【毎日新聞/金子秀敏】こんな所に尖閣 古い地図帳は知っている「古代から中国領だった」との錯覚[12/3]at NEWS4PLUS
【毎日新聞/金子秀敏】こんな所に尖閣 古い地図帳は知っている「古代から中国領だった」との錯覚[12/3] - 暇つぶし2ch1:ロンメル銭湯兵 ★@\(^o^)/
15/12/03 20:53:35.39 CAP_USER.net
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 スプラトリー(中国名・南沙)諸島が「古代から中国領だった」と錯覚している話の続き。
 「南沙」が中国の地図帳に登場するのは、戦後の1948年に上海・申報館(しんぽうかん)が発行した「中国分省新図」の
「戦後訂正第五版」からであると前回書いた。
 中国大陸に近い「西沙(英名・パラセル)」「東沙(英名・プラタス)」については記録があるから、似た名前の「南沙」にも
記録があると思いこんだのだろう。だが、南沙は大陸から遠く離れている。ほとんどが半ば暗礁で飲料水は出ず、人は住めなかった。
だから記録もない。
 中国は、漂流漁民以外行ったことがないような場所に関心がなく戦前、南沙を管轄したことはなかった。戦後、中華民国が
それまで日本が領有、占領していた南シナ海の島々を接収した。西沙、東沙の接収は主権回復と言えるだろうが、南沙は
旧中国領ではない。だが中国人は、昔からの領土を取り戻すのだと錯覚して接収した。中国でも台湾でも錯覚に気づく人はなく、
「祖先から受け継いだ土地は断じて譲らない」(習近平国家主席)と米国と対立している。
 さて、「戦後訂正版」の中国地図帳。旧版と比べると南沙と旧満州、台湾のページが増えている。抗日戦争に勝利した結果、
取り戻した領土だと地図帳序文はうたっている。「戦後改訂」で、南沙は目玉のひとつだ。
 もうひとつの目玉「台湾省」のページをめくってみた。尖閣諸島(中国名・釣魚島(ちょうぎょとう)、台湾名・釣魚台)はどうなっているか。
探したが、ない。「台湾省」に描かれているのは、台湾北部・基隆(キールン)の北東沖にある彭佳嶼(ほうかしょ)までだ。その先にある
尖閣は入れていない。
 不思議ではない。「蒋介石日記」を読めばわかるが、蒋介石総統(当時)が釣魚台という地名を使うのは70年代からだ。
68年に尖閣周辺に石油があるという国連機関の報告書が出るまで総統は「台湾省」の地図にない島、尖閣の存在を知らなかった。
 念のために申報館の地図帳の旧版(34年発行)を開いてみた。日本領だった台湾のページがないのは当然だが、「第19図」
(浙江(せっこう)省周辺)の下の方に東シナ海と台湾北端の地形が顔を出している。おーっ、そばに尖閣諸島がある。「釣魚台」でも
「釣魚島」でもなく「尖閣諸島」の漢字表記。そうだったのか。戦前は中国人も尖閣を釣魚島と呼んでなかった。中国人が中国の
領土と思いこむのは戦後、それも70年代以後なのだ。古い地図帳は知っている。
(客員編集委員)
毎日新聞 2015年12月03日
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