李源潮国家副主席や、国営通信新華社など中国メディア幹部とも会談した。
=2015/12/05付 西日本新聞朝刊=
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