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チベット仏教高僧獄中死:中国政府への抗議が拡大
【上海・林哲平】政治犯として中国で収監されていたチベット仏教の高僧テンジン・
デレク・リンポチェが死亡し、「病死」と説明する中国政府に真相究明を求める在外
チベット人らの抗議活動が続いている。米国国務省は「中国当局が彼の死について調査し、
明らかにすることを期待する」との報道官声明を発表した。
この問題は中国の習近平国家主席の9月訪米を前に、米中間の新たな懸案に浮上する
可能性がある。
高僧は2002年にチベット独立を求める活動家が中国四川省成都で起こしたとされる
爆弾爆破事件に関わったとして執行猶予付きの死刑判決を受けた(その後、終身刑に減刑)。
チベット人や支援者らは冤罪(えんざい)だとして解放を訴えていた。
中国国営新華社通信によると、7月12日昼ごろ、高僧が息をしていないのを看守が見つけ、
病院に運ばれたが死亡した。死因は心不全という。65歳だった。
だが遺族は米紙ニューヨーク・タイムズの取材に「病死」との説明は信じられないとした上で、
当局は遺体返還を求める遺族の意向を無視し、遺体を火葬にしてしまったと不満を訴えた。
オーストラリアのテレビ局ABC(電子版)によると、シドニーでは22日、真相究明を
求めてデモをしていたチベット人学生ら約50人の一部が中国領事館に乱入。国旗を引きずり
下ろすなどし、8人が現地警察に逮捕された。また、インドのニューデリーなどでも
抗議デモが行われた。
毎日新聞 2015年07月25日 11時37分(最終更新 07月25日 11時53分)
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