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徴兵:「入隊浪人」年間5万人、競争率7.7倍の狭き門
「お願いだから今、入隊させて」
名門私立大に通うキムさん(22)は「入隊浪人」で3学期連続休学している。昨年から陸軍行政兵(事務担当兵)・
最前線警備兵・空軍など合計15回も入隊を志願したが、すべてかなわなかった。キムさんは「早く兵役を終えて
就職活動に専念しようと思っていたのに、計画にずれが出た。いつ入隊できるのかはっきりしない状況で時間
ばかりが過ぎていく」と言った。
入隊を希望しているのにできない「入隊浪人」が年間5万人に達している。このため入隊を望む若者とその
親たちの不満が噴出しているが、これを受けて政府と与党は「入隊者増員」の方針を打ち出した。与党・
セヌリ党と国防部(省に相当)は27日の党政協議で「2016年と17年の入隊者をそれぞれ1万人ずつ、合計
2万人増やし、産業機能要員も4000人から6000人にまで引き上げることにした」と発表した。
今年になって兵務庁には「お願いだから今、入隊させてほしい」という若者や親たちの要望が月に
3万件も来ている。「息子を入隊させてくれないなら兵務庁を爆破する」という脅迫まがいのものから、
「高校の出欠記録で不利益が出ないように入隊基準を変えてくれ」とい泣き付いてくるものまで
さまざまだ。ソウル・鷺梁津の予備校通りには、通訳兵として入隊を希望する人のための語学講座が、
大学キャンパスには先輩たちから入隊ノウハウを伝授してもらう「入隊勉強会」が登場した。
兵務庁によると、現在入隊を希望していながら入隊できない若者は5万2000人いるという。このまま
行けば3年後には入隊浪人が10万人を超え、7年後の22年には21万人に達する計算になる。
宣政敏(ソン・ジョンミン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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