15/07/30 08:04:39.91 .net
ほっしゃん。から改名したお笑い芸人の星田英利が炎上している。発端は7月22日、ツイッターでこうつぶやいたことだった。
「のほほんと生きてる俺みたいなバカの戯言としては、国のリーダーならば何のごまかしもなく、
『遥かに危険度は増す。死ぬかもしれん。でも、国のために、国民のために、
皆さんの貴重な命をかけてくれ!』って頭を下げるのが現場の方々に対する最低限の礼儀やと思う」
安保法制で国民の危険が高くなるのかをのらりくらりとかわす安倍政権へのもっともな批判だが、
これに対しネトウヨがこう噛み付いたのだ。
「危険度は増さない。安全策の為の法案だ。在日吉本が嘘で若い人々を先導するな!!」
そう。連中の常套手段である"在日認定"というヤツだ。ところが、星田はこれに怒り、
ネトウヨとの応酬となっていく。
星「在日吉本って?真面目に言うとる? マネージャー経由で弁護士に連絡したよ。よろしく」
ネ「それは言論封殺の脅迫のつもりか? 事実でしょう」
星「違うよ。訴えるわ。」
ネ「立派な脅しだよ。何を訴えるのか?」
さらにやりとりは続くのだが、これに対し、ネット上では「在日」に反応したとして
星田を「差別主義者」と批判する声が巻き起こり、炎上する騒ぎになったのだ。
しかし、今回の事態の本質はそんなことではないはずだ。確かに星田の反応は感情的で稚拙だったし、
ただのネットユーザーに「弁護士に連絡」「訴えるわ」などという言葉を口にするのもどうかと思う。
ただ、星田が差別的な意味で「在日」に怒ったのではないことは、やりとりを見れば明らかだ。
実際、星田はその怒りの理由についてこうつぶやいている。
「あのね、日本人やけど、"在日"って言う言葉に何も不快も無いよ。その言葉を差別的に使うのが許されへんだけ」
ネトウヨはこうした極右、差別主義者のやり口をさらに広げ、護憲や人権、反原発を口にする者、
自民党に対して批判的な姿勢を持つものへの攻撃手段として、片っ端から「在日認定」を行い始めた。
つまり、連中は自分たちとちがう考えを排除するためにこの「在日」という言葉を使い、
出自や国籍の問題に帰しているのだ。これは、「在日」に日本の政治を語る資格はないといっていることでもあり、
二重に差別的であるといっていいだろう。
そういう意味では、今回の星田の問題も、真っ先に糾弾されるべきは安倍政権を批判したというだけで「在日」という言葉を用い、
星田と「在日」を差別したネトウヨのほうである。
しかし、だからこそ、「在日認定」を受けた人たちは沈黙せずに勇気をもって闘ってほしい。
在日でない人は在日でないとはっきり否定し、在日の人はそれを堂々と認めて、逆に「在日認定」の差別性を批判する。
ちなみに本サイトにも「売国奴のリテラはスタッフもライターも全員在日だ」というような「在日認定」メールが
かなりの頻度で届くので、いい機会だから答えておこう。
この社会がそうであるように、もちろんリテラにも在日のスタッフも、在日でないスタッフもいますよ。
でも、だから、どーしたの?
(エンジョウトオル)
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