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LAの韓人男性2人が絶滅の危機に瀕した魚類の浮き袋を保養食として売るためメキシコか
ら密かに持ち込んで摘発された。
連邦検察は先月、メキシコで車のトランクの中に‘トトアバ(Totoaba)’の浮き袋(写真)
を隠してサンディエゴ国境を通じて米国に入国したキム・ビョンチョル(51)を起訴したと
8日明らかにした。キムと共謀したことが分かったトニー・アンは去年5月国境で逮捕され
て起訴された。
キムが密輸しようとしたトトアバは連邦政府絶滅危機種として輸出入が禁止された魚類だ。
ニベ科の中で最大の魚で平均6.5フィート、220ポンドまで育つ。
トトアバの浮き袋は中国などアジアで保養スープの材料として高価で取引されている。連
邦検察によればメキシコで個当り1500～4000ドルで取引される浮き袋は米国では5000ドル、
中国では最高10倍にまで跳ね上がる。
検察は彼らが密輸したトトアバの浮き袋が300余個に達すると明らかにした。市価では最
高600万ドルに達する。
中国などアジアで強壮食として脚光を浴びるトトアバは乱獲によって最近個体数が急減し
ている。またトトアバと同じ所に生息する絶滅危機イルカであるバキータも一緒に捕獲さ
れて地球上で100匹も残っていない状態だ。
絶滅危機種密輸及び共謀の嫌疑で逮捕されたキムは17日、保釈金6万ドルを支払って一旦
釈放された。
2015/10/09
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