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ニュースイッチ 10月2日(金)8時10分配信
TVでも試験逃れの不正行為か?英紙報道もサムスンは全面否定
濡れ衣の可能性が高いと思われるが、VWの不正を受けさまざな製品で「魔女狩り」が
「適合性試験時だけ省エネモード」の指摘。「家庭でも使える標準機能」と反論
フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れを思わせるような不正行為が、実はテレビでも行われているーー。
そんな内容を思い起こさせるニュースを英ガーディアン紙が報道し、騒ぎになっている。同紙によれば、サムスンの
何機種かのテレビが欧州連合(EU)による公式のエネルギー効率試験の時だけ、家庭などで実際に使用する
場合より消費電力が低いという調査結果が出ているという。この報道について、サムスンは強く否定している。
ガーディアンによれば、EUが資金提供するコンプレインTV(ComplainTV)という独立系の研究グループによる
未発表の調査結果。この調査で、「国際電気標準会議(IEC)の基準に準拠した公式の適合性試験での状態に
比べ、通常の使用では一貫して消費電力が高い」という事実が明らかになったとしている。
焦点となったのはサムスンのテレビに組み込まれた「モーションライティング」という機能。アクション映画や
スポーツなど、おもに映像が速く動いている場合にテレビ画面の明るさを落とし、消費電力を下げる機能で、
サムスンのテレビには2011年から搭載されている。もちろんユーザー側でこの機能の設定を変えたり切ったり
することもできるという。
サムスン側はプレスリリースで「最初からデフォールト設定されている標準機能であり、標準モードで視聴
する場合は、試験時でも家庭での視聴でも、モーションライティングが常に働く」と反論。適合性試験逃れのための
秘密の機能でなく、環境負荷低減に役立っていることを強調し、火消しに躍起となっている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)