15/09/10 21:07:11.00 .net
韓国の株式市場で、電機メーカー最大手のサムスン電子や半導体大手のSKハイニックスなど財閥企業の株価が低迷している。
業績不安や韓国財閥の特殊性が外国人投資家に敬遠されているようだ。
サムスンの株価は3月の高値から8月下旬までに約31%下落。時価総額は最大で約70兆ウォン(約6兆9000億円)失われ、
割安さを示す指標の株価純資産倍率(PBR)が「解散価値」とされる1倍を下回る場面もあった。
スマートフォン「ギャラクシー」のシェアを米アップルや中国勢に奪われ、営業利益は7四半期連続で減少、外国人投資家の
「セル・コリア」(韓国売り)を象徴する銘柄となった。9月に入って買い戻しも入っているが、米アップルがiPhoneの新製品を発表するなど、
競争環境は厳しさを増している。
大手財閥SKグループ系で半導体事業を手がけるSKハイニックス株も、外国人の株式保有比率が2%以上減少した。
両社は財閥特有の“お家の事情”も抱える。サムスンは、創業家3代目の李在鎔(イ・ジェヨン)氏への世襲に絡み、グループ企業を
再編したが、合併比率が不当だとして米ファンドと法廷や株主総会で争った。
SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は、会社の資金を横領したとして服役していたが、8月に朴槿恵(パク・クネ)大統領による
特赦で出所、会長職に返り咲いた。
このほか、鉄鋼大手のポスコも外国人投資家の売りを浴びた。
米経済メディアのブルームバーグは、「長期的には韓国はだんだん競争力が落ちていくとみている。大手財閥で構造改革が行われるまで
韓国株の回復はないと思う」「日本のほうが今後もはるかに興味深い状態であり続けるだろう」とした欧州系ファンドマネジャーの見解を紹介した。
zakzak 2015.09.09
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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